(2009/10/21)
SPCの写真仲間と京都梅小路機関車区に出かけた。
2001年に訪ねて以来8年ぶりにSL機関車たちと再会できた。油を吸収したテカテカ顔で元気に我らを迎えてくれた。
前回はフイルムカメラでカラーで撮った。今回はデジタル一眼レフでモノクロで迫った。鉄の塊である機関車はやはりモロクロが似合う。
京都梅小路機関車区の機関車たちはみんな、いつでも動ける体制を整えた現役だ。
黒光りした体を撫ぜながら「おお、元気に頑張っているなぁ」と心の中で声をかけていった。愛おしい気持が自然と湧き上がるのを感じたのは「ヤベイ」だけではなかった、と思う。
若者が機関車を丁寧に保全しているのをしばらく眺めていた。その様子を残そうとシャッターを切った。
機関車の各パーツも品があって且つ力強く光っていた。「まだまだがんばりますよ」と言っているかのようだった。
今回撮影した写真の一部は 蒸気機関車で見られます。
(2009/09/17)
第33回大津市写真展に出品した。
一般出品314点から167点が選出された。大津市は写真愛好家が多く、そのレベルも高い。傑作、力作が堂々展示された。
幸運にも私の「琵琶湖慕情」が準特選に選ばれた。これを機に琵琶湖の美しさ、雄大さ、そして環境破壊をテーマに琵琶湖の光と影をじっくりと確信を持って追求したく思う。
「琵琶湖慕情」の他に、皆既日食を撮った「26年後の光景」を出品した。浮御堂をシルエットに刻々と変化する神秘的な太陽を多重で狙ったものだ。事前ロケハンをし、絵コンテもどきを描いてイメージアップを図り、7月22日の当日を迎えた。
嗚呼それなのに・・・曇が意地悪して太陽の顔をすっきりとは見せてくれなかった。
今回は想いが届かなかったが、多くの体験ができ忘れえぬ記念すべき写真となった。
第33回大津市写真展の様子は写真展 その他で見られます。
(2009/08/07)
琵琶湖花火大会。35万人の人出。
毎年恒例の花火を楽しんでいる。二十年前、初めて琵琶湖花火大会を見たときは大感激。カメラを抱えて「なぎさ公園」に3時ごろから場所取りに出かけたものだ。
最近はもうそんな写欲も湧かず「びわこ写真美術館」の屋上からビール片手にのんびり観覧。
以前は琵琶湖が広々と見渡せた。が、近年、高層マンションが竹の子のように彼方此方に乱立。湖面に映る仕掛け花火が見えなくなった。
夜空に色とりどりの花が咲いた後、しばらくしてから「ドカーン」と地響き。笠に豆が落ちるような「ザーザー」音。そして感激した観客が「パチパチ」。思わず拍手している。
今年も無事花火が見れた。逃せば落ち着かぬ。
(2009/07/28)
ゴーヤが生った。
今年初めて、夏の日除け用グリーンカーテンとして5月に苗を植えた。蔓が日々スクスクと伸びてきて黄色い花をたくさんつけてくれた。
ある朝、小指くらいの赤ちゃんゴーヤを発見。ゴーヤが大きく膨らんでいく様子を見るのが私の楽しい日課となった。
「もうそろそろかな」「いやいや、もっと大きくしたほうが得だよ」と独り言。
「色がちょっと白っぽくなったかなぁ」と思ったが一夜明けたら黄色に急変。そして先っぽの外皮がガバッと割れて、真っ赤な種が顔を見せていた。直径8mmくらいで結構大きい。
話には聞いていたが、こんなに急に変わるとは想定外でちょっとした新鮮な驚き。
ちなみに左右のゴーヤは同じもの。写真を撮った時期が4日ずれただけ。赤い種をつけた黄色ゴーヤを「綺麗」と思うか、「気持悪〜い」と感じるかは人それぞれ。私は綺麗派、妻は気味悪派だった。
収穫のタイミングが実に難しい。欲呆け病に侵された「ヤベイ」 ほんま「やばい」かも。
(2009/07/15)
祇園祭宵々山の囃子に酔った。
NPO法人「シニア写真技能センター」の仲間たちと京都四条烏丸で待合わせた。京都独特の蒸し暑さにはまいったが、祇園囃子のリズムに誘われてお祭の浮き浮き感に身を委ねて新町界隈を楽しんだ。
長刀鉾、函谷鉾、菊水鉾、月鉾、放下鉾、南観音山、北観音山、八幡山と多くの鉾が並んでいるのは壮観。
町家に飾られた屏風や掛軸などの秘蔵美術品もさすが。一見の価値有り。
鉾全体を撮っても面白くないので、部分パーツを狙ってみた。精緻で高級感が一杯だ。形、色にどこかに品が感じられデザインも洒落ている。
良い伝統は残しつつ、新しいものに果敢に挑戦してきた京都人の進取の精神に触れたような気がした。
浴衣姿の人、特に若い女性姿はいいね。「これぞ日本の伝統よ」と思いレンズを向けたがイメージ通りの写真はなかなか撮れぬ。
「ヤベイ」の邪念が、きっと神様には見えているんでしょう。
(2009/06/21)
琵琶湖に生息するわが友に逢ってきた。
カルガモ親子に出くわした。母鳥の後を子供達が懸命に追いかける姿が実に愛らしい。母鳥は外敵が近づいていないかを警戒。「ヤベイ」が彼らにとって敵。すぐ物陰に隠れて、なかなか写真を撮らしてくれない。なにも危害をかけないのに・・・。それにしても何故か父鳥の姿を見たことがない。
山に入っていくと我らの親戚 野猿の集団と出会う。山が荒れて食料不足のためか、最近よく顔を遇わす。
彼らも警戒心が強い。早い動きで逃げてカメラに収まってくれない。
夜、湖畔に佇んでいると蛍が一匹、光ながらスーと流れ飛んで行った。琵琶湖はまだまだ健全だ。
(2009/06/07)
蛍が飛び交う季節が近づいた。
びわこ写真美術館の前庭の隅っこで今年もホタルブクロが咲き出した。可憐な釣鐘状の花姿。
色はほとんどが白。少しだけ赤紫。関西では白が多く、赤紫は関東に多いそうな。
ききょう科の多年草で、日本、中国、シベリアに分布している。
学名は campanula punctata Lam. 和名は蛍袋。
捕まえた蛍を入れるのに用いた花、という説をどこかで聞いたことがある。真相は定かではないが。
清楚な魅力に惹かれて花瓶に生けた。流派は「ヤベイ我流自然派」。
黒紙でバックを整理して、さっそく写真に撮った。光は右側の窓から差し込む自然斜光。
近々写真教室で習う予定の「ライティング」知識が更に身につけば、
また一味違った写真に変身するだろうなぁと期待している。それにしてもマクロレンズが欲しい!
