Mary Angel 研究

 Mary Angelについては、こちらの公式サイトをご覧ください。
 (この稿は、mixi内の"Mary Angel"コミュへの投稿内容と同一です。)

[1] お経
[2]『まじかる・スター☆三』
[3] MC考(その1)
[4] MC考(その2)
[5] 衣装
[6] タイトル
[7] 言うことなし
[8] 期待と不安
[9] 1stアルバム
[10] 私的雑感

[10] 私的雑感
 2011年初頭から40日間の充電期間を経て2011年2月12日に初披露された素敵な新曲について書きたいと思う。しかし、それができていない原因は、それから間もなくして、アルバム「まじかる・スター☆≡」を手に入れてしまったことにある。

 アルバム「まじかる・スター☆≡」については、通販サイト向けにレビューを書くつもりではいるのだが、こちらはこちらで、とてもまだその状態にはない。

 その理由は、私がこのアルバムをあまりにも好きになりすぎた事にある。こういう状態でレビューを書いても、分析的すぎるか、あるいは狂信的なものとなる。感覚的でわかりやすい言葉を選ばないと一般には伝わらない。それにはもう少し私の心が落ち着くまで待つ必要がある。ともかく、好きで好きでどうしようもない気持ちを抱くほどの作品、この気持ちをどうしたらよいか悩んでしまうほどの作品なんて、人生そうざらに出会えるものではない。思春期ならいざしらず。。。

 爽やかな6曲目"PRISM"が光っている。

(2011年04月06日 22:44投稿)

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[9] 1stアルバム
彼女たちが舞い降りれば、そこをたちまち極彩色の楽園に変えてしまう、そんな不思議な魔法が使える3人の天使たちの1stアルバム。

こんな楽しい作品を見たことがない。スタジオ録音盤でありながら、ライブでの圧倒的なテンションをさらに上回る尋常でないテンション。あらゆるジャンルの人にこの見事な作品を強力推薦する。


つまりは、彼女たちから感じる信じがたいパワーが、まずはtsunamixさんをはじめとする作曲家陣の優れた楽曲に裏打ちされていたことの実証である。

また、歌い方がライブとはずいぶん異っていることから、特に発声や歌唱の点において、相当工夫されたプロデュースがこの録音に際して施されたようだ。

さらに、考え抜かれた曲順、見事な曲間処理、丁寧に写真が配されたブックレット。あらゆる部分で一切手を抜かず、時間をかけて実に丁寧に作りあげられている。そんな渾身の作品である。

蛇足4編

(*1) あまりのテンションの高さに、まさかそんなことはないだろうと思いながらも、ライブトラックよりもアップテンポにされていやしないかと実際に計測比較してみたほどである。もちろんテンポは同じであった。

(*2) 携帯オーディオで聴取されることを明らかに指向した周波数特性(イコライジング処理)は時代の反映だろう。

(*3) Mary Angelのライブは他のユニットと比較して歌詞が驚くほど明瞭に聞き取れるのだが、それでもどうしても聞き取れない部分は残る。そんなときスタジオ盤が手元にあれば歌っている内容がさらによくわかり、ライブもさらに楽しめるだろう。またこれだけ丁寧に作られるのなら楽曲自体の魅力はスタジオ盤の方が伝わりやすいだろう。この点からも、ライブでの新曲発表はやはりCD発売とシンクロしている方がよい。

(*4) なお、ライブではどうしても聞きとれなかった部分としては、(1)SUPER ACTIONの冒頭が「イクヨ」であった点(「みんにょ」としか聞こえなかった)、(2)BRAND NEW WORDのラップ部分の最後が「フルカラー」であった点などがある。

(*5) 実は、アルバム中のAngel Wingの配置場所についてのみ異論がある。この曲順では3曲目までの流れに対してよどみを生じている。Angel Wingを4曲目ではなく9曲目に配置すれば、先のよどみは解消するし、ミラーボールナイト〜Angel Wing〜Rebirthという配置により最適な流れが生み出され、整った形でアルバム本編を終えることができ、アルバム全体の安定感がより増したと思う。あくまでも素人リスナーの一意見である。

(2011年03月05日 22:25投稿)(*5のみ2011年03月08日 20:42投稿)

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[8] 期待と不安
 ブログ記事によれば、最近、多くの新曲が準備されているとのことである。ということは、いよいよアルバム発売の準備が進んでいるのではないかとの期待が高まる。

