車のボンネットの上でキスと抱擁をくり返していた恋人たちだったが、先に我に返ったのは土方だった。
このままでは冷えてしまうと、総司の躯を抱きあげ、別荘に戻ったのだ。
「火をおこすから、おまえは服を着替えろ」
そう云われ、総司はこくりと頷いた。
着替えてから降りていってみると、土方は暖炉に火をおこしてくれていた。ぱちぱちと爆ぜる音とともに、あたたかな空気がとても心地よい。
「あったかい……」
そう呟いた総司に、土方がふり返って微笑んだ。
「ちゃんと着替えてきたか」
「はい。それと、これ……土方さんの服」
「ありがとう」
土方は総司からそれを受け取ると、その場でセーターを脱ぎ始めた。それに、総司は慌ててキッチンへ駆け込んだ。
やはり昔一緒に過ごしていたからか、土方はこういう処に無頓着だ。だが、総司にとって、最近逢ったばかりの恋しい男だった。恥ずかしくないはずがないのだ。
夕飯の支度をしていると、土方がすぐそれを手伝ってくれた。二人して笑いあい、キスをかわしあいながら、食事の支度をつづける。
そのためか、出来上がったグラタンは何だかとても甘く思えた。テーブルをはさんで向かいあい、ふうふう息を吹きかけながら食べる。
「うん、うまいな」
そう云ってくれた土方の笑顔に、総司は心がふわっとあたたかくなるのを感じた。好きで好きで、たまらない。だい好きな人と一緒にいるという事は、こんなにも幸せなことなのだ。
ふたりはもう、想いを告げあった恋人同士なのだから───
(……でも)
夕食もすませ、そろそろ寝ようかという処で、総司はふと気がついた。
「……どうしよう」
先に風呂をすませた総司は、パジャマ姿のまま考えこんでしまった。
今、土方はバスルームだ。先程から湯の音が聞こえていてた。それを聞くうちに、自然と顔が火照ってくる。
昨日はいつのまにやらリビングで眠ってしまい、目が覚めれば、二階の客室らしい部屋のベッドで一人寝かされていた。むろん、傍に土方の姿はなかった。
だが、今夜は違う。
彼は自分の恋人なのだ。しかも、彼の話では、何度も躯の関係をもった仲だったらしい。
なら、二人きりの夜。当然そうなりそうな気もするのだが……
「どうしよう……どうすればいいの?」
総司は暖炉の前で膝をかかえこんだ。
いくら経験済だと云われても、不安が先にたってしまうのだ。しかも、男同士だった。
あの人を、少しでも喜ばせることが出来るのだろうか。
そんな不安ばかりが、ぐるぐると総司の頭の中をめぐった。
「総司?」
不意に、後ろから声をかけられ、総司はびくっと肩を震わせた。驚いてふり返ると、土方が濡れた黒髪をタオルで拭きながら、こちらを見ている処だった。
「何をぼーっとしてるんだ。そんな処で坐り込んでたら、また昨日みたいに眠っちまうぞ」
「え、あ……はい」
慌てて立ち上がった総司に苦笑しつつ、土方はさっさと踵を返し、キッチンへ入った。
総司が思わず目で追っていると、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、グラスに注いだ。一気に飲み干した後、口許を手の甲でぐいっと拭うさまに男らしさを感じて、胸がどきどきした。
「何だ?」
気がつけば、切れの長い目がこちらを見ていた。それに、ぎこちなく慌てて視線をそらす。
「な、何でもありません」
ふるふると首をふった総司をしばらく眺めていた土方は、やがて、微かに苦笑した。グラスを洗って戻してから、総司の方へと歩みよってくる。
ゆるく輪を描くように腕をまわされ、男の胸もとに抱き寄せられた。