(2009/06/05)
日本美術院 第64回「春の院展」を鑑賞した。
日本美術院は明治31年に岡倉天心らによって創設され、近代日本画壇に輝かしい足跡を残してきた団体である。
今回は平山郁夫、田渕俊夫などの同人作品33点、招待作家、受賞作品など合計145点が展覧されており、
現代日本画のトップレベルの作品を観ることができた。
日本画の良さ、優劣を理解する「ヤベイ」の能力は実際のところ、甚だ疑わしい。
パッと見て、瞬間的に感じるままの本能だけが頼り。
「これいいなぁ」「もう一つピンとこないなぁ」などでまったくの好き嫌いだけの独断と偏見の固まりである。
でも一流作品を鑑賞する機会が得られて、写欲がムクムクと湧いてきた。
新しいエネルギーを注入することで、「ヤベイ」の乏しい芸術感性を揺すぶり刺激を与えることができた。
(2009/05/19)
妻「リン」を鰻で釣って湖西、湖北に遊んだ。
ここは滋賀の桜の名所。海津大崎。開花時は人・人・人・車・車・車で身動きが取れない。少し時期を外せばあの喧騒は何処や。青葉繁れる琵琶湖が静かに我々を迎えてくれた。
例によって「ヤベイ」は写真撮影、「リン」はウォーキングを楽しんだ。
国道をドライブしていたら、野生動物を発見。後ろから軽トラが・・・。「アァ危ない!車に轢かれるぅ」とリンが悲鳴。賢くも側溝に下りて難を逃れたのを確認して安堵。
写真を撮ったときは何の動物か分からなかったが、写真をよ〜く見ると、どうやら猪の子供だ。頭に後傷がある。
「無事にねぐらに帰って欲しいね」と「リン」。
他人事ではないマジな顔をしていた。彼女の干支は「猪」。仲間意識が芽生えたらしい。
(2009/05/08)
「平成21年度 第18回都々良会展」が無事終了した。大成功。
洋画、日本画、書道、美工芸、写真、陶芸など83点が京都市美術館に出品展示された。
この美術展は全国で活躍中の総合美術家連合・都々良会員が七夕の織姫・彦星のように「京の都」に年一回集うものであり、旧交を温め、情報交換するのを楽しみにしているお祭でもある。
新しい仲間との出会いがあり、輪がまた少し広がった。既存のグループにとどまることなく、常に新しい刺激が得られる。心を揺すって可能性を少しずつ広めていきたい。
洋画、日本画、書道、写真の部など素晴らしい数多い作品の中から、「ヤベイ」の写真が栄えある「都々良会長賞」を頂いた。想像すらできないことで、いまだに夢の中を漂っているようだ。とても嬉しい。
写真を本格的に勉強を始めて6年。まだまだ知らぬことが多く、森谷先生の指導を仰ぎながら仲間と一緒に切磋琢磨を図っていきたい。今回の受賞を励みにして、さらに前に進めるように精進していく。気が引き締まるのを感じる。
都々良会展の様子は 都々良会展で見られます。
(2009/04/15)
妻「リン」を誘って長浜に写真撮影に出かけた。
お互いに心置きなく目的を達成するために、「リン」は街で買物、「ヤベイ」は湖で写真撮影しようと別行動を考えていた。
だが、長浜に近づくとお祭り騒ぎ。長浜曳山まつりが行われていたので予定を変えて「こども歌舞伎」を一緒に見物した。
大手門通りで大勢の観光客に揉まれながら可愛い歌舞伎を楽しんだ。
長浜曳山まつりの「こども歌舞伎」は滋賀県では有名。町興しにもひと役かっている。
以前から知ってはいたが、現物を見るのは初めて。立派な無形文化財で、末永く残したいものだ。
妻「リン」は前から欲しかったガラス品を黒壁ガラス館で買えて大満足。妻サービスの後は「ヤベイ」のための時間帯。釣り人、えりと被写体を求めて湖畔を行ったり来たり。
お蔭で満足できる写真が撮れた。「心の状態」がそのまま写真に出ている。おお!やはり写真は心が写るんだ。
(2009/04/08)
「ヤベイ」が写真を学んでいるSPC写真技能センターは京町家に拠点を置いている。
1階と2階はギャラリーで絶えず古今東西の作品展が開かれている。3階が我らの写真教室だ。
1階の奥はしっとりとした和室。ここに座っていると心が静かに落ち着いてくる。
床の間には森谷先生の代表作シリーズである天龍寺の雲水の写真が掛けられている。
和室の前は狭いながらも広い世界を表現している庭。蹲に水が・・・竹樋から垂れ落ちる。
杉苔の緑が光に映えて美しい。こんな京町家で多彩な多くの方々との出会いがあって、いつも刺激に溢れている。
凡人の我輩でも、このような恵まれた環境に身をおけば少しは感性も豊かになるかと期待しているのだが・・・。
(2009/04/05)
智積院講堂襖絵完成記念展を鑑賞した。
これは日本画家の田渕俊夫画伯が5年の歳月をかけて描いた60面の襖絵である。
四季をテーマにした墨絵で春夏秋冬の時の流れ、空間の広がりが表現されていた。
巨大な襖絵が制作される過程も垣間見ることができ、モノクロ写真に興味を深めている「ヤベイ」にとって得がたい体験となった。写真創作に大なる刺激を受けた。
刺激と言えばこの日は、とんでもないマイナス刺激を受けた。
「北朝鮮ミサイル発射」の号外を京都四条地下鉄入口で入手。デカデカとした活字が目に飛び込んできた。
事前に分かってはいたが、こんな無法なことが許されるはずがない。
はやく目を覚まして欲しいものだ。
平和な日本では何事も無かったかのように人々は満開となった桜を愛でていた。
