この近くには(峰山町大路地区)七夕伝説の天女の話も伝わっとる。

 この地区と安達家は、今も8月7日(旧暦)には七夕祭りをしておるぞ!いちどきんしゃいな!
毎年この日は安達家の家宝を公開しとる。翁の弓などもあるんじゃぞ〜〜!わしらぁはこのおうちを、七夕(たなばた)さんとよんどる。
この後に出てくる翁(おきな)は和奈佐と言うんじゃ!三右衛門ともゆうんかな

 家紋も日本全国探してもここしかないもんじゃな!見る価値があるかもネ!
七夕を伝承しているのは唯一ここだけで自慢じゃ!

この村には、羽衣天女を祀った乙女神社もあるぞよ!この神社は紅葉がきれいな所でもあるんじゃがな!
この神社にお参りすると、乙姫様のような女児を授かり!その手はモミジみたいにかわいいだそうなで!
男の子はどうなんじゃろな〜〜。

私の子どもは娘でな、何かの時はいつも詣っていたので、親が言うのははばかれるが、べっぴんじゃ

まぁ一回お参りしなはれ!賽銭もようけたのむで〜〜!(この地で「ようけ」はたくさんの意味ですwa)

七夕伝説を簡単に話そうかな                        

 8人の天女が、いさなご山の女池(めいけ.ちいちゃな池で今も名残りがあるで)ちゅう所に水浴びにおりてきたそうな!
水浴びをしている天女の美しさに心を奪われ、覗き見してた猟師の和奈佐翁が、天女を天に帰すまいとして、天女一人の衣服(羽衣)を持ち帰って隠してしまったそうな。
それで、天女が天に帰れなくなったのじゃ!天に帰れなくなった。天女は老夫婦に引き取られ養女(嫁?)になった。
和名佐の嫁さんとも言われているがな!天女を養女にして3人の娘が生まれと!翁が猟に行っている間、娘に「おじいさんはいつもどこを拝んでいるの!」
羽衣のありかを聞き出したんじゃな!そして羽衣を羽織って天に昇って行ったんじゃよ。

 残された3人の娘は、機織り酒造りにたけ老夫婦は裕福になったんじゃが、追い出したんじゃよ!。天女の娘はさまよった末、長女は乙女神社、も一次女は丹波の多久神社に、三女は奈具神社(弥栄町舟木)にとどまったそうな!

(大路地区の言い伝えは、天女を追っかけてかんぴょうのつるに伝って天女に会いに行った。天女は七日七日に会いましょうと答えたが、アマノジャクが七月七日に言い換えたので、年に一度しか会うことが出来なかったとの話)
 
そんなんで 「安達家は、今もかんぴょうは一切食べないとの言われがあるんじゃな!

「天の原ひりさけみれば霞立ち 家路まどいて行方しらずも」
比治の里を追われ、村々を遍歴の果てに奈具の村にやってきた。 「京丹後市弥栄町船木 奈具神社」に祭られています。
そして「此処にして我が心、奈具しく成りぬ」(わたしの心はやっと安らかになりました) と云っ てこの村を安住の地としたそうな!


羽衣(はごろも)と言うのは、羽のついた羽織みたいなもんで、これを着けると空を飛べたんだって!わしもとんでみたいな〜

おもしろかったかな!!!七夕伝説はいろいろな話があり、美保の松原、琵琶湖の余呉地方他、津々浦々伝承されているんだ。昔話が出来たきっかけは何だったのか調べても面白いとおもうな!(因幡の白ウサギ、除福伝説、浦島太郎等など)

豊宇賀能賣命になった天女 (道子の手作り紙芝居にリンクしています。許可済み)
森山俊雄氏の一言紹介 (いずれも、史実・伝承・昔話にもとづき、それに創作を加えて作りました。丹後を舞台にしたものが主です。できごとを追いながら登場人物の成長も描きました)


  もひとつええかな?これは今風で言うロマンチックな話

 七月七日は、地域の話の別にいろいろな七夕伝説・物語があるんよ!織姫と彦星の話は知ってるとはおもうがのお!

{五色の短冊に願い事を書いて、竹の笹につるす。今もやっとるな〜〜!
願い事を書いた五色の短冊と笹を小舟にして川に流すと言う習しもあるな!}

 天の川を挟んでこの日は織姫と彦星が年に一度逢瀬をする日!まぁ逢い引きだな!

 牛飼いの彦星と機織りが上手な織り姫が、天の神様から、一年のうちで七月七日だけ会うことを許されたんじゃ
「1年に一回の逢瀬」なんでや?と言う疑問が残ると思うんじゃがな!
なんでと思う?詳しくはお父さんお母さんに聞いてみよう。わからんかったら調べてみてもおもろいかも!
 みんなも怠けていたらこんなことになるで〜〜!
この七月七日の天の川は水が少ないし、お星様の上を歩いていけるらしい? らしいで??

 七夕祭りには、笹の上に瓜とかおなすをお供えするんだが、何でか解るかな〜〜〜

この天の川は、この日が一番美しくきれいに見える日なんじゃわ!
 
大路地区の七夕祭り(8月7日頃)に、天女の里から見る夜空は、まさに逢瀬合うにふさわしい天の川が見れるのじゃ!
この夜空の星を眺めたら、そりゃ〜〜恋におちるで〜〜!ロマンチックな話じゃろな!私もこれで織り姫さんを見つけて一緒になったんじゃよ!
この時期は恋の季節!一度、天の川の星を見にきんしゃい!!

ちなみに、織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル(牽牛星)で天の川をはさんで向かい合うような位置にあるぞ!。
2つの星の距離はなんと!約14.5光年約137兆キロはなれているんだって!そしてベガの大きさは、太陽の直系の約2.5倍だって!
太陽より遙か向こうにあるんじゃ!そして、この中にはブラックホールもみつかっているんだな!

そして、天文学者さんはこのキラキラ星を「天の川銀河」と言うそうなで!

ちなみに、135億光年前に宇宙は出来たらしいし、暗黒の世界で星も10個ぐらいだったと!
今、わかっているだけで地球と同じ星が10個もあるらしい。
宇宙ができた仕組みなど勉強したら、将来は天文学者になれるかもよ!

次は伝説・史跡名勝をおじいさん語る羽衣の里続くぞ!

滋賀県余呉の七夕伝説 リンクhttps://yogokanko.jp/node/60
【伝説】羽衣天女伝説/とりネット/鳥取県公式サイト (tottori.lg.jp)
静岡  
羽衣伝説 ? 「羽衣の松」と「三保松原」清水海岸ポータルサイト (pref.shizuoka.jp)