いつのまにか浦島太郎 2002年6 月15日 記 |
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数日前のこと、JR大阪駅から西明石行きに飛び乗った。 |
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近ごろの、世の移り変わりは激しい。 |
パソコンをさわるようになって2年がたった。少しの文章と絵を描くことを楽しみにしているが、そのたどたどしい歩みは自分でもあきれるほどのものだ。先日、孫娘(3番目)の描いたイラストを見てびっくりした。プロのグラフイックデザイナーが描いた作品のようだった。生まれて13年で身長は167cm、よく伸びた手で打ちこむキーは自由自在に動く。ごく自然にコンピューターを扱える頭の組織がうらやましい。 「昔々、浦島は助けたカメに連れられて…」で、始まる童謡の浦島太郎の後半は、 帰ってみればこはいかに もと居た家も村も無く 太郎のように、忽ちおじいさんにはなりたくないが、刻々と過ぎていく時の中で細胞の老化は否むことはできない。今まで過ごしてきた年月が夢幻のように思える事もあるし、フィットネスクラブなどで若い人と一緒にいる時は、ひとり取り残されているのではないかと思うこともある。そんなもろもろの不安焦燥を感じながらも、根がボンヤリ者のわたしは、いつものように「明日はきっといい事があるにちがいない」と明るく、さわやかに生きることにしている。 |