“ひまわり”作品
      

    「おくりもの」   詩:三尾信彦                                「顔」     (M)
      
君が悩んでいるときは 空に向かって歌おうよ                 日頃何気なく見ている顔 その日によって変わる顔 
きっと晴れるよその気持ち 僕と一緒に歌おう                 楽しいとき 悲しいとき 嫌なことがあれば  
                                            すぐに顔に出てしまう私 きっとそんな時の顔は
*もぎたての歌を届けよう                            人にも嫌な印象を 与えているのだろう
 とれたての 降りそそぐ陽ざしを 君に贈ろう                * 毎日変わる 私の表情 どんな時でも
 みんなで みんなで 待っている                          スマイル・ スマイル・ スマイル
 いつまでも君の勇気を 待っている                         笑顔って 大事だなぁって 思う

君が悲しくて泣いている 堪えきれずに泣いてる               日頃何気なく見ている顔 その日によって変わる顔
何も出来ない悔しい時は みんなの力を借りればいいよ          「ごめんなさい」「ありがとう」が素直に出せない私
                                            これからまだ長い人生 きっと変われるだろう
*くりかえし                                     ほんの小さなきっかけと 少しの勇気があれば
                                            * くりかえし
いつかわかってもらえるさ 君の気持ちが伝わって
みんなが君と手をつなぎ みんなと君が繋がる日が来る

*くりかえし
 みんなで みんなで 待っている
 いつまでも君の勇気を待っている
                                                                                                        



  
 「心 〜私の願い〜」 (Y)                                  「大切なこと」 (T)

喧嘩をしたり 悲しいことがあれば 心は疼く                 人間って不思議だね 顔も声も違うし
海の底へと 落ちていくような                          十人いれば十人とも 誰ひとり 同じところはない 
もがけば もがく程 沈んでゆく                         みんな自分のいるべきところを探してる
                                            みんな生まれながらにして 良いところをたくさん持っている
楽しいことや 嬉しいことがあれば 心は弾む
空の上まで 飛んで行くような                            *大切にしたい その瞬間 心躍る瞬間
ふわふわ ふわふわと 弾んでゆく                          見過ごすことなく 受け止められる自分でありたい

 * 何故だろう?どうしてだろう?同じ人間なのに             こんなにたくさん 地球に人はいるけれど
   私はいつも弾んでいたい 前を向いていたい              出会う人は ほんの一部 大切にしたいその瞬間
   周りの人にも弾んでいてもらいたい                   世の中の忙しさに 世の中の厳しさに
   真っ直ぐ正直に 生きて行きたい                     押し流されていく そんな自分がいる

 *くりかえし                                      * くりかえし

     それが 私の 願いです                         人間って不思議だね 人間ってすばらしいな
 


   「今もあの頃のまま」  (K)                                   「ありがとう」 (J)
       
毎日が楽しく 毎日が新鮮な                          生まれたところも 暮らしている場所も違うわたしたち
あの頃にもう一度 もどれたなら                        出会ったばかりのはずなのに あなたを知ってるような
もっと 前向きに                                  いつか何処かで出会っていたような そんな気がしています
もっと 一生懸命                               
恋をして 泣いて 笑ったのに                           *今日は来てくださって ありがとう
                                               素敵な笑顔を ありがとう
 *キラキラした肌                                    今日の出会いは 明日につながり 希望へと続くでしょう
  キラキラ輝く瞳                                  
  キラキラした気持にもうもどれないの                   笑顔いっぱいのおしゃべりと みんなで唄った歌は
                                           優しい想いとあたたかさの中で ゆっくり熟していって
そんなことはない 気持はいつまでも                     こころの中に 小さな 小さな 実を結んでくれるでしょう
あの頃のまま そう いくつになっても

まだまだ遅くない まだまだこれからよ                      * くりかえし
あの頃の気持は持ち続けてる                          
そうよ 前向きに                                     今日は来てくださって ありがとう 
そうよ 一生懸命                                     素敵な時間を ありがとう
好きなことして 明るく 飛び立とう                           今日の出会いは 明日につながり 希望へと続くでしょう

 *くりかえし

そんなことはない 気持はいつまでも                               きっと 又 会いましょう
あのころのまま そう いくつになっても

 *くりかえし

たとえ年をとって おばあちゃんになっても
輝いて生きてく 私らしく

  



      
ゆ か た (K)

夏が来るたび思っていた 京の五山の送り火には 浴衣を着ようと思ってた
  若い頃から思っていた


《語り》
 でも なかなか着られなかった
      子どもが小さかった時は よだれがつくからと
      浴衣を汚すのがもったいなかった
      手がかからなくなって やっと着られるかなと思った矢先 転勤になった
      遠くからの帰省には 浴衣が荷物になると置いてきた
      今年こそ着よう そうしようと思いながら 
      なかなか着られなかった
      長い間 タンスの中で眠っていた

             *くりかえし
      
 《語り》 結婚の時に 持ってきたままで眠っていた 紺地に菊の花をあしらった 母の手縫いの浴衣だった
      その浴衣を 今年やっと着た
      この浴衣には 赤の帯が似合うだろうと 蝶々結びにして着てみた
      色とりどりの 浴衣姿の若い女性達に混じって 楽しげに歩いてみた
      カランコロン と鳴る下駄の音が 京都の夜にはぴったりだった
  
             *くりかえし

 《語り》 午後八時 大文字に火がつく
      「ワァー」とあがった人々の歓声
      赤々と燃える炎に 何とも言えぬ壮大さと 荘厳さを感じた
      じっと見つめていると 静かな気持になってくる
      いつの間にか手を合わせていた

             *くりかえし

 《語り》昔の人も こんな気持で送り火を送ったのだろうか
     ふと 思った
     先祖を思う 人の心が
     日本人の心がここにあるって・・・

    一息ついて
    又ゆっくり歩いた
    夏の風を感じながら歩いた
    そうして ・・・   
    時々ウィンドーに映る自分の姿を見つめてはつぶやいていた
      ”今年は 浴衣を着たのだぞ”

          


  野染めのうた (S)    

1. のはらに みんな あつまって
  森に響く 笑い声
  お陽さま 吸って
  風に 揺すられ
  ゆっくり ゆっくり 染められる

         *光と 風と みんなの想い
          まっ白な布に 描いていく
          自分の色を走らせる
          野染めの布に託された 命の重さを感じて

 2.  のはらで 染めた 野染め布
   ふわっと 不思議な 虹かかる
   あなたの色と 私の色が
   重なり合って 響いてる

          *くりかえし

3.  のはらで 染めて 切り分けて
   いっぱい ふくらむ 夢がある
   想いを込めて 切って 縫う
   野染めの行方を 追いかけて

           *くりかえし