(2009/03/27)
比良八講が26日に行われた。
「比良八講荒れじまい」と言われ、湖国にも遅い春が訪れる。
春の息吹きを求めて妻「リン」と湖周ドライブを楽しむ。ブルーの比良山系をバックにイエローの菜の花を愛でる。ここはしばしば訪ねるお気に入りの場所だ。
イエローは元気を呼ぶ色。冷気に凛として咲いている菜の花。花の匂いが心地いい。
前から気になっていた「喫茶ギャラリー」に顔を出す。
「まさかこんな所にギャラリーが!」と驚く隠れ家的な雰囲気で静かな茅葺の民家。この時期は旧暦3月ということで、元禄時代のお雛様が飾られていた。
女主人との話も弾んだ。みんな夫々の置かれた環境と調和しながら逞しく生きているのを感じた。菜の花、お雛様 そしてこの女主人も・・・。
(2009/03/09)
天道写真塾の主宰者森谷洋至先生のパリの写真作品展が
ギャラリー「be京都」にて2月17日(火)から3月1日(日)にかけて展示・販売された。
これは日仏交流150周年 京都パリ姉妹都市盟約締結50周年を記念して昨年の秋、プチパル美術館にて先生の「禅」作品展が開催された際、先生が撮影されてこられたものである。
「ヤベイ」と妻「リン」はお気に入りの写真を購入した。それはエッフェル塔から眺めたもので、セーヌ川をクルージングしている風景写真だ。
さっそく「びわこ写真美術館」に展示して、エッフェル塔からのパリの眺望を毎日楽しんでいる。
あたかも、芸術の都「パリ」を闊歩するパリジャンになったかのような軽やかな気分だ。
「京都新聞」2009.2.18夕刊
(2009/03/03)
妻「リン」の要望で宇治源氏物語ミュウジアムに出かけた。
部屋の片隅に飾られていた雛人形を記念に撮った。
「あかりをつけましょ ぼんぼりに」と口ずさみながら・・・。
ヤベイ:「平安時代にもひな祭りをしていたのやろか?」
リン :「ままごとのような雛遊びがあったの。源氏物語にも
ちゃんと出ているよ」
うれしいひな祭り
山野三郎 作詞 河村光陽 作曲 昭和11年(1936)
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り
お内裏様と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔
金のびょうぶに うつる灯を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣
着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り
(2009/02/27)
蕗の薹。
暖かい日があったかと思えば、今日は朝から冷たい雨。
蕗の薹が「びわこ写真美術館」の裏庭に芽を出した。
「もうすぐ春で〜すよ 恋をしてみませんか」、と
愛らしい蕗のつぼみが囁いてくるようだ。
蕗の薹はカルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンB、ビタミンCを多量に含んでいるそうな。妻「リン」に頼んで天ぷらにしてもらおうかな。
あの独特なほろ苦さと香りを味わい、春を実感しよう。
土も耕さず、肥料をやるわけでもないのに、この時期になると蕗の薹は芽を出してくる。
野生の凄さ。自然の偉大さよ。この神秘な仕組みに感服!。
(2009/02/14)
バレンタインディー。
嫁「エリコ」から宅急便が届いた。今日は日本全国でチョコレートが飛び交い、笑いと涙のドラマがあったことだろう。いつからこのような風習が始まったのだろう。チョコレートメーカーもうまいことを考え出したものだ。
今年のチョコは落ち着いた大人の感じがする。名古屋の有名パティシエの創作だとか。昨年はド派手な真っ赤な大きなハート形チョコだった。嫁も確実に成長しているんだなぁ。さっそくお礼の電話を入れた。
「エリコで〜す」と、いつものは弾んだ元気な声が聞こえてきた。
赤いハートマークを拡げると、ピンクの花びらとなり、そこにメッセージが・・・。息子「トン坊」との楽しい生活の様子が書かれていた。
「仲良きことは良きこと哉」。「ヤベイ」も古女房「リン」と仲良くやろう〜〜っと。
ブルーの包装紙を背景にチョコレートとハートマーク、そしてピンクの花びらメッセージを記念にして写真を撮った。光の当り具合や色の配合を考えて・・・。ちょっと洒落た大人の雰囲気が出せたかな。
さて1ヶ月掛けて「何をお返ししてやろうかな」と頭をゆるりと巡らす。これがまた「ヤベイ」の楽しいひと時となるのです。
(2009/01/21)
東寺「弘法さん」
ヤベイのお婆ちゃんが元気だった昭和30年代頃、弘法さんの話は聞いていたが・・・。それにしても、ものすごい人・人・人。歩くこともままならない。流れに任せるしかない。年配の人が大半だが、若い女性や外人さんも結構おられた。美しいものに目がない私はついついシャッターを押していた。
「弘法さん」に行ったのはお参りや骨董品物色のためではない。掛軸に写真を表装するという、写真展がたまたま東寺で開催されていたから。
最近、白黒写真に興味がでてきた。しかも光沢紙ではなくて、和紙に写真を印刷する墨絵、線画の世界に惹かれる。
展示方法も掛軸のほうが適しているのでは・・・と思い、情報収集に出かけた訳だ。方向性は間違ってなく、検討の価値がありそうだ。
