地球の蠢き方(タイ編)
初めてタイへ行く人も はたまたタイ・リピータも 私からお送りする極私的、独善的なタイの蠢き方のご提案!全て実体験に基づいております。 |
そんな荷物で何処へ行く? よく大きなトランクをゴロゴロと転がしている旅行者を見かけるが何が入っているのか不思議だ。是非一度中身を拝見してみたい。タイでもよほどの田舎へ行かない限り日用品に不自由することはありません。バンコクやチェンマイならばコンビニはいくらでもあります。販売されている品物も日本とさほど変わりません。しかも現地で購入した方が安いです。重い荷物をわざわざ持っていく必要は全くありませんよ。あなたはそこまでして日常生活を旅の中に持ち込みたいですか? この服装はやめよう Tシャツ、短パン、サンダルの3点セットの色白な東洋人は200m先からでも日本人とわかる。別に日本人とわかることが悪いとは言いませんが(いや、悪いことも起こり得るので別項に書きます)あまりにもワンパターンの服装ではありませんか?頭の上に日の丸の旗でも立てれば完璧です。ちなみにタイの若者はとってもオシャレですよ。 悪い人の見わけ方 “微笑みの国”とも云われるタイですが、それなりに悪い人もいます。観光スポットや有名寺院では“悪い人”が虎視眈々とカモを物色しているのです。特に日本人は良いお得意さまのようですね。私が過去に出会ったパターンから分析すると…
上記パターンに2つ以上該当すれば警戒が必要。特に一人旅は孤独感との戦いでもありますから親しげにされるとついつい気を許しがちです。気をつけましょう。しかし現地の人の本当の親切心を無にしてしまうのはお互いに悲しいことなので過度の警戒感は考え物。あとはあなたの心の持ちようです。(たまの失敗も勉強のうち?)
“本の縁が水色”をしたガイドブックは確かに便利です。私も持ってます。でもちょっとアドバイスをしておきましょう。バンコクの王宮周辺にうろつく詐欺師やボッタクリ土産物屋や宝石店に連れて行く“自称親切な無料ガイド”は“本の縁が水色”のガイドブックを手にしているかを目印としてお得意さまを物色しているようなのです。日本人でも少々日焼けすれば現地の華僑と見分けがつきにくいワケで、これは悪い人にとっても非常に便利なガイドブックなのですね。(そのような輩は無視すれば良いと言う人もいるが、しつこく付き纏われるのは至極鬱陶しいものだ)ではどうすればよいか。いっそのこと本の縁を黒く塗るとか、必要な部分だけ切り離して用いる。ブックカバーをすればよりベター。この本には是非ミシン目を入れていただきたいと提案する。私は地図が載っている頁だけをナイフで切り離して用いるようにしています。もしくは人目に付かないところでこっそりと見る。さすがにこの手の話は某ガイドブックには書かれていません。(あたりまえか…) バンコクでバスに乗る バンコクを自由に安く動き回るにはバスが一番便利です。しかしカオスとも思えるバンコクのバスルートを理解するのは旅行者にとって不可能に近いといえるでしょう。まずはバスルートマップを入手しましよう。空港や駅もしくはデパートの書店で売られています。私が利用している物は BANGKOK GUIDE LTD.,PART. 発行の「TOURIST MAP BANGKOK CITY」です。これとて見やすい代物ではありませんが無いよりかはマシ。目を皿のようにして目的地へ行くバスの番号を見つけましょう。バンコクの市内バスには何種類かあります
2005年7月料金改定
一番利用しやすいのが赤バスです。目的の番号のバスが来ればとにかく乗り込むこと。注意点は必ずしもバス停の標識の場所で止まらないこと。人が集まっているところ(雑貨屋の前とか木陰など)がバス停となります。私もこのおかげで乗りそびれた事が度々あります。乗り込んだら車掌に3.5バーツを払いペラペラの切符を受け取ります。(稀に検札があるので捨てないように)バスを降りるときはブザーのボタンを押すのですが、このブザーのボタンの数が日本のバスに比べると極端に少ないのでよく探しましょう。バス停でないところ(信号待ちの交差点など)でも降ろしてもらえることもありますが運転手の気分次第。(降りるときにペラペラの切符は回収されません)最近、非冷房の白バスというものもかなり増えてきました。こちらは料金が5バーツ。料金が高いからといって新しいバスと云うわけでもなく、比較的新しいと思われる赤バスの色を塗り替えただけのようです。ルート番号も赤バスと同じです。ちなみに私は私営の緑バスには乗らないことにしています。(理由は推して量るべし) 近年、エアコンバスの運行率が高くなってきました。ただし、乗る距離によって運賃が変わるので降りる場所を車掌に告げる必要があります。車掌が英語を話せる確率は絶望的なのでタイ語の発音で的確に告げなければなりません。地図を指さしても無駄。タイ人は地図を読めないようなのです。どうやらタイ人は“点と線”といった相対座標で場所を覚えているようで、地図上の絶対座標はわからないのだと私は考えます。これはバスの車掌に限らずタクシーの運転手にもいえます。で、降りる場所が車掌に伝わらなかった場合はどうなるかというと、無理矢理バスを下車させられます。ただし、この場合は料金は徴収されません。