第
9
番札所
興福寺・
南円堂
(法相宗)
ご本尊:不空羂索観世音 ところ:奈良市
散 華
御朱印 (御詠歌)
御詠歌
晴
る
う
す
雲
三
笠
の
山
に
か
が
や
き
て
南
円
堂
に
春
の
日
は
<ご詠歌略註>
歌の表は春日というを含みて春の日はと五文字をおき、春の日の長閑(のどか)に南円堂にかがやくにつけ、三笠の山のうす雲もはれるとよめり。
裏のこころは観世音菩薩の功徳を春の日の光り輝くになぞらえて、南円堂にましますをかがやきてとよみ、三笠の山を我身にいい通わし、観音の御利生(りしょう)にて身の罪障の雲もはれ行くべしとの歌なり。
<観音霊験記
・・・閉院左大臣冬嗣公>
尚、絵の上段は、霊場の風景とお堂が描かれ、下段は、霊場の霊験記が書かれている。
次の霊場へ