廃線と廃駅の調査の題字

第2回 福知山線旧線調査報告 武田尾〜道場


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[10] 調査を終えて

GNG:今回の調査がGWWERKSチームとしては初仕事ですね。そもそも、2年前に企画された幻の「神鍋高原廃村ツアー」が、この企画の発端でした。つまり構想だけに2年も費やした壮大なプロジェクトなのです。ですから調査に1日を費やしたところで、満足な結果を得られたとは思いません。このJR福知山線(旧線)調査にしても、核心に迫ることさえできませんでした。

ゑゐぢ:あくまでも、今回の調査を廃線というカテゴリーに収めるのは、少し問題があります。廃線とは、存在しない線であるので、福知山線のように複線電化によって一部区間のルートが変わっただけでは、厳密には廃線には入らないかも知れません。しかし今回の調査は、想像をはるかに越えるもので、武田尾〜道場間は再調査が必要です。かつて、この旧線に乗ったことがありますが、かなり昔のことなのでほとんど記憶にないです。覚えているのは、手動ドアの茶色の客車がディーゼル機関車に牽引されて、大阪から島根県の出雲市まで直通する超長距離列車もあったということです。

GNG:そうですね。今度は道場駅から武田尾駅までの区間の再調査が必要です。それには、時期を待ったほうがいいでしょう。山の草木が枯れるまで……。

追記:福知山線の新線切替え複線化は1986年(昭和61年)8月1日。生瀬駅〜道場駅間が1.8 km短縮。電化完了と生瀬駅〜武田尾駅間の西宮名塩駅の開業は同年11月1日。
8月の新線切替え複線化から11月のダイヤ改正までは、旧線のダイヤと車両のまま新線で運用をしていたそうです。


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