「気まぐれ日記」 2008年
(2008/12/25)
急速に世界経済が悪化し、暗い話が多くなったが、今年もクリスマスはやってきた。ツリーは光り輝いき、人々は手をとり、語っている。
JR京都駅の階段広場のジャンボツリーを見上げながら、クリスマス祝い変遷の「ヤベイ」独り言。
子供の頃:
兄弟姉妹で金銀のレイの紐や綿雪をモミの木に飾りつけて家の中に立てて、サンタのプレゼントに胸膨らませた。世の中全体が「貧しいながらも楽しい我家」・・・状態だった。
会社員の頃:
赤い顔したトンガリ帽子の酔っ払い、クリスマスケーキを抱えたOLが街に溢れていた。右肩上がりのイケイケドンドンの高度成長時代。
息子「トン坊」幼き頃:
サンタさんの存在を信じきっている息子のかわいい寝顔を見ながら、枕元にプレゼントを置いた平和で幸せだった時代。
「トン坊」独立後の今:
妻「リン」と二人で迎える静かなクリスマス。みんな恋人や家族同士の小集団で楽しんでいる。2、3年前からは住宅屋外の青色ダイオードが目を楽しませてくれる。
馬鹿騒ぎはしなくなり、クリスマスも日本の生活に溶け込んだ。
(2008/12/12)
シニア写真技能センター研究科の写真展が無事終了した。
高齢者介護、環境保護、伝統文化など世相を反映した写真が目立った。またデジタルカメラで撮った写真が増えてきた。
「ヤベイ」は琵琶湖に残された素晴らしい世界を次の世代に伝えねばとの思いを込めてシャッターを押し続けた。
写真は楽しい。撮影前の準備・構想のワクワク感、シャッターを押す瞬間の感触、撮影後のイメージ創造。全ての過程がなんとも楽しい。
「ヤベイ」は今回の写真展でようやく、捜し求め続けてきた写真スタイルを掴めたと実感している。
嬉しい!。が、喜んでばかりいられない。スタートラインに立てたというだけで、これからは焦らず休まず、じっくりと私の心と目で捉えた「琵琶湖」を撮り続けたい。
(2008/11/27)
びわこ写真美術館の庭で「柚子」が今年初めて収穫できた。苗木を植えてもう15年ほど経っていた。
春先、小さな白い花を1つ見つけた。「ひょっとしたら・・・!」と期待していたら30個ほどが鈴なり。皮を味噌汁に入れたり、絞って汁をポンズ代わりにして食した。
息子「トン坊」嫁「エリコ」夫婦や実家そしてご近所さんにも喜んでもらえた。「柚子」コミュニケーションが香りを振りまいた。
がしかし、NHK「ためしてガッテン」で「柚子の正しい使い方」を見てビックリ。
柚子の絞り方にコツがあるそうな。柚子の香りを逃がさぬ仕方や、皮の冷凍方法も知ったので年間を通して楽しめそう。 さっそく妻「リン」にやるように言った。
柚子味噌、柚子ジャム、柚子酢、柚子サラダ、柚子菓子。考えただけで、これからの食生活が楽しみ。
(2008/11/16)
昨年2007年8月に町内の写真愛好家たちと写真サークルを立ち上げた。「ヤベイ」が講師の真似事を務めてきた。
月1回の会合で、お互い絆を強め連帯感も出てきた。今回、初めて日頃の成果を町内の人々に見てもらおうと、無謀にも写真展を企て、11月7日に開催した。イーゼルも手先の器用な仲間が手作り。菊も我らの自家製品なり。
15点の半切サイズの写真がずらりと並んだ会場は壮観。「やればできるやん」。多くの関係者の手助けを受けて幾多の困難を一つずつ乗り越えた。写真展開催まで漕ぎ着けた経験が、人間を成長・飛躍させてくれる、と実感。歳・・・「そんなの関係な〜い」。
今回の写真展開催でアイディアの種が次々と湧いてきた。種が根付き、もっと大きな実がたくさんなるように、この小さな写真サークル活動をゆっくり休まず続けるよ。
(2008/11/08)
今年の3月から仲間と菊栽培を始めた。苗取り、挿し芽、鉢あげ、蕾の選定など初めての手作業ばかりだったが、見事な花を咲かせてくれた。
先輩菊愛好家の熱心な指導の下、わが子を育てるかのように、日当たり、水遣り、ムシ対策に懸命になった。菊仲間と街で出会ったら「お宅の菊ちゃん元気?」と会話が弾んだ。
きめ細やかに愛情を注げば、菊は必ず応えてくれる。が、手を抜けば激しく反発してくる。菊と作り手の呼吸が合って初めてスクスクと育つ。人間の親子関係と同じだ。
菊つくりの初歩を経験したので、来年はもっと積極的に意図を持って挑戦したい。
今、「びわこ写真美術館」の玄関先で美しく咲き、いい香りがする菊を見て、「ヤベイ」大満足。
(2008/11/07)
NPO法人「シニア写真技能センター」天道写真塾の仲間が名古屋で写真展を開催。10月19日激励に出かけた。
彼は愛知県春日井市在住の写真家で、京都に惚れ込み3年間単身住み込んで「京都の歳時記」を追い求めた情熱家。今回のテーマは「京の粋」。舞妓と芸子を撮った見事な写真展だった。その意気込みに感服。
妻「リン」息子「トン坊」嫁「エリコ」と落合い、4人揃って昭和22年創業の名古屋名物「矢場トン」の味噌カツを食す。日曜日のこともあって観光客の長蛇の列。待たされたが結構美味。京都とは違う、力を感ずる名古屋の味を堪能した。満腹満足。
堅実で頼もしくなった息子たちに久し振りに逢い、元気な姿に安心した「ヤベイ」と「リン」でした。
(2008/11/06)
NPO法人「シニア写真技能センター」天道写真塾の野外写真撮影会を10月15日に実施した。