見上げれば、どこか悪戯っぽい瞳が見つめている。
「……緊張しているのか?」
「あ」
優しい声で訊ねられ、総司は目を見開いていた。そのまま、こくんと頷いてしまう。
それに、土方がくすっと笑った。
「俺も……緊張しているよ」
「うそ」
「嘘なものか。久しぶりに、恋人のおまえと夜を過ごすんだ……緊張して当然だろう?」
「!」
夜を過ごすという言葉に、総司は思わず、ぎゅっと目を瞑ってしまった。躯が緊張のため強ばるのが自分でもわかる。
細かく震えている華奢な躯を、土方はあたたかな両腕の中におさめてくれた。包みこむように抱きすくめ、そっとあやすように背を大きな掌で撫でてくる。
「怖かったら……寄りそって眠るだけでいい」
「土方…さん」
「おまえが嫌がる事はしたくないんだ。俺は、おまえが望まないことは絶対にしない……でも」
土方はいったん言葉を途切れさせると、身をかがめ、総司と目線をあわせた。
「その一方で……俺自身は、おまえが欲しい。欲しくてたまらないんだ」
「土方さん、ぼくは……」
云いかけた総司の唇に、土方は柔らかなキスをあたえた。
それから、そっと手をひいて歩きだすと、リビングを横ぎり、階段をのぼってゆく。昨日、総司がやすんだ部屋の前を通り過ぎ、奥にある大きな部屋の扉を開けた。主寝室なのだろう。中に見えるのは、綺麗に整えられた部屋と大きなダブルベッドだ。
「……」
怯えたように身を竦ませた総司の手を柔らかく握ったまま、土方は云った。
「もし、おまえが俺に抱かれてもいいのなら……このまま部屋に入って欲しい。でも、嫌なら、今すぐ昨日眠った部屋へ戻ってくれ」
「土方さん……」
総司は潤んだような瞳で、彼を見上げた。
「土方さんは……どちらでもいいの?」
「俺の気持ちはさっき告げただろう?」
切なげな表情で、土方は眉を顰めた。
「本当は今すぐでも抱いてしまいたい。再び俺の傍にいてくれるおまえを、実感したい。……だが、無理強いだけはしたくないんだ」
濡れたような黒い瞳が、総司を見つめた。
「俺はおまえを愛してる。そして、何よりも大切に思っているから……」
「……だったら」
総司は一瞬、ぎゅっと土方の手を握りしめた。それから、彼の胸もとにゆっくりと身を凭せかける。
広く逞しい男の胸もとに顔をうずめながら、小さな声で告げた。
「ぼくの気持ちは……もう決まっています」
「総司……」
そっと抱きしめた男の腕の中、細い躯が微かに震えた……。
闇の中に、ぽうっと淡い明かりが灯されていた。
その明かりの中、白いシーツが波のように広がり、揺れた。
「……ここに」
土方は身をかがめ、少年の背にそっと口づけた。肩胛骨の辺りに唇を押しあてれば、微かな甘い喘ぎがあがる。
「ぁ……っ」
「ここに羽根がないのが……不思議なぐらいだな」
「は…ね……?」
「あぁ、天使の羽根だ」
そう囁きながら、総司の細い躯をそっと仰向かせる。薄闇の中、大きな瞳が彼を見上げた。
「……ぼくが天使ってこと?」
「そういう事になるか」
「でも……どうして?」
「こんな俺に、手をさしのべてくれたから」
微かな自嘲をこめて笑った土方に、総司はその彼の言葉どおり両手をさしのべた。そっと頬にふれる、細い指さき。
「あなただからだもの……」
総司は潤んだ瞳で彼だけを見つめ、花のように微笑んだ。
薄闇の中でもわかる、清らかで愛らしい笑顔。
「土方さん……あなただから、好きになったの。一緒にいたいと思ったの……」
「総司……」
「好き、だい好き……愛してる」
