全港湾 神戸支部
     本四海峡バス分会


全港湾本四海峡バス分会結成へ!

 私達は、明石海峡大橋の開通にともなう船会社の事業の廃止・縮小などによって離職した元船員・陸員で、1998年4月に開業した本四海峡バス(株)に再就職しました。
 しかし、開業直前になっても、労働条件はさっぱりわからず、当時加入していた全日本海員組合に問い合わせても「交渉中」と言うだけ。結局、開業後に明らかになった条件は、40歳で基本給180,000円、退職金制度なし、労災補償制度なしなど、信じられない内容でした。
 私達は、海員組合関西地方支部に誠意ある組合活動をお願いする「要望書」に脱退もありえることを記して、全員が連判し提出しました。その一方で私達は、会社が儲かれば労働条件は良くなると信じて、不慣れな仕事をみんなで助け合い、励まし合いながら一生懸命頑張りました。幸いなことに、会社は予想を大きく上回る好業績をあげましたが、翌1999年の協約改定(春闘)では、定期昇給がかろうじて確保されただけ。みんなの切実な願いだった休日増や退職金制度、業務災害補償などは交渉にもならない有様で、むしろ労働組合役員が現場を押さえにかかる始末でした。
 私達は、その年のボーナス交渉に望みを託しました。しかし、会社の大儲けの中でも組合役員の交渉姿勢は変化なく、交渉の休憩中に現場の代表者が労働組合役員にくってかかる有様となりました。さらに、海員組合役員に言った文句が会社管理職に筒抜けになっていて、「海員組合がこう言っとった」と管理職や上司から現場代表者に、圧力がかかってくるようになりました。会社と海員組合との癒着が誰の目にも明らかになりました。
 私達は、職場で話合いを繰り返し「自分達の労働組合を創ろう!」と、全員が海員組合を脱退、港でよく旗をかかげて闘っていた全日本港湾労働組合「全港湾」に加入し、本四海峡バス分会を結成しました。


本四海峡バス闘争の歩み


全港湾加入 1999年7月30日
本四海峡バス分会結成 1999年8月9日
組合員数 41名
住  所 〒 650-0041
     神戸市中央区新港町1-9
      全港湾神戸支部 内
       本四海峡バス分会
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