中国の学校に通えない子供を支援するボランティア

私が中国へ仕事やプライベートで訪問する時に多く目にするのが 『物乞い』 で、彼らは時に老人であったりしますが、私が一番気になるのが子供（特に幼児）を連れている人々です。

私は彼らに金銭を差し出し、その日の暮らしを助けることはできるかもしれませんが、このような状況になってしまう根源を改善しなければ解決にはならないと思います。

現在の経済発展をした中国でも、貧困のあまり学校に通えない子供が多く存在するのが現実で、将来そういった子供が教育を受けないままに社会に出ても職業を得ることは不可能で、収入を得ることは大変難しいのが現実です。

今、路上で 『物乞い』 をしている子供や、家のために学校に通わずに仕事をしている子供が大人になっても、収入がなければ当然のように街に出て 『物乞い』 をする人生を歩んでしまいます。そういった環境をなくすためには、やはり最低限の教育は必要だと私は考えます。

教育を得ることによって職に就き、そして収入を得ることによって路上に出て 『物乞い』 をしなくてもよい生活に戻れるのではないでしょうか。

貧困地区の多くは農村部です。農村部で子供が1年間学校に通うのに必要な費用は日本円で1万円程度といわれています。

当社は、少ないとは言え利益を発生する企業です。利益があるということは、少なからず当社は幸せであると私は思います。

私も生活をするために給料をいただいており、裕福ではないにしろ生活を営ませていただいております。生活ができているということは、やはり私は幸せであると思います。

中国の街中で、そういった子供たちを見かけるたびに、幸せを自分だけが得て良いものか、また当社が中国でお仕事をさせていただいているのに、何かできないのだろうか、と考えてしまいます。

幸せは全ての人々に平等にあるべきではないでしょうか。現実は、そう簡単に言えるものではありませんが、私の感じている幸せ、当社が中国で受けている恩恵を少しでも、そういった子供たちに分けて差し上げることができれば、たとえ一人でも恵まれない子供の未来に希望をお届けできると信じております。

今後も、その思いを持ち、中国の恵まれない子供たちが自分の未来に希望を持ってもらえるような活動を続けていきたいと強く思っております。