沖縄突入!
沖縄初日。やぱり王子のお熱は高いままだ。それでも行っちゃう、だってオキナワだも〜ん。おにぎりを作って、車で伊丹空港へ。朝だというのにすんごい人でトイレが一杯混んでいた。チェックインの時に妊娠何ヶ月かを問われたが、あれは何だったんだろう?早めに着いたつもりなのにあっという間に搭乗時間。機上の人となる。王子はしんどいのか、表情が殆どない。帰ってきてから写真を見たら、殆どがむっつりしたものばかりだった。ごめんね・・・。
さて、飛行機の中で模型のおもちゃをもらってちょっとは機嫌を良くした王子はすやすや良い子。汗をたっぷりとかいたので、多少熱が下がったようだった。約2時間の飛行を終えて、オキナワへ到着。期待通り、オキナワはアツイ。レンタカーの引率に置いていかれそうになりながら、事務所へ。またいつもの1200ccクラスのだろうと思っていたら、3ナンバーのセダンだった。王様は前が大きく出っ張った車をあまり好まないので「運転できるかなぁ・・・」と不安を隠せない様子だ(でもわたしは免許を持っていないので、王様の肩に全てかかってるんだぜっ)。初めてカーナヴィゲーションを使う。これに頼るつもりで今回は道路地図を持ってきていないのだ。でもだいったいの場所は判るつもりだけどねっ!と言いつつ早速迷いながらなんとか国際通りへ。
「パーラーなみさと」というところで遅めの昼食を摂る。王様は「足てびち定食」わたしは「なかみ汁定食」をオーダー。テーブルに置かれた観葉植物が王子は気になるらしく、触らせてと王様の膝の上でしきりに手を伸ばしている。ちなみに足てびちとは豚足をカツオだしでじっくりと煮込んだもので、コラーゲンが豊富。食べにくいけど、王様は黙々と食べていた。なかみ汁は、こんにゃくなどを豚の内臓と煮た料理。ぷりぷりとしていて、くさみなんかは殆どないので食べやすい。ごはん、さしみ、煮付けがセットになっていて、大体600円くらいだ。満腹になって外に出る。王子はごはんを少し食べて、ほんのちょっと元気になったようだ。流石オキナワ。”いつもの”朱礼堂というミリタリーショップでお土産のドッグタグを作ってもらう。1枚に大体5分程度かかるそうなので、お金を払ってとりあえず首里城に行く。
のんびりしすぎていたので、もう3時を過ぎている。帽子を被っていないと日差しが暑くてクラクラする。本当にいい天気だ。石畳の道は緩やかに城まで伸びている。幾つもある門の前で王様と王子の2ショットを撮りながら、ようやく首里城の前に辿り着く。首里の街自体が高台にあるので、眺めは最高だ。遠くに海が見える。風が吹いて、じっとりとした汗を乾かしてくれた。沖縄はいつも風が吹いていて、本土のはない湿度の高さをさわやかにカバーしてるように思う。途中お土産やさんの近くでアイスクリームを王様が買ってくれた。王様は沖縄では絶対1度は飲むゴーヤジュースを飲んでいる。飲ませてもらったが、苦くて苦くて、一口でもうノーサンキューだ。王子もヘンな顔をしていてそれ以上は欲しがらなかった。もうだいぶ熱は下がったようで、バニラのアイスを嬉しそうに食べていた。すぐ溶けてしまうので、王様がたまにコーンの周りをべろり。仲良し親子。
車が通るには細い坂道を下って、再び国際通りへ。ドッグタグを受け取って、”いつもの”山羊料理屋さかえへ。
山羊刺しを2人前と、山羊の炒めものを頼む。サービスと言ってお店のおかあさんが煮物とジュース、生野菜のサラダを出してくれた。王子には細長いパンをくれた(が殆ど食べなかった・・・)。すっかりご満悦。毎回沖縄には山羊を食べにきているようなものなので、第一の目的は達成というところだろうか。おかあさんにおなかをよしよししてもらって、プチトマトとウコン茶を貰って(いつもこうやって何かをくださるおかあさん)、いざ恩納村へ。カーナビの照準は恩納村役場だ(リザンシーパークホテルが目的地になかったので)。もう遅いので58号線は混んでいない。途中ローソンに寄っても、1時間程のドライヴだった。いつも前を素通りして「ゴージャスだなぁ・・・」と思っていた憧れのリザンシーパークホテルが、今回のお宿。わたしの妹の映子ちゃん(那知ママ)と弟が修学旅行でお世話になったホテルでもある。沖縄で一番客室が多いので、大型の団体旅行は大体ここに泊まるらしい。フロントで宿帳に記入して、部屋まで案内してもらう。想像以上に広いので迷わないか少し不安だ。5階の17号室。10時をすぎているので外は見えないが、きっと透明な海が広がっているに違いない。心配していたベッドも壁際にあったし(ベビーベッドをお願いしていなかったので、王子がおっこちるのを懸念していた)、冷蔵庫も買ってきたものを自分で好きに入れられるタイプのものだ。さすが一流ホテル。仕方ないのはユニットバスだが、とりあえず湯を張って浸かる。は〜〜〜〜〜、疲れた。でも旅に出るとそれが不思議と心地良い。興奮していてなかなか寝付けないのも、旅の醍醐味だろうか。だが、その浅い睡眠を醍醐味などと言っていられるのは今だけだった・・・。