こころとストレス
私がなぜ「こころ」と「ストレス」に注目したのか?
それは自分が患者として日々を送ることで、「出来るだけ不自由のない」手段を選択したい!と言う欲求と、「整体」や「カイロ」などを勉強するにつれ・・・何か物足りなさを感じるようになったからです。
私のために旦那はいろいろな手段を選択し、実に大変な努力(私にはそうみえる)を重ね、あれこれと思案・提案してくれますが、どれも満足できるものではありません。
幸い旦那も整体の師匠に「奥さんの為にも整体を勉強したら?」
と勧められ、頑張ってきました。
確かにいろいろな整体や施術を受けることに「快適」や「心地よさ」は感じることができます。
その「感じる」は実にいろいろな施術法があるので、個人差があると思います。
「何が足りないんだろう・・・?」
患者さんは大変満足される方も多くおられ、幸いですが、私は自分で自分を施術できないので・・・
「いったい自分の施術がどうなのか?」
と考えるようになりました。
私は実に多くの難病と特定疾患・持病を抱えながら生きています。
「病気」と縁が切れずに思い悩みます。
難病や特定疾患・慢性病は治りません。
伴に生きていくしかないんです。
これは・・・想像を絶する苦難の道です。
でもこれは私だけが特例なのではなくて、本当はたくさんの人が苦しんでいると思います。
「自分だけが不幸だ・・・」
と感じている人もたくさんいるでしょう。
その「不幸」の原因が病気だけとは限りません。
世の中には「いじめ」「虐待」「論争」「失恋」「登校拒否」「ひきこもり」「事故」「怪我」「病気」「仕事」「対人関係」「社会的地位」「親子関係」「友人関係」「子育て」「出産」など
・・・実にいろいろなストレス要因があります。
それら全てがストレスとなり、こころに響き、その結果病気や不快な症状を引き起こすことも多くあります。
病院や私の整体に来て下さる患者さんの多くはボロボロのからだをひきずって
「仕方ないんです」
と。
そして、これまた非常に多くの人が親子関係・対人関係に対して言葉を濁すのです。
「いや・・・親とは・・・うまくいってないから」
と。
からだのコリや疲労は、からだの使い方からくるとも言われますが、外的要因・環境要因・ストレス要因全 てがからんでくるものです。
例えば「風邪」を例にしても、風邪をひくと不快です。
「いずれは治る」とわかっていても、実際には不快ですね。
「風邪ぐらい・・・」
と言うけれど、不快を感じることはどんな小さな症状にもついてくるのです。
「にきび」や「花粉症」「風邪」で思い悩んでいるひともいます。
だから、病気や症状の重さや種類はこころにはあまり関係しないのです。
でも・・・その「こころのストレス」が原因で不快な症状が長く続くことが多いのは事実です。