青い海と空 鳥の声と波の音・大三島より    NO4

堀内農園と七曜工房便りです

大三島で山火事発生! 消火活動にエキサイティングしました!

山火事は、幸い、大三島の我が家とは反対方向で(大山祇神社の近く)で、自衛隊のヘリ
コプターと煙しか見えません。瀬戸内の乾燥度は、ヒジキや切干大根やハーブがよく乾くと
喜んでいましたが、充分に危険要素もあるようです。台風、山火事、10年に一度起こることが次々と、早々に起こり色々経験させてもらっています。

主人は、消防団入団の初仕事で、山火事の消火活動に毎朝5時出発、夜9時帰宅、支給食はおにぎり4つという激務で、3日連続出動しました。山火事が消えるまでは続くそうです。地元消防団は、それぞれの部落の消防車(我が部落は7人の隊員に1台)で出動して、水の入った吸い上げ100キロもある重いポンプを山の上まで持ち上げ、ホースをいくつも繋ぎ、人家に下りてくる火を消す役目です。新米なので、筒(ホース)先が消火する後ろでホースを持ってついていく役目ですが、急な狭い山道を、重いポンプやホースを持って運ぶのは、なかなか重労働です。地元の人は慣れたもので、怪我もせず、朝早くから夜遅くまで文句も言わず、よく働くので感心してしまいます。仕事も連日休み、どうなってんだろうと心配になります。主人は、自衛隊のヘリコプターの撒く水の下で、山火事のま只中、まじかに火を見て、エキサイティング状態でした

 

今、みかんの花の盛りも終わろうとしていますが、島中が、妖艶なみかんの花の香りで包まれています。我が家のみかん畑もたくさんの花をつけて、今年は台風被害さえなければ、大豊作が期待できそうです

立派な伊予柑畑を借りました。でも、道に面してない!

枯れたみかん畑の替わりにみかん畑を探していたところ、なぜか2年間放置されていた、伊予柑畑を紹介されました。道路に面していない為運搬が大変なので、放棄された伊予柑畑ですが、2月末に見た時、立派な大きな木で、たくさんの綺麗な実をつけており、無農薬でも丈夫に育てられる品種改良されていない普通伊予柑ということなので、迷った末借りることにしました。残念ながら、実は、寒波にあって凍害をうけているかもしれないし、運搬も大変ということで、その場でほとんどちぎって棄てました。      

カモミールは、我が家のお医者さんかも

 

台風で流されたカモミールのこぼれ種が、畑の半分以上を占めて満開です。 

3月初め、インフルエンザからの腸炎で、生まれて初めて2週間程毎日点滴通院しました。いろいろ検査を勧められたり、薬を飲んでいると、どんどん重症になりそうなので、途中薬も通院も辞めて、カモミールティーを飲んでいたら元気になりました。今年初めて、発症しかけた杉花粉症も回復!台風にも負けず咲き、病気も治してくれるカモミールは我が家のお医者さんかもしれません。そしてあまりにもたくさんあるので,道の駅でドライにして売り始めました。  

 

地元の行事や役目に、すっかり、参加しつつあります。

 

地域とは少し距離を置いて、気楽な田舎生活を望んでいたはずが、台風被害で地元の人たちにお世話になった事がきっかけで、組に入り、消防団員になり、そして・・・・

 3月には、地域の氏神様の神社総代の会計役を、引き受ける羽目に陥りました。神主さんの給料を支払ったり、お祭り事をする200万ばかりの通帳とはんこを、ホッとしたように置いていかれました。「信用されたのかな」とも嬉しく思いますが、1月の引継ぎ時期より、なり手がなくて何故か廻ってきた役です。大変重要?忙しい仕事だそうです。鍵のない賽銭箱から勝手に賽銭を集金もするらしく、賽銭泥棒と間違われないか心配しています。

 先日は、初めて組でお葬式があり、部落葬なるお手伝いを夫婦でしました。ほぼ全員30所帯が夫婦で、丸1日から2日手伝います。当日は朝早くから、男は、作業着姿で薮から竹を切ってきて祭壇の準備や骨拾いのお箸を作ったり、銀紙やボール紙で葬式花を作ったり、女は、お昼と夜のお弁当作りに煮しめを炊いたり、酢の物を作ったり。お経もお坊さん役が、持ち回りで廻ってきて、全員一緒に唱えます。総て手作りのお葬式で、なんと祭壇は、みかんキャリーを積んで布をかけたもの。竹で幕を張った集会所の広場が斎場です。「雨が降ったらどうするの」と質問に、「さあー、今まで雨降ったことあるかね〜」 そして、49日まで、毎週7日毎に夜お参りに行き、みんなでお経を唱えています。

 お陰で、地域の人の顔と名前が大分解ってきました。苗字はみんな同じなので、おじいさん、おばあさんになっても、「さっちゃん」「もっちゃん」。正式な名前で聞いても、「さあ〜もっちゃんは基弘というのかね?昔からもっちゃんじゃったけんね」 サッチャンと呼んでもらえば、いつまでも若い気分でいられそうです。

枯れたみかん畑はハーブ園に開墾しました

 

台風で全部枯れてしまった1反のみかん畑は、木を伐って、いろいろなハーブ苗を植えはじめました。木を伐るより、草押さえにびっしりとはびこっていたナギナタガヤを剥ぎ取るのが大仕事でしたが、ハーブを育てるには、当分肥料が要らないくらい、良い土になっていて、我が家の土盛りした畑より、ずっとよく育ちそうで楽しみです。沢山収穫できるようになり、いろいろなハーブグッズが作れるのを楽しみにしています。

家の基礎を作り始めました

 

今年の台風対策には間にあいませんが、家の基礎を作りはじました。

いろいろ試行錯誤の末、安くて丈夫な構造ということで、島の砕石場から割栗石を安く買い、お城の石垣のように石を積んで作っています。

まもなく、基礎は完成しそうですが、こらからが問題です。

 

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