第
14
番札所
長等山・
園城寺(三井寺)
(天台寺門宗)
ご本尊:如意輪観世音 ところ:大津市
散 華
御朱印 (御詠歌)
御詠歌
あ
く
る
湖
鐘
の
ひ
び
き
に
三
井
寺
の
波
間
の
月
を
い
で
入
や
<ご詠歌略註>
出入(いでいる)やとは月の東よりい出て西へはいる事、波間の月とは湖水(みずうみ)へうつるをいえり。それを見るを三井寺にかけたり。三井寺の鐘は名高く多くの歌によめり。夜更け月も入かたになりて夜明けの鐘に湖も明けわたるをよみし也。
裏のこころは出入とは人間の生死にたとえ、波間の月は人の命の不定なるになぞらえ、鐘のひびきにあくるとは、迷いの夢のさむるにたとえしなり。
<観音霊験記・・・大津町 杉女>
尚、絵の上段は、霊場の風景とお堂が描かれ、下段は、霊場の霊験記が書かれている。
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