昔 の 子 供 の あ そ び (屋外の遊び)

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◆ 柴 笛
柴笛にする木の葉はなんでもよいが、若く軟らかい頂上葉がよく音が出る。  
                                          
マサキ・ネズミモチ・アラカシ・ウツギなど手当たり次第柴笛にし、ソラマメ・エンドウなどの葉でもよい。 
唇に当て、人指し指と中指の2本で押さえて吹く。 上達すれば歌曲も吹けるので青年になっても鳴らしたもの。


◆ 十五夜
十五夜の晩、月の拝める縁側に、お供えの団子やサトイモを三宝にのせ、萩やすすきの花を供えて月の出を待つ。
サトイモは12個(うるう年には13個)、それにサトイモに似せた米の粉の団子も同じ数。 子供は縁側でうたを歌う。
/お月さんいくつ/ 十三七つ/ まだ年や若い/ 兎 うさぎ 何見て跳ねる/ 十五夜お月さん見て跳ねる/   


         
◆ シャボン玉
せっけん水に浸した麦わらの先を、しずかに吹くとシャボン玉が大きくふくらみ、そよ風に誘われて空高く舞い上がる。 
石けんの不自由なときには松やにとか、無忠子(むくろじ)の実を浸して代用した。
20センチほどに切った麦わらを、石けん水を入れたビンにつけ、少し吸い込んでおいて吹くと大きなシャボンが出来る。 でも、うっかりするといつのまにか石けん水が口まで上がってきて、むせてしまうこともあった。