彼の苦しみや不安をかき消したいと願う気持ちのまま、懸命に愛の言葉をくり返す総司に、土方はたまらなくなった。
愛しくて愛しくて、気がおかしくなってしまいそうだ。
世界中で、こんなにも愛しいと思う存在に出逢えた事を、心から感謝したいと思った。
それが神になのか、何なのか、わからなかったけれど。
感謝したかった。
総司を愛したことを、愛されたことを。
「俺も……愛してるよ」
土方は総司の顔を見つめ、囁いた。想いの丈をつくした、真摯な声で。
そっと髪の中に指をさし入れ、柔らかくかき乱す。そのまま首筋に唇を寄せ、白い肌へ指さきをすべらせた。
久しぶりの、愛しい恋人のぬくもりだった。
腕の中に抱きしめる、華奢な躯。なめらかな素肌の感触。
少しずつ躯を開かせてゆくたびにあがる、甘く掠れた声───
「ぁ…ぁ、はっ、ぁ…っ」
総司はまだ怯えながらだったが、懸命に彼を感じようとしていた。躯のあちこちから、甘い快感が引き出され、意識するよりも早く一気にかけ昇ってゆく。
甘いふわふわとした快感と、鋭い突き上げるような悦楽。
それが交互に訪れ、総司は甘く啜り泣いた。手の甲を唇に押しあて、喘ぐ。
「声を聞かせてくれ」
そっと手を離され、口づけられた。指さき一本一本に丁寧に唇を押しあてられ、自分を見つめる彼の優しい瞳に、幸福感で目眩を覚えそうになる。
好きで好きでたまらない人。
どんな事があっても、何があっても、離れたくないと──そう願った愛しい男。
下肢を開かされ、丁寧にほぐされた蕾に彼の熱を感じた瞬間、総司は小さく息を呑んだ。だが、見上げれば、土方は静かな瞳で見つめ、そっと何度もキスをおとしてくれた。
ゆっくりと腰を沈められる。
「……あ、あ、あ」
総司の唇から、悲鳴がもれた。
蕾が押し広げられ、男の熱い猛りが突き入れられてきたのだ。
「ひ、ッィ…ッ」
信じられない痛みと圧迫感に、総司の躯はきつく竦み上がった。空気を求めて喘ぎ、仰け反る。
「……力を抜いて」
低い声で囁かれたが、どうしたら躯の力が抜けるのかさえわからなかった。
シーツを握りしめた指さきが白くなり、ぎゅっと固く瞼を閉ざす。その瞼にキスが落とされた。
「大丈夫だから、大丈夫……俺にまかせるんだ」
「っ、ぁ…や、ぁあ…ぅっ」
ふるりと首をふった総司の躯を、土方はそっと包みこむように抱きすくめた。
「ゆっくり息をして……ほら、吸って、吐いて」
「ん…っ、ぅ…はっ、はぁ……っ」
「そうだ……総司、いい子だな」
あやすように髪を撫でられ、柔らかなキスをくり返された。
次第に深まってくる交わりに、総司は子どものように泣きじゃくったが、それでも声を出せば躯の強ばりもゆるんだ。気がつけば、二人の躯は深く繋がり、総司も彼の背に手をまわして縋りついていた。
そのまま、ゆったりとした動きで揺さぶられる。
総司は声をあげて泣き、男の広い背にきつくしがみついた。痛みはむろんあるのだが、それよりも疼くような熱が背筋をぞくりと這い上がる。
「……ぁ、はぁあ…ぁ、やあッ、あ…」
「少しは楽になったか? 総司……ほら、感じて」
「ぅ、ん…っ、ぁ、土方…さん…ぁ、ッあぅ──」
桜色の唇から唾液がつたいおち、それを土方が舌で舐めとってくれた。躯は深く繋がってこれ以上ないほど淫らなのに、どうしてだか、舐め取られた行為の方がセクシャルに感じられた。
「や、ぁあ…っ、ぁ…ああ…ッ」
甘ったるい奇妙な熱が躯中を支配し、何かにしがみついてないと我慢できなくなる。足の指さきまで甘い疼きが支配し、宙を何度も蹴った。
