続き・・・

キルト展会場から称名寺さんへ戻って。
旬のみなさん、さわこちゃんのお母様手作りのお昼ご飯をいただき、午後からはコンサート。
会を始めるまえに、岩田さんの提案で、せっかくお寺という空間で行うコンサートなのだから、まずは読経を・・・ということで、みんなでお経をあげてからのスタート。上田さんの歌とトーク、岩田さんの面白く、考えさせられ、頷いてしまうお話しをたくさん聴かせていただく。大好きな「♪ひとつぶの涙」を歌ってくださった。♪光の海、岩田さんの味のある手話も・・・♪陽だまり:::さわこちゃんが書いてくれた素敵な文字の歌詞カードを見ながら、一緒に口ずさむ。笠木さんの詩の力強さ、優しさをひしひと感じる。何時、何処で聞いても、情景が浮かぶ笠木さんの歌・・本当にすごい詩人なのだなぁ・・・と。しみじみと聴かせていただいた。

地元のフォークグループ「でぇげっさあ」の皆さんの歌は、生活に密着したもの。先生として、子どもたちを見つめる目線がとてもあたたかな曲があったり、今回初めてきかせていただいた、俳句好きのおじいさんを想って作られたうたは、笑いのなかに懐かしさがあって、とても素敵。メンバーの息子さん、S君の成長にも驚いた。曲に即、反応をしてギターを合わせる姿は、立派なミュージシャン。心から、音楽が好き、という想いが溢れ、音色に表れていた

人形劇の活動をされているI さんがおじいさんの人形を使って語られた、地域に伝わる民話。ほのぼのとして、心に響く語りだった。会場には、年配の方もたくさんいらっしゃっていたが、皆さん、頷きながらお話しに聴き入っていらした。ひまわりも「きつねの先生」に、時々読み聞かせをしていただくのだけれど、メンバーが「Iさんと、きつねの先生の共演もいいかもね」と提案。この企画・・・いいな。

さて・・・今回、たった一曲にかけた「旬」のお姉さま方。ばっちり決めて歌うはず・・・だったらしい(ともちゃん師匠談)・・・が、どういうわけか、伴奏者である上田さんとの息が合わない。
一回目・・・「うんうん、こんなこともあるやろな」と。
2回目・・・「そうかぁ。旬の皆さん、忙しそうにしてはったし、練習もなかったらしいから、無理ないかぁ」
3回目・・・「ん?これは、ウケを狙っているのかな?」
さすがに、3回目には自らひっくりかえっていらした、ともこお師匠様。
「今日はね、衣装も少年風に決めて、意気込んできたのに・・・」と、少々落胆気味だったけれど、私達は「さすが!ほのぼのといい感じ」と納得のステージだった。勉強になります♪

楽しいコンサートが終わって、名残惜しく、旬のみなさんともお別れ。
「この地域の人たちは、スゴイね。」とみんなの感想。コツコツ積み重ねてこられた地元のみなさんの力なのだと感じた私達。表現の仕方は違うかもしれないけれど、その土地にあった方法で、みんなで集う場を作っていくことは出来るかもしれない・・・と、今回もたくさんの学びを頂いた。たくさんの人との出会い。そこで感じたこと・・・来年も又、今度はひまわり全員でこんな旅をしたいなぁ。

さて・・・
帰りのサンダーバード。疲れ知らずのひまわりは、電車の中でも絶好調。
このおしゃべりが、元気の源かな。
京都へ帰って、せっちゃんからメールが。
「あのお寺さんの会場はいいね。仏様の前で岩田さんの気遣いの感じられる進行でゆったりしたコンサート、いいねぇ。
上手くいえないけれど、人形劇も気になるな〜!」

やっとみんなで出掛けることが出来た、私が大好きな街、小松。これから、もっともっと繋がりが広がるといいな。

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