第
30
番札所
巌金山・
宝巌寺
(真言宗豊山派)
ご本尊:千手千眼観世音 ところ:滋賀県びわ町
散 華
御朱印 (御詠歌)
御詠歌
つ
む
こ
こ
ち
し
て
船
を
宝
に
竹
生
島
波
間
に
う
か
ぶ
月
も
日
も
<ご詠歌略註>
竹生島は近江の湖水の浮島なり。それゆえ船に見たてて月や日の波間に浮みて竹生島に影の照るを、船に宝を積みし心地とすると見立し歌なり。裏の心は六欲の雲霧にて曇りたる心の月も日も観音の御利益にて晴れわたり、罪障の波間をはなれて浮むは、弘誓(ぐぜい)の船に乗て極楽へわたる心なると也。
<付言>
西国札所で船で詣でるのはここだけ。島が、湖上に孤立して浮かぶさまを「波間に浮かぶ」と詠っている。
<観音霊験記
・・・
松室
仲算上人の皃>
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