京都市立植物園は花々が咲き競い、華やいだ雰囲気で満ちていた。
「ヤベイ」も講師の一人として参加。
「逆光や射光を上手く捉えたら、傑作写真が撮れますよ」
「ほれ、この光線具合いはいいですね」
「影も絵になる」
思いつくことをしゃべりながら生徒さんたちと一緒にシャッターを押した。
後日、教室でみんなの写真を見て、彼らの出来栄えに脱帽!。
花をそのまま写してもつまらない、と考えてチョット夢を感じる詩的な画面にしてみようと挑戦。
「君の頭と一緒で、この写真もボケてるや」なんて言わないでくださいね。意識してぼかしたんだからね。
「芯になるところにピントがきているでしょう」。本当かな?。心配になってきた。
花を写すことは稀な「ヤベイ」にとっても貴重な体験となった。「花もエエワ」と浮気心が疼く。
(2008/11/05)
8月25日以来、しばらく日記の更新を休んだ。
実は9月17日から2週間「ヤベイ」は妻「リン」の還暦を祝うという名目でハワイで遊んできた。
丁度、親友「裕次郎」が1ヶ月間滞在するというので、彼と一緒に楽しんだ。
帰国後、生活のペースが狂い、なんとなく日記を更新するのが億劫になり今日に至った。
「ハワイの市民生活を満喫しよう!」が今回のテーマ。前回は息子「トン坊」と嫁「エリコ」の結婚式だったので緊張したが、今度は思いっきりリラックス。
市場を覗き、ザ・バスに乗り、ハワイ大学の生協に顔を出し、そして珊瑚礁の海に浸かった。海で泳いだのは学生時代、裕次郎と千葉勝浦海岸以来で、なんと40数年ぶり。
妻「リン」はフラダンスの虜になった。今も怪しげに腰を振っている。
ワイキキビーチでフラダンスを横目で見ながら眺めた真っ赤なサンセット。
ザ・バスを乗り継いで行った”天国の海岸”「ラニカイビーチ」。真っ白な砂浜、青い空、海が印象的。
ゆっくり時間が過ぎていき、突き刺す太陽光線に焼かれた「ヤベイ」は完全脱皮と相成りました。
(2008/08/25)
平成20年度第17回「都々良会」展が開催された。
年1回京の都に書道、日本画、洋画、写真などの芸術家が集う総合美術展。
今年も平安神宮横の京都市美術館で8月19日から24日までの6日間盛大に行われ、多数の方々に鑑賞いただいた。
「ヤベイ」も地域住民の写真仲間や妻「リン」と一緒に美術館に出かけた。
「ヤベイ」は第12回から毎年参加させて頂き、今年で6回目。
今年は写真の部が特に充実してきた。出展数も急増した。
広い静かな美術館に飾られた作品を一点ずつ見ていった。みな作者の思いがこもった作品ばかり。
私に語りかけてくる声に、「そうやね」「ええ感じが出てるね」「ふ〜ん なるほどね」と応えながら鑑賞した。
今回、「ヤベイ」は都々良会初代会長で草木染の先駆者中岡先生を記念した「中岡賞」を頂いた。望外の喜びである。
この受賞を「急がず休まず日々精進せよ」との選者である先生方の激励と受止めて、目標に向かって一歩ずつ前進しようと誓った。
大自然と多くの人達と出会え、仲間の励まし、家族の理解に支えられて写真を楽しめる恵まれた環境にいることに感謝。
今日は久し振りに心が高ぶった「ヤベイ」でした。
都々良会展の様子は 写真展の中で見られます。
(2008/07/23)
「びわこ写真美術館」の前庭に植えた野菜達。今年は豊作。
胡瓜、茄子、獅子唐、トマトなど健気に実ってくれる。
朝の水やりが「ヤベイ」の1日の始まり。「今日も暑くなるね」と話しかけながら前日の夕方に用意したヤベイ特製の肥料入りの水を根元にタップリとやる。
野菜が採れる時が、スーパーの大安売り日。値段の問題ではなくて、家庭菜園で手作り感を楽しむ。
朝採りの新鮮野菜を食す「リン」の笑顔が眩しい。
(2008/07/19)
全国高校野球第90回記念大会滋賀県大会 皇子山球場で近江対大津商を観戦。
判官贔屓でためらうこと無く大津商を応援。と言うより黄色いかわいい声に引き寄せられて地元大津商の応援団に交じった。そして一投一打に歓喜。まるで青春時代の真ん中にいるかのように。
ところでヤベイの母校は未だに甲子園の土を踏んでいない。後一歩まで勝ち進んだこともあったが最近は低迷気味。
甲子園に行くのは高校球児の大きな夢。それを級友、卒業生、地元住民が一体となり応援する姿は清々しい。これも日本の夏の風物詩の一つ。
いつか甲子園で校歌を声高らかに歌いたいものだ。
(2008/07/15)
天道写真塾の教室の帰り、祇園祭の宵々山を覘いてきた。
祇園囃子を聴きながらしばし散歩。人混みと無風状態ですぐ汗だくになったが、これが祇園祭だ。 息子「トン坊」が3歳頃に祇園祭に連れてきたときのことを思い出した。踏み倒されそうになって妻「リン」と一緒に必死に抱き上げた。その「トン坊」も今じゃ、髭図らのおっさん!。
急に雷が暴れだし土砂降り。鉾にビニールシートが掛けられた。
最近の気象、ちょっと異常じゃないか。まるで亜熱帯地域に住んでいるよう。雨が降ればドシャぶり。晴れれば暑くてたまらん。地球温暖化の影響かな。
それに日本全国がどこもかしこも同じ天候。日本独自のしっとりした、各地方の固有のきめ細やかさがなくなりつつあるように感じられてしかたない。大雑把で一律。何もかも平均化されて特徴のない一極集中の世の中になったように思える。天候までグローバルスタンダード化する必要はないよ。
