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営業時間 11:00〜19:00 定休日 土日曜日、祝日
TEL:0771-20-7951(営業時間外はメールでも対応しております) |
以前のサイトで好評を得ていました「ウンチク」のコーナーが復活!!
ヘレナギターの「ウンチク」のコーナー
<ショップについて>
・ギターショップはアフター命!
・具体的には、、、。
・リペア出来る楽器店をチョイスしよう。
<ギターの選び方>
・ギターの良し悪し
・悪い子ちゃんネック
・何処に行くんだフレット君?
・擦って擦って擦りまくれ〜!!
・PUの決断!
・納豆は粘っても、ナットの溝は粘ってはいかん!
<ギターのオーダーにつぃて>
・オーダーに関して、、、。
・オーダー際の注意!
・納期や値段
<エフェクターのオーダーについて>
・オーダーの際には、、、。
・FUZZの行方、、、
・御値段、納期
・ギターショップはアフター命!
何年か前の”バンドブーム”で沢山の楽器店が開店しましたが、残念ながらブームが去って閉店される楽器屋さんも少なくないです。
残っているお店はしっかりしたアフターと顧客を持つお店か、”売れ!売れ!”の量販店なんでしょうね。
量販店は値引き率も高く御買い得商品がありますが、アフターの低さが致命的!
「買ったのはいいが修理に何週間もかかる」ってのはざらで、修理すら受け付けてくれない店もあるとか?
見積もりも3ヶ月かかったりとか、、、(;-_-;)
”世も末じゃ!”と思ってしまう今日この頃です。
さて、ギターを買うにはどこで買うか? ここが問題ですが、、、、。
結論から言ってしまうと、値段は定価の1割引いてもらえたら御の字!後はちゃんとしたアフターです。
・具体的には、、、。
例えば
・ちゃんとしたリペアマンがいる。
・リペアルームがある。
・店員が少なからず楽器が弾ける。
・店員が”スライム”みたいにべたべたしない。
・話を出来る。
以上なような事ですかね?
・リペア出来る楽器店をチョイスしよう。
リペアマンが居て、リペアルームが設備してある楽器店は最近は少ないですね。
私も昔働いていた所ではちゃんとあったんですが、バカ上司の「修理するならギター売れ!」の一言で、無残にもリペアルームは
無くなってしまいました。そして、私の居場所も、、、。とほほ、、。
ついでにお客さんも無くなってしまいましたが、、。ほんとばか上司だね〜!!
それはさておき、なぜリペアルームやリペアマンがいるかと申しますと。
先程にも書いたとおり「買ったのはいいが修理に何週間もかかる」ということです。
・店に修理品を持っていく。
・店員がそれを梱包し、配送する。
・メーカーに到着。修理開始。
・修理完了。梱包、配送。
・楽器店到着。お客様に連絡。
・お客様に御渡し。
っと、以上がメーカー出しの流れですが、この過程には複雑怪奇な事が他にいろいろ絡んできます。
例えば、「見積もり」「出荷遅れ」「メーカーでの修理待ち」などなど。
書いてるだけでも気が遠くなってきそうです。
これでは敏速な修理は無理ですね。
しかし、リペアが店で出来たらこんな事にはなりませんよね。
見積もりもすぐ出るし、簡単な修理なら缶ジュース一本飲んでる間にやってくれます。
バンドやってたらギターをそんなに長期手放せないですもんね。
・ギターの良し悪し
ギターの良し悪しを解説するほど難しいものはないと思うんですが、あえて客観的にではありますが。
・ネックがねじれていない。
・ボディーにゆがみがない。
・パーツ類がしっかりしている。
・センターがちゃんと出ている。
などなど、、、。
ほんと、基本的な事なんですがこれさえしっかりしていれば後はどうとなっとなるってもんです。
一番重要なのが”音が出る”ってことですかね〜?当たり前?すんませ〜ん。
しかし、某Gi○○○nでも音が出ないまま出荷!ってのありましたし、、、。
・悪い子ちゃんネック
初期または展示中にネックが曲がってくるってのは、日本の気候じゃしかたありません。
なんぼ加湿器や除湿器で完全武装している楽器店でも曲がるときには曲がっちゃいます。
大事なのは、”ねじれ”です!曲がりは直ってもねじれはそう簡単にはなおりませんし、直ったとしてもねじれたネックはまたねじれます。
生まれつきの悪人はなんぼ更生させても、また悪の道に行ってしまうって事です。
”ねじれネック”が付いたギターはやめたほうが無難です。
ねじれか曲がりかが分からないようなら、店員さんに聞いてみましょう。
曲がってるだけだったら、直してくれます。
もし、店員が応対できなければその店では買うのをやめて試奏し倒して帰りましょう。
・何処に行くんだフレット君?
これがよくあるんです。”フレット浮き”。
まあ、「浮いたなら沈めりゃいいじゃ〜ん」って思うでしょう、思わない?とりあえず思いなさい。
フレット浮きにもいくつかのケースがありまして、
1.始めからフレットがちゃんと打ちこまれいない
2.時間が経って浮いてきた。
3.フレットとフレット溝があっていない。
以上な様な事から、一概に打ち込みゃ直るってことはありません。
1のケースなら指板のアールに合わせてちゃんと再打ち込みすれば直ることもあるんですが、ほかのケースは指板のフレット溝事態に
問題がある場合が多いので、その辺からちゃんとリペアすることになります。
友人のギターで某E社の45万円ぐらいするのがあるんですが、、、。
ほんとに世にも恐ろしいことがありました。
なんとフレット浮きどころか、”弾丸フレット”ですよ。演奏中にフレットが飛び出したんですわ。
これじゃ”フレット”じゃなくて”ブレット”じゃ〜ん!!パチパチ、、。
ほんと、「山田く〜ん!E社さんに座布団3枚差し上げて〜!」って感じですよ。
・擦って擦って擦りまくれ〜!!
