「ひまわり」 旅行記
                                                          
2006.6/17〜6/18

第一日目
4時半に起床。快晴。気になる天気予報をチェック。この週、予報が雨になったり晴れになったり、日毎めまぐるしく変わっていたので、安心出来ず。京都は日中、雨の予報・・・で、北陸は?・・・曇りのち晴れ。やっぱり、普段の行いの良さなのか。

朝食の準備、家事を済ませて身支度を整え、きょうこちゃんのご主人に駅まで送っていただく。
車に乗った瞬間から、こばちゃんのトークが冴え渡る。まだ、早朝、6時過ぎ・・・

今回、旅のコーディネーターを任せられて、心がけたこと・・・「快適・感動」
あれこれ調べて、行きは少々時間は掛かるが、高速バス利用が良いと判断。金沢まで4時間半ほど。
宿泊は我が家へ毎月届く旅行社のパンフレットで、温泉好きのお姉さま方が満足のいくお宿を探した。
帰路はサンダーバードで。あれこれ結構楽しみながら、準備完了。

京都駅7時半発の高速バスに乗る。
京都までの電車の中でもひまわりトークは絶好調。出来れば、隣の車両へ・・・いえいえ、添乗員としては、職場放棄は出来ませぬ。京都伊勢丹前からバスは定刻に出発。朝が早い・・・ということで、他の乗客のみなさんはとても静か。ひまわりはとても賑やか。早速お菓子がたくさん回ってきて・・・こばちゃんの旅行カバンの中はお菓子でいっぱい。結構気を遣う(?)人なのです。

しばらく走って、多賀SAで休憩。15分ほどのわずかな時間。しかも、まだ旅は始まったばかり・・・なのに・・・
バスに戻ったみんなの手にはしっかりとお土産袋。その後も何度か休憩があるたびに、バスへ戻るお姉さま方の手には袋が・・

金沢へは正午に到着。とても立派になっていた金沢駅にみんなびっくり。大きな木のオブジェ前で記念撮影。
荷物を預けて、今日の最初の目的地、近江町市場へ。
日本海で上がったお魚や、加賀野菜にみんな興味津々。「新鮮で、値段も安くて・・・近くに住んでいたら、毎日買い物に来るのに」・・と、主婦の顔がちらちら。行列が出来ていた海鮮丼のお店で、美味しいお昼ご飯。あれだけ、バスの中で食べていたのに・・・別腹なのだろうか?

お腹がいっぱいになったところで、第2の目的地、武家屋敷散策。土塀が美しい町並みを、わいわい、がやがや、大騒ぎをしながら、ひまわり軍団がそぞろ歩き。写真をとったり、「幽霊飴」で有名な、俵屋の「じろ飴」をお土産に買ったり。
余談だが・・・買って帰った飴、お砂糖は使われていなくて、大麦と米が原料。あっさりとして美味しい、娘達は割り箸に水飴を取って、懐かしそうにくるくる回して食べていたが「素朴で美味しい」と、なかなか好評だった。私はレシピにのっていた、鳥の照り焼きに使ってみたが、あっさりとして、こちらも美味。

歩き疲れて・・・と言うほど、歩いてはいないが・・・武家屋敷を九谷焼ギャラリーとカフェにしてあるお店で休憩。
庭園が見える場所にカウンターがしつらえてあって、丁度、6席。ひまわりも6人。「どうぞ、ここへお座り下さい。と言っているようなものやんねぇ・・・」とかなんとか言いながら、嬉しそうにみんなで座る。早朝からバスに乗って、お姉さま方もさぞかしお疲れだろう・・・と、思いきや、とんでもなくて。益々絶好調。静かな九谷焼のギャラリーの一角を陣取ってしまって大にぎわい。きっと、「あの関西弁をしゃべるおばさんたちは何者?」と思われていたのだろうなぁ・・・
日も暮れて・・・金沢の街を思う存分荒らし、気が済んだひまわり軍団は、宿泊ホテルのある山代温泉へ。

「ゆのくに天祥」というホテルに宿泊。
900名は泊まれるという、山代温泉で一番大きなお宿・・・だったらしい。
お風呂が充実しているということで決めたのだけれど、中に3つも和室がある大きなお部屋に案内をしてもらって、みんなリラックス。夕飯を頂いて、ゆっくりと別の階にあるふたつのお風呂につかって、おしゃべりをして、ほっこりと。
旅の疲れもあってか、お姉さま方はおふとんに入って、即、就寝。私は・・・やはり眠れぬ夜だった。

二日目

翌朝、4時に目が覚める。就寝時間は3時間。
起床時間の6時まで、となりの部屋でごろごろとテレビをみて過ごす。
みんなで朝のお風呂へ。全部で3箇所の浴場があったので、最後の一箇所へ。
朝食を頂いて、身支度を整え、今回の旅のメインである、小松のコンサート会場へ。
小松の駅を降りて、称名寺さんへ向かう。迷わず到着。
さわこちゃんはじめ、旬のみなさんと嬉しい再会。小松のお仲間の方々も一緒に忙しそうに準備をされていた。
上田さん、岩田さんにご挨拶。「あんたら、すごい温泉に泊まったらしいやん」と、岩田さんから羨ましそうなお言葉を頂戴した。
お姉さま方は、岩田さんの版画、上田さんの陶器雛を、物色・・・いえいえ・・・鑑賞。
目と目があって、「私はこれ」と、即、決められたお姉さまも。

今回、雑・五人展ということで、称名寺さんで陶器・版画・表具・キルト作家、5人の方々のコラボレーションが実現。
違う表現のかたちなのに、それぞれの主張が壊れることなく、しっくりと馴染んでいる・・・なんとも不思議な感覚だった。
場所を変えて、キルト作家の方がお仲間達とキルト展を開かれていたので、車で送ってもらって会場へ。またまた余談・・・
さわこちゃんの車に乗ったメンバー・・・4月、安川さんのコンサートで、さわこちゃんの車にまつわる話を聞いていたので、その運転を興味津々、眺めていた様子。その感想は・・・内緒。

ひまわりお裁縫の達人、よっちゃん。彼女は野染めの布でひまわりの横断幕を作ってくれた人。
「ミシンの手」と呼ぶほどに、運針の達人。彼女はパッチワークの上級ライセンスを幾つも持っている人なので、わたし達以上に熱心に作品をみていた。フレンドリーシップキルト・・・という作品があって、同じモチーフ、でも、布や、キルトが違う物をそれぞれが作って、繋いでいくというもの。みんなでじっと眺めていて、「私達もよっちゃんの指導の下、作ってみようか」ということに。素敵な作品が生まれるかもしれない。

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