雨の跳ね返りまで見える京都四条通り。
(2008/06/30)
仲間と一緒に写真撮影を長く続けていると望外なプレゼントが降ってきた。
「源氏物語千年紀」にちなんだ写真本を創るために協力して欲しい、との依頼がプロ写真家から「NPO法人シニア写真技能センター」にあった。
仲間と分担して光源氏ゆかりの神社仏閣を撮影した。4ヶ月ほど前のことであった。
「源氏物語と恋の舞台 姫君たちの京都案内」が淡交社から出版された。写真撮影に協力した仲間の名前が記載されている。「ヤベイ」の名前も!嗚呼嬉しい。
人間一人じゃやれることは限られる。所属する「場」、ネットワークの大切さ。大勢の素晴らしい仲間に恵まれた幸せに浸る。
(2008/06/28)
健康維持のためにウォーキングに励む。
「人間、足から老いる」と妻「リン」に脅されて「びわ湖美術館」の近辺を約1時間かけて歩くのが「ヤベイ」の日課。
中学生の元気な声を背に聞き、「リン」とたわいの無いことを話しながら、体と心をリフレッシュしている。
時にはまさかの驚きの出会いがある。
ある時、道端に小豆大の黒い小さな糞が多数。「兎か・・・」と思ってしばらく行くと野生のバンビと遭遇。つぶらな瞳で我々をじっと見つめていた。そして山中に走り去った。
あの時以来、ウォーキングにはデジカメ持参している。が、あのバンビとはまだ再会できない。
(2008/06/27)
NPO法人シニア写真技能センター「天道写真塾作品展」が我等がギャラリー「be京都」で開催された。
デジタル教室基礎科1期生の1年間の研鑽の成果を披露する晴れ舞台だ。
13名の方々が仲間の写真に互いに刺激を与え励ましあいながら、和気藹々とした楽しい雰囲気の中で作り上げた作品。「ヤベイ」感激!。
「写真から生まれる喜びと楽しみ、そして生きがい」と題して森谷洋至先生が講演。「天道写真塾作品展」を鑑賞にきた大勢の人が含蓄ある経験談に耳を傾け、しきりに頷いていた。
こうしてまた新しい出会いが始まり、さらに輪が広まる。波紋のように。
(2008/06/19)
「びわ湖写真美術館」の前庭に設けた野外書斎。
本を読み、お茶を楽しむお気に入りの隠れ場所。
この白い机と椅子は「ヤベイ」が小学6年生の夏休みの時の工作品。「暮らしの手帖」に載っていた設計図をもとに、汗をかきかきカンナを挽き、釘を打ちつけたのを覚えている。母が大事に扱っていてくれたおかげで今も現役。愛着深い代物で、先日、ペンキを塗り直した。
青空を見上げ、流れ往く雲を追う。カメラ片手に白い椅子に座り、小鳥のさえずりを聞きながら今日も妄想に耽る。
(2008/06/01)
青山椒の佃煮を2日がかりで作った。
「びわ湖写真美術館」の前庭に生えている山椒の雌株から実が70グラム採れた。初めての自家製山椒佃煮に挑戦。
昨年も山椒の実はきっと生っていたと思う。が気付かず若芽を摘んで香りを楽しむだけだった。
料理レシピを調べて、妻「リン」との共同作業が始まった。
山椒の実を塩湯で30分ほどゆでる。実についている細い柄を抜き取る。この手間がこれまた大変。生の実のまま柄を引き抜こうとすれば実が壊れたり形が崩れる。だんだんコツが分かってきてスピードアップしたところで柄抜きは終了。
何度もあく抜きをし、醤油、みりん、酒を数回に小分けしながら入れ足して弱火で煮る。途中味見をした。口中痺れた。その昔、局所麻酔に使われたのを納得。
手間隙かけて造った我が家のオンリーワンの贅沢品。冷蔵庫に鎮座ましましておられる。
(2008/05/16)
寛弘5年(1008)に源氏物語が書かれて今年で1000年。
「儚さの光と香」と題して「源氏物語によせる写真作家8人の視点(イメージ)」が京都文化博物館で開催された。シニア写真技能センターの写真仲間と鑑賞した。
はじめは展示されている写真だけを鑑賞。8人とも独自の作風で源氏物語が表現されており、好き嫌いは別に、感じるとこるはあった。
その後、各写真作家の方から特別に説明を受けた。撮影の意図、思いを、また撮影したときの工夫、後処理の裏技など等を。
順番にお話を聞くたびに、写真作家の熱い思いに圧倒され、写真の奥深さに感心。ヤベイの浅い読みを恥じた。
1000年前の物語を今の被写体でどう表現するか あるがままに撮るのではなくて・・・。
「思い」の掘り下げと、それを表現する確固たる写真技術の裏付を一歩ずつ築いていかねば・・・「道は遠いぞ」と思った1日だった。
(2008/05/05〜08)
九州に単身赴任している友達を励ますという名目で妻「リン」と共に博多、阿蘇、熊本、門司港を旅した。
阿蘇は雄大でかつ牧歌的。阿蘇に見習って我もスケール大きくどっしりと構えて生きたいものだ。
久し振りに登山ウォーキングで頂上に立ったが気分爽快。たまに汗を流すのもいいもんだ。
熊本は65万人の大都市。熊本のシンボル「熊本城」を見る。
城は見る者の心を和ませて落ち着かせてくれる。ヤベイにも日本人のDNAが刷り込まれている証拠か。
地形、時代、治世者などの違いで、城はそれぞれ特徴がある。熊本城のそれは「武者返し」。石垣が垂直に反り返っている。
この「武者返し」は九州地方に多いアーチ型石橋と技術の根っこは同じ。後日NHKの「美の壺」で知った・・・。
石垣は巨大だ。左端に豆粒のように見えるのが妻「リン」と友達の奥さん。いかに石垣が大きいかが伺える。