低価格、高価格に限らず最後までちゃんとしていないメーカーはフレットの擦り合わせもしていません。
まっすぐなネックに100%きっちりとフレットが打ってあったら擦り合わせがいらないようなんですが、
世の中そんなに甘いものではありません。
最終的には擦り合わせで”ネックに命を吹き込む”と言っても過言ではないと思います。
また、弦高を下げるときにも擦り合わせは重要なリペアの一つです。
・PUの決断!
PUはメーカー、モデル問わず付ける位置によって大きく音に差が出てきます。
一般的にはハーモニクスポイントに位置するように付けるのが習わしになっておりますが、これを逆手にとり音作りにも
積極的に採用してみるのもいいかもしれません。
あまりにもフロントPU付近に倍音が暴れすぎるので、若干PUをずらして落ち着かせるという風に、これだけでもかなりの
バリエーションが得られますし、ボディー材やPUの癖を消すことも出来ます。
伝統的な習わしに左右されない事がギターにとって面白い発見があったりしますし、私自身、前衛的でもありたいです。
・納豆は粘っても、ナットの溝は粘ってはいかん!
ナットにはいろいろな種類がありますが、一般的には牛骨が多いですね。
ポピュラーですし、値段が安い、加工が容易。
しかし、加工が容易なだけにきっちりとした精度を出すのは結構大変です。
牛骨自体、粘りがあるのでその粘りをいかにして制御するか?
一気に内部の油分を出してしまうと割れやすいナットになってしまいますので、私のところでは特殊な油に1週間から1ヶ月漬け込みます。
その後に若干の熱を加え表面の油分を拭き取ります。そうすることで牛骨内の油分率が均等になり表面的には粘らないが弦と密着するところ
はちゃんと油分が出るようになります。
チューニングの精度には欠かせない要点です。
・オーダーメイドギターに関して
「ギターをオーダーする」ってなんか難しそうで、高そうで偉そうで、、、。
いかにもプロ向けって感じがしますでしょう?でも、そんなことはないんですよ、実際は。
ギターだってギタリストにとっちゃ一つの道具。
やはり手になじんだ物の方が良いに決まってます。
量販ギターでもある程度手になじむものもありますが、そのうちにあれやこれや手を加えていって、気がついたときには総額
うん十万ってこともありますし。
といって、オーダーでギターを作ったら始めから手に馴染むとは限りません。
ここが、オーダーギターの良いところです。製作過程からお客さんの理想に近づけられるよう何度もディスカッションをして、
最終的には理想の物が出来るのです。出来上がりより、その過程がオーダーの良いところだと思ってます。
そのため、Helena Guitarでは納期がかなり長いです。
お客さんと時間の都合を合わせ、製作途中の状態や変更点を話し合いたいからです。ネックの握りやボディーシャイプなど確認事項が
沢山出てきます。
電話じゃ伝えられないようなことがギターには多すぎるからです。
その辺はご了承いただきたいのです。
・オーダー際の注意!
オーダーの際、気をつけていただかなければならない事は、別なありません。ゴメンチャイ!
しいて言えば、上記にもあるようにディスカッションが可能な方。
こちらは、気の買い付けやなんやらで遠方まで月一回は出かけておりますので、もし遠方の方がおられたら一度ご連絡ください。
日時的な事や場所的な都合が合えば御会いしたいと思います。
・納期や値段
納期に関しては、上記のぐあいはっきり言って「何ヶ月で納品しまっす!」とは言えません。
目安としては3ヶ月ぐらいでしょうか?今までで最短で2ヶ月、最長で1年4ヶ月でした。
製作日数が増えたからといって、料金が上がることは絶対にないので長い目で見て良いものを作りましょう。
オーダー料金に関して、”定価”というものを設定してないので、はっきり言って時価です。
当工房では材やパーツのストックはなるべくしないようにしています。パーツはさておき、材に関してはそのつどいちばん良い状態の物を
買い付けに行ってきます。
そのため、若干の金額に差が出てしまうからです。
だだ、基本的にはSTタイプだと¥230,000からですかね。
・オーダーの際には、、、。
エフェクターをオーダーされる場合、ギターでも同じことが言えるんですがやはり2回位のディスカッションは必要になってくると思います。
はっきりとした形があればいいのですが。また当HP掲載品でも不要になってきますね。
例えば、「ホームページに載っていたFUZZください」とか
「レイボーンのチューブスクリーマーを作ってください」とか
「ゲルマのFUZZ FACE作って」とかなら、メール一本で作っちゃいます。
・FUZZの行方、、、
ここ何年かアナログエフェクター、それもFUZZに人気があるみたいです。
色んなガレージメーカーがFUZZを出してますが、「おいおい!これってDistortionやん」ってのも多いです。
ディストーションとファズの違いを色んなHPや書籍で拝見していますが、はっきりとした違いってのはないんだと思います。
ハイファイ性の違い?かな、、、、。
個人的にはディストーション=歪ます。ファズ=歪んでしまう。だと思います。内部的なもんですが。
その辺を考えながら作るとファズってとっても奥が深くて面白いですよ。
一時期出てたFUZZで「Gainを絞るとオーバードライブの様な歪みが得られます」ってものが出てましたが、
なんかわたしゃ「これでいいのか?」と思ってしまいました。
・御値段、納期
エフェクターの納期に関しては、御手数ですがその都度御訪ねください。
ゲルマのトランジスターを使う場合なんかには特に納期未定の時もあります。
御値段に関しては、ホームページ掲載のエフェクターを参考にしてください。
フルオーダーに関しては、御手数ですがメールやBBSなどで御訪ねください。