「ぁ…はっ、はあッ…あ、や、土方…さんっ……」
「総司……っ」
次第に早くなってゆく抽挿に、総司は甘く濡れた声で泣いた。蕾の奥に男の太い楔が乱暴に打ち込まれるたび、目の前がまっ白にスパークする。
それが幾度もくり返され、総司はあっという間に絶頂へ駆け上った。
「ぁ、ああ、あ、いくっ、いっちゃー……ッ!」
「……っ」
耳もとで男が低く呻いた瞬間、腰奥に熱いものが叩きつけられた。それと同時に、総司のものも白い蜜をまき散らす。
「ぃ、ひ…ぃぁ…っ」
甘く啜りなきながら、総司は細い腰を浮かせた。白い頤をあげ、快楽の余韻に溺れている。
その動きが、昼間、湖で見た綺麗な白い魚のようで、不意に、土方は泣きたいほど切なくなった。
あの時実感した、彼の手の中にある小さな命への愛おしさ。
それは今も変わらない。
華奢な躯を両腕に抱きしめ、祈るように目を閉じた。
気も狂いそうなほど愛おしい、この存在。
「……総司、愛してる」
掠れた声で囁いた土方の腕の中、もう一度だけ、総司が小さく震えた。
明け方、酷く喉が渇いて目が覚めた。
しばらく迷っていたが、そっと腕を抜いて身をおこした。杞憂と違い、総司は起きなかった。躯を丸め、子どものようなあどけない寝顔でぐっすり眠っている。
土方はベッドから降りると、静かに部屋を出た。
先程、総司の躯は綺麗に拭って始末をしたが、自分はシャワーもあびていない。それが不意に気にさわり、水を飲んでからバスルームに向った。
コックをひねると、熱い湯が注がれる下に立った。水滴が褐色の肌に激しく跳ね、飛沫をあげてゆく。
「……」
土方は髪と躯を手早く洗ってからも、まだしばらくシャワーを浴びつづけていた。いっそ水にしたら少しは気が晴れるかと思ったが、それも馬鹿馬鹿しくて苦笑する。
シャワーをとめると、濡れた髪を片手で煩わしげにかきあげた。バスルームから歩み出ると、バスタオルで躯を拭う。
少しも躯があたたまっていないので、指さきが氷のようだった。だが、それでも衣服を身につけた。
シャツの襟元を整えた土方は、ふと顔をあげた。ぼんやりと視線を動かせば、すぐ傍にある鏡が彼の姿を映し出す。
「……」
ゆっくりと歩み寄った土方は、鏡を見つめた。指さきで曇りを拭えば、そこに一人の男の顔がうかびあがる。
(……罪人の顔だ)
たまらず、嗤いが喉奥にこみあげた。
罪人とは。
いったい、何の罪なのか。
恋人を愛した事に対しての罪か。
それとも、恋人を狂気へ追いやる可能性を知りながら、それでもこの腕に抱いてしまった愚かさ故の罪か。
「……俺は何をやっているんだ」
後悔をしている訳ではなかった。覚悟があったからこそ、総司を抱いたのだ。
愛しいと思ったからこそ。
だが、それでも、今こうして一人鏡を見つめているのは、罪悪感ゆえだ。
どんなに総司が愛してくれても、これだけは消し去る事のできない罪。
許されるはずがなかった。
必死に堪えて。だが、昨日、総司から与えられた愛に、抗うことができなかった。
目の前にさし出されたそれは、ずっと彼が渇望しつづけたものだった。思わず手をのばし、抱きしめてしまった自分を、今更責める事すら出来ない。きっと時が戻ったとしても、同じことをしただろうと思うから。
だが……それでも許されなかった。
このまま恋人として愛しあいつづければ、いずれ遠くないうちに総司は記憶を取り戻すだろう。
俺のことも、あの悪夢のようなイブの事も、すべて思い出すに違いない。
そうなれば、総司の心は壊れてしまう。抜け殻の人形になってしまうかもしれないのだ。