それにしてもこんな大きいものを昔の人はよくも造ったナァと感心する。
(2008/04/28)
比叡比良山を背景にして湖面を滑るヨットを見ながらの音楽鑑賞。開放的な空間で妻「リン」と至福のひと時を楽しんだ。
ヤベイの目が久し振りに輝いた。音楽そのものよりも、ピアノ演奏者のしぐさ、容姿に興味が湧いた。楽譜を見つめる真剣な瞳、左右に揺れる肩と首筋、しなやかに躍動する指先が印象的。横顔が松たか子に似た美しい人。
最後はソプラノ歌手「栗原未和」さんと滝廉太郎作曲の「花」をヤベイも合唱。贅沢なひと時を過ごせた。
(2008/04/24〜25)
親友裕次郎と母校で青春時代にタイムスリップ。
JR高田馬場から歩いた。面影を色濃く残している場所に出会うとホッとし立ち止まる。下宿にも行った。今風のマンションに建て代わってた。「下宿のおばさんの娘」だと言うおばさんとしばし昔話。
キャンパスを行き交う女子学生の顔に伝統が脈々と受け継がれていた。裕次郎はこの事象を見逃さず、感嘆しきり。男子学生は今時の普通の雰囲気だったが・・・。我らのときは「らしさ」がまだ匂った。
夜にはネオン輝く新宿の街に。ヤベイが普段、近づかない別世界で羽根を伸ばした。心身ともリラックスでき、青春時代を思い出す楽しい旅となった。
ありがとう。裕次郎 See you again アロハ!!
翌25日には「青梅」で昭和の雰囲気に浸る。噂に違わず「ヤベイ」のイメージとドンビシャ。夢中でシャッターを押し続けた。
工夫すれば特色ある街づくりができるという絶好の見本。
今回、思う存分懐かしき昭和時代を満喫できた。ありがとう皆さん。明日からはまた、ヤベイは「今」を元気に生きるぜ!。
(2008/04/20)
大阪道頓堀 今日も元気で賑やかな街。
久し振りに大阪に出かけて写真仲間「ピント外れの会」例会に参加した。
たこ焼きを食し、お酒を飲みながらの楽しい写真談義を交わした後、道頓堀に仲間と繰り出した。
大阪の人気者「食い倒れ太郎」の周りには大勢の人だかり。太郎を前と後ろの両方から撮った。昭和の時代を生きた証、お疲れ様でした、という気持を込めて。関西人に夢と活力を与え続けてくれた「太郎」君 どうもありがとう。
(2008/04/09)
花は桜。
東京では早々と桜満開の宣言がなされたのに、滋賀の桜は蕾の期間が長かった。ようやく満開になった。
そこでウィークディーに妻「リン」と三井寺の夜桜見物にしゃれこんだ。落ち着いてゆっくり春の宵を楽しめた。
大勢の人々と賑やかに花を愛でるのもいいが、二人で静かに話しながら桜の下をそぞろ歩きをするのは最高!誰にも邪魔されず、至福のひと時を過ごせた。
(2008/03/17)
「20世紀の巨匠たち」を鑑賞。ロバート・キャバをはじめマン・レイ、ユージン・スミス、ロバート・メイプルソープなど写真界のスーパースターに再会。
一世を風びした人の作品はやはり見ておくべき。風雪に耐えうるものを感じる。薄っぺらい目新しさはいらない。
親友、裕次郎と奥方に再会。奥方とは35年ぶり。スマートで美人。青春時代が懐かしい。
浪速の夕景が芸術的・・・。
(2008/03/16)
「NPO法人シニア写真技能センター」は宣伝・会員募集を兼ねて、京都岡崎の都メッセで開催された「京都市2008年ボランティア市民活動フェスタ」に参加。
写真教室の仲間が作成したポストカードの展示・販売と写真撮影をデモンストレーション。
ポストカードと言えども小作品をお客様に買って頂く喜びを実感。
模型のバイクを撮影。ライティングによる光と影を操ることを堪能。
(2008/03/08)
「鞍馬天狗」に会った。美声の持ち主、美男なり。そう「華」があるのだ。ご婦人が騒ぐのもむべなるかな。剣さばきもさることながら、口さばきも鮮やか。
今年も「野村万作、野村萬斎狂言公演」がびわ湖ホールで開催された。極限まで簡素化された舞台での演目は「鏡男」「骨皮」だった。今年で10回目だそうだ。萬斎の一挙手一投足、一言一句に注目した。
「芸術・文化」は健全な精神生活に大切なビタミン剤。現代社会には欠くことができないものだが・・・、経済が下向くと真っ先に切り捨てられる弱い存在でもある。地方文化設備を維持するのは大変なことで、ここ「びわ湖ホール」も苦戦していると聞く。なんとか盛り上げて、滋賀からも芸術・文化、情報発信をしていって欲しいと願う。
(2008/02/28)
「びわこ写真美術館」の庭先にある金柑は今年も豊作。黄金色の実の重さに細い枝が垂れ下がっている。熟した実をツグミが狙って次々食べ散らかしはじめた。
そこで本日、黄色い実を収穫。青い未熟な実は残して。結構な量が取れた。
無農薬の金柑で毎年自家製ジャムを食している。手間はかかるが絶品。美味なり。金柑の渋みと、小さな種を除去するのがポイント。
この手順をサボれば食えたものではない。2年ほど前から工夫を重ねて金柑ジャム作りのコツが掴めた。
「リン」にも好評で、「ヤベイ」と「リン」の実家、そして息子「トン坊」嫁「エリコ」にも持っていってやろう。
「食は家庭円満の鍵、国家安泰の要なり」。オーバーな・・・。いやいや大切なことだ。
(2008/02/25)
またしても寒波到来。水道の水が「手を切るように冷たい」というのは決して嘘ではない。朝食のミニトマトを洗うのは「ヤベイ」か「リン」かで押し問答。