私も何度か強制下車させられたことがありますが、特にバスが走り出してからしばらく後に強制下車させられると、そこが全く土地感の無い場所だったりして、うろたえるコトになります。正直これには参る… 同じ番号のバスでも赤バスとエアコンバスでは行き先が異なる場合があるので、事前にバスルートマップでよ〜く確認するようにしましょう。近年、エアコンバスの番号が整理されはじめましたので、なるべく新しい資料を手に入れましょう。 余談ですが、なぜ非冷房のバスを赤バスと呼ぶかというと、以前は非冷房の青バスというモノも走っていました。私が初めてバンコクを訪れた時でも赤:青の比率は50:50くらいでした。で、違いは…赤バスの方が1バーツ高いのと、赤バスは後乗り前降りという原則があったのです。それ以外にコレといった違いはありませんでした。(ルート番号も同じ)いつの間にか青バスは姿を消し、非冷房の公営バスは赤バスだけとなってしまいました。それに昔の青バスの塗装を赤に塗り替えたバスも走っているようで、この巧みな値上げ戦術には頭が下がる思いです。したがって、エアコンバスを単純に青バスと呼ぶのは正しくありません。最近、水色のバスや、オレンジ色の大型エアコンバスもたくさん走っています(EURO II と呼ばれるタイプ)。しかも運賃が少し高いのです。白バスの登場といい、新型エアコンバスの登場といい、青バス消滅のパターンが脳裏をよぎる… マイクロバス(定員制)は旅行者にはあまり縁がないであろうから割愛。
→ バンコク大量輸送公社ホームページ ← タクシーに乗る バンコクのタクシーのほとんどがメーター制となったので以前のように料金交渉する必要はなくなりました。料金は初乗り2Kmまでが35バーツ、300m毎に2バーツの加算です。タクシーを利用する際はなるべく新しい車を見つけるようにしましょう。フロントガラスに赤丸のステッカーが貼ってあればメーターが検定済みなので安心できるらしいのですが、真偽の程は…。車種はカローラ、サニー、コロナが多いようです。停める際は手を水平に挙げて「おいでおいで」をする要領で。自動ドアではないのでドアは手で開けるようにね。運転手に行き先を告げてOKならば乗り込みましょう。料金交渉をすると藪蛇になるので避けるように。それといきなり金額を提示してくるタクシーも避けるようにしましょう。そうそうドアを手で閉めるのもお忘れ無く。空港からバンコクの中心部まで高速道路を利用したとしてもメーターを使えば200バーツ程度なのでご参考までに。 トゥクトゥクに乗る 一度は乗ってみたいと思うのがコレ。バンコクでは昔に比べて台数が極端に減りました。料金交渉制なので慣れない人にはとても面倒です。もう利用価値はあまりないように私は思います。なぜなら距離によってはメータータクシーの方が安い場合だって十分にあり得るからです。観光スポットやホテル周辺にたむろしているトゥクトゥクは概してボッタクリ料金を提示してきます。どうしても乗ってみたいという人向き。 チェンマイの蠢き方 バンコクに比べてチェンマイは公共交通機関があまり発達していません。市内バスも運行しているにはしているのですが旅行者にとってはほとんど使い物になりません。チェンマイの旧市街だけならば無理すれば歩いても廻れます(要体力+精神力)。しかし結局のところトゥクトゥクかソンテウ(小型トラックの荷台に屋根と簡単な座席を取り付けた乗合タクシー)のお世話になることとなります。ソンテウはとても安く利用できるのですが乗りこなすにはある程度タイ語を話せる必要があります。で、一番使いやすいのがトゥクトゥクとなってしまいます。バンコクに比べるとチェンマイのトゥクトゥクは極端にはボッてきません。しかも旅行者なら格安で利用できる特典もあったりするのでご紹介しましょう。多くのトゥクトゥクの運転手が郊外のサンカンペーンやボーサン方面の土産物屋と提携しており、そして客を連れて行くと紹介料がもらえるシステムになっているのです。土産物屋で気に入った品があれば購入すればよいですし、何も購入しなくても一向にかまわいません。コツは土産物屋に向かう前に観光したいところ(ただしワット・ドイ・ステープのように遠いところは無理)を廻ってもらいましょう。「土産物屋に行く」とOKしただけで運転手は喜んでリクエストに応えてくれるはずです。これらの土産物屋は一般観光客向けの工場兼直売所なので無理な押し付けや危険な目に遭うことはありません。なかには体育館くらいの広さの宝石店(無料ドリンク付き)もあり、数百万バーツの指輪なども展示されていて当然タダで見学できるのだなぁ。このあたりを計算に入れて観光するのもよいでしょう。 もしあなたがオートバイを運転できるのであればレンタルバイクをお奨めします。ホンダの100ccのオートバイを1日借りたとしても120B程度。コレさえあれば行動力は数倍にもなりえるでしょう。郊外へ行くのもへっちゃら。そうそうチェンマイの市街は一方通行が多いので気をつけるように!ちなみにガソリンは1リットルが15B程度。とても安い。国際免許を持って行くに越したことはない。(が、無くても滅多に捕まらない…私は責任を負えませんケド) 夜はピン川沿いのビアホールでタイの若者にまじりながらシンハーの生ビールを飲むのもオツなものです。 N E X T |