それだけは絶対にだめだった。そうさせてはいけない。
だが、俺が総司の傍にいる限り、その可能性はより高まってゆくのだ。
俺の存在は、総司の不幸にしか繋がらない。
「……総司」
愛しい名を口にのぼらせ、土方は瞼を閉じた。
いつも幸せでいて欲しかった。
あの花のような笑顔を、何よりも守りたいと願った。
だが、そのためには、俺の存在は邪魔なのだ。傍にいてはいけないのだ。
そう己自身が誰よりもわかっているくせに、なのに、手放すことが出来ない。
自ら、あの愛しい手を離すことができないのだ。失えないのだ。
なら……残る手段は。
「……消してしまえばいい」
そう低く呟き、土方は目を見開いた。
鏡の中の男はどこか青ざめていた。頬が強ばり、唇も固く引き結ばれている。
だが、その黒い瞳は昏い決意を湛えていた。鏡の中からまっすぐ見返してくる。
土方はしばらくの間、無言で鏡を見つめていた。やがて、ゆっくりと息を吐き出すと、目を伏せた。
己に云い聞かせるように、くり返した。
「この世から、俺を……消してしまえばいい」
ふっと目が覚めた。
どこか冷たい感触が、総司を眠りから引き戻したのだ。
「……?」
総司は片手で周囲を探ってみたが、そこにあるはずのぬくもりはなかった。それで目が覚めたのだとわかった。
のろのろと身を起し、部屋の中を見回してみる。
まだ明け方だ。カーテンの隙間からは薄暗い朝の光景が見えた。太陽の天辺が山の端に少し覗いたぐらいだろう。
「土方さん、どこ……?」
小さな声で呼んだが、むろん、答えは返らない。
こんな朝早くからどこへ行ったのだろうと思った。もう起きて朝の支度でもしているのか。それにしては、あまりにも家の中が静かすぎた。
その時、階下でドアが閉まる気配がして、総司は驚いた。あれは玄関の音だ。静かにそっと閉めているが、それでもドアにつけられたベルが僅かな音をたてた。
「土方さん?」
慌ててベッドから飛び降りようとしたが、腰奥に鈍い痛みがある。それに顔を顰めながら、総司は何とかベッドから降りると、窓際へ歩み寄った。
覗いてみたが、車はそこにある。だが、森の中へ入ってゆく土方の後ろ姿がちらりと見えた。
「……っ」
それに、妙な胸騒ぎを覚えた。
総司は寝室を出ると、自分の使っている部屋で着替えをすませ、階段を下りた。動くほどに躯の痛みは増したが、それどころではなかった。
急がなければ駄目だと、頭の中で警鐘が激しく鳴っていた。
心臓がどきんどきんと激しく鼓動をうち、息さえ苦しくなる。
たまらなく嫌な予感に、躯中が震えはじめた。
「土方さん、お願い」
無意識のうちにそう口にし、総司は彼を追って別荘を出た。
昨夜降りつもった雪に足がとられ、歩きにくい。ましてや走るなんて到底無理だ。
だが、急がなければ駄目だった。でないと、何もかもが終わってしまう。そんな気がした。
彼を失う──そんな根拠のない恐怖が、総司の胸をきりきりと締め上げた。
森を抜けた総司の前に、昨日と同じ光景が広がった。まっ白な雪におおわれた野原。その向こうにある、灰色の湖。
だが、それらは何もかも違って見えた。
何故なら、そこには。
「!」
総司は鋭く息を呑んだ。
信じられない光景に、大きく目を見開く。
そして。
「────……ッッ!」
喉も張り裂けんばかりの絶叫が、夜明けの空気を貫いた。
[あとがき]
次でようやく最終回です。
総司が見たのはどんな光景だったか、皆様のご想像どおりだと思います。でも、もちろん、ハッピーエンド確定済ですので、ご安心を♪
ラストまでおつきあい下さいませね♪