庭に出るとツララができていた。最近の雪はふんわりとした綿帽子ではなくて、細かい硬い珠のようだ。それだけ気温が低いということか。
気象庁の発表では大津市は最低気温が零下2℃。ここ「びわこ写真美術館」の位置は市役所より標高差が約50メートルはあろうかと思われるから零下3℃くらいかな?と推測し寒暖計を庭に持ち出してみたら、何のことは無いプラス1℃であった。時刻が8時を過ぎていたから、気温が上がってしまったのだ。それにしても寒い。春よ来い 早ーく来い。
ツララは「氷柱」と書く。庭で見つけたツララは小さいが、まさに氷の柱だった。
(2008/02/24)
小津安二郎の作品「父ありき」をDVDで見た。笠智衆が父、佐野周二が子供。男手一つで一人息子を育てていく心あたたまる物語である。
多くを語らないが親と子が互いに思いやる愛情がひしひしと伝わってくる。
当時の生活は今以上に厳しかったが、なにか温かみを感じるのは何故か?。
1942年の音声技術は未熟でセリフは聞き取り難い。が、白黒フィルムの落ち着いた映像を見ているだけで親子の心情が伝わってくる。映像の構図が実に上手く感心する。写真としても参考になる。
それにしても佐野周二、水戸光子、佐分利信がすんなりと判かる「ヤベイ」は、かなりのじいさまということか。気持ちは若いつもりだが・・・。
(2008/02/22)
久し振りの陽光に誘われて妻「リン」と滋賀坂本にある旧竹林院の観梅へとしゃれ込んだ。
八王子山を借景にした庭園はいつ見ても見事な宇宙・自然美を展開してくれる。残雪と苔そして紅梅白梅の共演が見事であった。
桜花や紅葉の時のような人混みはなく、静かで穏やかな一日となった。穴太積みの町並みをゆっくりと歩き、名物の手打ちそばを食した。
お雛さんがあちこちで我々二人を歓迎してくれて、まさに春近しだ。
(2008/02/10)
友達ご夫妻の誘いを受けて「春待ち灯り2008.2.10ジャズナイト」に妻「リン」と4人で出かけた。大勢の老若男女が集まっていた。
目を閉じると、米国ニューオリンズの酒場で歌うルイ・アームストロングが出てきたり、場末のドヤガイで洗濯する黒人女性がバラードを歌っているかのようだ。
ジャズセッション形式でコンサートを開けるジャズ音楽家が大津市にこれほど大勢いるとは驚きだ。それにしても会場は昭和初期のふるびた建物でジャズを聴くのに相応しい。改築などをしないで、この雰囲気を大切に残して、定期演奏会場として活用、地域活性化のきっかけとなったらなぁ・・・と思う「ヤベイ」でした。
(2008/02/03)
天気予報が的中して、今朝目覚めて外を見たらあたり一面が銀世界。今年一番の雪で深々と降り続いていた。
不要なものを雪が消し去ってくれて普段とは違ったスッキリした風景だ。
「トン坊」と嫁「エリコ」の若者たちはスノーボーに夢中で飛び回り、「ヤベイ」と妻「リン」のジジババは炬燵で丸くなる。
今日は節分。豆まきの真似事をする。豆が北海道産であることを確認。安心して口にする。我が家の食料自給率を上げるために家庭菜園に力を入れよう。
(2008/01/29)
天道写真塾の「デジタル教室」のお手伝いをするため、また自身の勉強のため第1第3火曜日は「be」京都に出かける。
幸いなことに丁度「be」京都1周年企画「王石明書画展」が開催中だった。
「森羅万象 陰中陽 陽中陰」存在する全てのものは表裏一体・・・王石明の幽玄の世界にしばし身をおき、心が浄化されていくのを感じた。
ヤベイの写真は足元にも及ばぬことは百も承知の助だが、気持だけでも、写真が暮らしの中に自然と入って来て、生活の一部になることを
これからも目指して行こう。
(2008/01/24)
Yahoo!japanを開いていたときに何気なく、白亜博物館と入力して検索すると「ヤベイ」のホームページ「白亜博物館」が第2位で出てきた。
Googleではなんと第1位に出ていた。嬉しかった。でもびっくりもした。
趣味の写真を中心に琵琶湖の風景を扱った「白亜博物館」をなんとか品位ある、楽しいホームページにしたくて、正月明けからパソコンにかじりついて頑張った甲斐があった。これからも今の琵琶湖の状況を写真で発信していきたいね。
(2008/01/18)
絵画、陶芸そして詩の展覧会DAWN(ドーン・夜明け)が開催された。
ヤベイの「写真サークル」仲間の奥様が詩を書かれ、朗読された。その奥様は妻リンの詩吟の先生でもある。
彼女の詩にはヤベイが撮った写真を添えてくれていた。嬉しいね。
また、リンとその奥様がシャンソンを聴きに行ったとき、リンがいった何気ない言葉がきっかけとなって
素晴らしい詩が生まれた。発想が豊かで、夢心地の雰囲気が一杯だった。
最近何だか自分の周りが文化的な香りがするようになってきた。ただのオッサンでいたくないもんね。
いい傾向だと喜んでいる。
(2008/01/16)
親友「裕次郎」の知人に写真家がいる。今度東京に行ったときに紹介してくれるとか
楽しみだ。
正月に熊本から電話が入った。大学院時代の友達 40年程ぶりの元気な声で
「自分も写真が好きだから教えてよ」と。写真を介して親交がまた復活する うれしいね。
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