人間って

 

 人間って  2014年1月21日 記

 みんな限りある命はよく知っているのに、なぜかそのことに対峙せずに長い歳月を無為に送っている。それが70代も後半になって体の調子がおかしくなると、急遽、「死」が眼前に迫ってくる。残りの生命の余白を実感でとらえるようになる。が、
それを、まだ死は遠くにあると思っている人には解からないことで、他人事であって自分自身のことではないからです。その人の身になって理解するなど、とてもできないことかと思います。それぐらい人間は、自己中心にものを考える全くの利己主義者なのです。  
 つらつら考えるに、私も両親が亡くなってからもう何十年も経ちますが、どんな介護ができたか、どんないたわりの言葉をかけられたかと思い起こしても、恥ずかしい限りです。
人はその立場にならないと分らないのです。病人のことも、老いのことも自分自身が体験して初めてわかるのです。愚かしい限りです。


ペイント 「我が家のトマト」 2014.7.27 toshi

 


   

 

 100人百色、1000人千色  2014年5月23日 記

 10人十色という言葉は知っているが、ちかごろ、人間は本当に一人ひとりこんなに違うものかと発見しました。発見という言葉はおかしいかもしれませんが、これは自分がどんなに迂闊に生きてきたかという発見が、多分に含まれています。だんだん自信が喪失していくのを感じながらも、胸を張ってしっかり歩きたいというプライドは胸にあります。
今日はこれから銀行へ行って外貨を転送する手続きをします。書き込みが多いらしいので近くを見るメガネも忘れずに。今はまだこれぐらいのことは自分でやっていますが、それがいいのかどうか?もう、疑問です。

 


 

 

 拾う神もあり  2014年5月27日 記

 「捨てる神もあれば、拾う神もあり」で、またまた発見と感動を味わいました。
この世に生きていて、大波小波が押し寄せてくるのは当たり前のこと。
でも、ええーっという事に直面してうろたえてしまいました。もやもやと胸が収まらない状態でこれは、仏教でいう三毒のひとつ「瞋恚(しんい)いかり」の火でした。
しかし、冷静に考えるとどんなやり方でも解決できることでした。そして、なんなく活路を開くことが出来ました。
この件で、人間の複雑な面を改めて知りましたし、自分の性格から出る感情的で軽忽な言動を反省し、残された日々を、得心できるものにしたいと思っています。何事もなかったように、夜は明け、日は暮れて、また平穏な日々が訪れています。

 


 

 特別養護老人ホーム  2014年6月14日 記

 姉が施設に入ったと、その家族から連絡があったので、妹2人と一緒に尋ねてみました。私は夫が永いあいだ施設に入っていたので、内々のことはかなりわかっているのです。
それで私は、老人ホームには入りたくないという思いが強いものですから、姉はどう思っているのかと心配しました。 そのホームは駅から近くて、便利なところにありました。あちこちにたくさん施設を持っていて、そこはまだ新築して日が浅く応募者を募ったところ、最後に姉がセーフで一室をゲットすることができたそうです。職員の人たちもとても感じがよく、しっかりとしていました。認知症が進んでいますし、歩くことが出来ないので、ベッドに横たわってマッサージをしてもらっていました。姉妹が来てくれたのはうれしいらしく、にこにこと笑ってばかりでご機嫌でした。

 


ペイント 「メヒシバ」 2014.8.30 toshi

 



 法句経  2014年7月20日 記

 他(ひと)の 過ちを見るなかれ
 他(ひと)の 作(なさ)ざるを 責るなかれ
 おのが 何をいかに なせしかを
 自ら問うべし

 


                           

 天変地異  2014年8月28日 記

 広島の土砂災害はひどいものです。まだ行方不明者の捜索をしていますが、70名以上の方が亡くなられました。「夜中の大雨はこわい」と思いましたね。それから、山の際まで家を建てるのは危険ではないでしょうか。建築確認を下す時に、専門家はよく検討指導して欲しいものです。

 人間が暮らしてきたこの地球。天変地異は思いがけず起こります。でも、近年はそれがひどく想定外ばかりの災害です。「人間が原因?」 天地の運営に逆らうことをしているからではありませんか。ラクをすること。利益を重視すること。に目が眩んで、大自然の営みを忘れているのだと思います。生成化育の運営に従いましょうよ。