ケヤキで下駄箱を作る。 A

なんとか本体を組み上げるところまでいった前回。

このページは、扉作製編で〜す。

 

@   扉作製〜其の壱、鏡板〜

扉の、鏡板に使おうと買った板です。

ちょっと玉杢なんか出ていて、面白い表情をしているのです。

が、しかしだ。この材料を使うには、ちょっとした障壁があったのです。

左の写真、この板を木口から見たところですが、写真の奥のほうに行くほど板の左側が持ち上がっているのが分かるでしょうか。この板、実はネジれているのでした。

と云うことで、ネジれを修正しながら、厚み落としです。

まずは、半分にカット。扉は二つ作るので、二つに切ってそれぞれの鏡板に使います。

とりあえず、一枚を厚み落とし。

電カンナで浮き上がっている部分を中心に削って平面に修正しつつ、厚み落としをしていきます。

平面がだいたい出たら、手鉋で仕上げます。

一枚でき上がりました。

右の板が仕上がった板。左の板はまだ削っていない板です。

・・・だいぶ薄くなりましたな。

二枚目も、同じ要領で削って仕上げます。

 

 

A   扉作製〜其の弐、框の木取り〜

扉の框(枠)に使おうと買った板です。

(柾です。一応)

 

←適当なサイズに、大まかにカットする3コマです。

とりあえず、一面に鉋を通し、

もう一面で厚みを落として、仕上げに鉋を通す。の図。

木端に鉋を通し、縦方向に、真ん中からカット。

カットした木端面に鉋を通し、扉2個分の框材が用意出来ました〜。

 

・・・ついでに鏡板の上からあてがってみて、雰囲気見。

〜〜ま〜ま〜かな?

 

B   扉作製〜其の参、框の加工〜

 框の加工風景を少々紹介。とは云え、断片的ですが・・・

判りづらいですが、ケガキを入れたところです。

 

 

断片的すぎますが、加工中の図です。

 

 

 

 

仮組みをして、様子見です。

鏡板を取り付ける溝を作って、またまた様子見。

 

 

C   扉作製〜其の四、戸車を取り付ける〜

 私的。戸車を取り付ける様子を紹介。(あくまで私的です。)

今回使う戸車です。車輪はφ30mmです。

1枚に2個使うので、扉2枚で4個、近所のホームセンターで購入しました。

 

戸車を埋め込む箇所にケガキ入れ。

ボール盤&ノミで穴掘り。

戸車を入れてみて様子見。

・・・ま〜ま〜かな?

フランジを埋め込む部分をトリマ&ストレートビットで掘ります。

またまた戸車を入れてみて様子見。

 

材料の中央、戸車のレールが入る部分に溝を入れ、完成です。

 

 

D   扉作製〜其の伍、本組み〜

本組みの前に、セメ鉋でトリミング。

扉本組み。

ボンド硬化待ちの図。

下駄箱本体に入れて、様子見。

なかなか良い感じです。

 

 

E   扉作製〜其の六、引き手の作製〜

 引き扉の引き手。市販品を使ってもいいですが、せっかくなので作ることに。

このために購入した、ディッシュビット(φ25mm)です。(オフ・コーポレイションにて)

 

このビットで溝を掘ると、引き手が出来る(手筈な)のです。

引き手に使う材料です。黒檀を使うことにしました。

本番の前に、適当な板で試しです。

ん〜。予想通りの感じ(?)です。

 

そして、本番です。

溝加工の後、適当な大きさに仕上げて、引き手の完成です。

 

続いて、引き手を扉に取り付けます。

 

引き手を埋め込むための穴を掘ります。

引き手を埋め込んで、完成です。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。"(*^^)/

さて、次は、脚の加工、天板の加工、取り付けなど〜完成へと続きます。“NEXT”をクリックお願いいたします

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