「廃線と廃駅の調査」

第11回 神々の詩 第2部

〜尾道鉄道〜



[4] 孫連れ翁

狭い道を突き進んでゆくと民家の庭のような場所にたどり着きました。

GNG:本当に鉄道はここを走っていたのだろうか。道を間違えたんじゃないですか?

ゑゐぢ:確かに電車が走っていたとは思えないような幅の未舗装の道が、民家の縁側をかすめています。しかし、よく見ると道ばたの土留めにかなり古い枕木が使われています。仙入峠(せんにゅうだお)の国道沿いでも土留めとして枕木が使われていましたが、そちらは廃線跡からも離れており、尾道鉄道のものかは怪しいです。

GNG:道端でおじいさんが孫と戯れていました。これはチャンスです。

ゑゐぢ:やはり木頃本郷(きごろほんごう)の駅の場所がハッキリしないので、駅の場所を聞くと「タバコ屋さんのところが駅だった」と言うことなのでもう一度戻ってみましたが、正月で店が全て閉まっているので、結局どれが何屋さんかさえわかりませんでした。

追記:後日地元だった人に聞いたところパン屋さんの向かいが駅だったとのことですが、それでも調査時にはさっぱりわかりませんでした。2013年(平成25年)11月の「Googleストリートビュー」を見ると同じ店かはわかりませんが、確かにパン屋さんとその右斜め向かいにタバコ屋さんがあります。


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