 アルバムとなると、1曲目に何を持ってくるか、そしてどういう曲順になるかということが第一に気になるのだが、もうひとつ心配なのは、曲間の無音部分がうまく処理されるだろうかという点である。いや、プロが行う仕事だからこんなことは当然配慮されるはずであり、何も私たち素人が気にするまでもない事である。しかし現実に、稀ではあるが、インディーズから出されるアルバムの中には、この点が考慮されていない作品がある。曲間の無音部分の処理とは、前の曲が終わってから次の曲が始まるまでの無音時間を構成するポストギャップ+プリギャップの長さをほどよく調整することであるが、アルバムにおいてこれが考慮されていないと命取りになる。0.1秒の違いで印象は大いに変わる。ほどよい長さは前の曲の終わり方のテンポなどによって異なるが、概して短めにすることで全体が引き締まりアルバムとしての統一感が生まれ、冗長であるとアルバム全体の印象が本当に台無しになる。


(こういうことがあった。「お」で始まる日本のバンドがインディーズ時代に出したアルバムは無音部分処理がまるでなされていなかった。楽曲自体は比類なく素晴らしいバンドであるだけに残念だった。そこで私はこのCDをパソコンでリッピングし、無音部分を0.1秒未満の単位で調整してCD−Rに焼き直した。これによって曲の流れにテンポが生まれ、全体の印象が引き締まり、やっとアルバムとして楽しめるものとなった。)

(2010年10月28日 23:44投稿)

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[7] 言うことなし
 前の書き込みから少し間が空いた。その理由は、最近接したMary Angelのステージがあまりに素晴らしかったことにある。これほど完成度の高いパフォーマンスができるユニットを前にして、これ以上他人が何を言うことがあるのか。私ごときがグダグダと小難しいわかったようなことを書くことに一体どんな意味があるのか。そう思ったからである。

 2010年8月28日、24時間テレビ協力イベントとして尼崎アマドゥでMary Angelは2回のステージを披露した。その2nd Stageは、過去に私が見たMary Angelのステージとは全く違っていた。

 3人は最新シングルのジャケ衣装で登場。そして、オープニング"Movin' on"。この曲はMary Angelのごく初期からライブで頻繁に歌われている。しかしこの瞬間、全く予想しなかった事が起こった。この曲の持つ独自の曲調とそれに伴う高い緊張感、おそらくは100回以上の場数を踏んでダイナミックに完成されたダンス&ヴォーカルアクト、そして全身を包む煌びやかな衣装、この3つの要素が相乗して圧倒的なパワーを生み出し、会場のテンションを一気にピーク状態に引き上げた。そして、この衝撃的なオープニングが生み出した緊張感は、最終的にこのステージ全体の印象を引き締めることになり、極めて高品質のステージ体験としてオーディエンスの心に強く記憶される効果を奏していた。

 1曲目が終わった途端、後方の木陰でやや遠巻きに見ていた親子連れが、「凄いね!」という驚嘆の声と共に、その時点で座ることのできる最も前の席に走り込んでいった。ヤッタね! これでまた新たな人の心を掴んだ。

 《Set List》
 Movin' on
 きらきら☆スマイリー
 瞬間-shine heart-
 ミラーボールナイト
 まじかる・スター☆三

 先の親子連れはステージ終了後、「凄かったね...」と言いながら会場を後にした。そう、本当にエキサイティングな凄いステージだった。私は以前「キラキラした衣装は似合わない」と書いたことがあるが、とんでもない。撤回する。この衣装は良いよ。なんだかダンスの質も8月に入って急に上がったような気がする。

 さて、オープニング曲の選び方によって(もちろん選曲だけではない、上記した3つの要素が必要である)、ステージ全体の印象がこんなにも変わるのかという点が驚きだったが、考えてみればそうかもしれない。アルバムでも、中盤にとても良い曲が入っているのに、曲順が良くないばかりにひどく不当な評価をされている作品をいくつか知っている。

 ただ、残念に思うのは、オープニングでテンションを一気にピークに持ち上げたのが、オリジナル曲によってではなかったことである。やはり、オープニングに配置してこういう役割を担わせられる曲調を持ったレパートリーをぜひオリジナル曲に持ちたいところである。

PS.
 私はこの日、"瞬間-shine heart-"を見たいと思っていた。ラジオで初めて聞いたとき「?」。CDで聞いても「きれいにまとまってしまったね」という感想しか持てなかったから、ライブでの解釈に関心があった。やはりそうか、ダンスと一体となってこの曲は完成する。良いね、素晴らしい。やはりMary Angelはライブユニットだと改めて認識した。Mary Angelの場合はまずライブで曲に接するのが正しい順番のようだ。

(2010年09月11日 11:44投稿)

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[6]タイトル
 私がMary Angelに出会った頃に戸惑ったことは、曲からタイトルが、タイトルから曲が連想しにくいものが多いなということだった。

 いきなり時代が半世紀近く遡るが、例えばThe Beatlesの場合は、タイトルはたいていその曲の歌詞の一部から採られている。なので、"She Loves You", "Yesterday", "Strawberry Fields Forever" ...と手当たり次第に曲名を思い浮かべてみても、どれもそのタイトルからすぐに歌詞のその部分のフレーズが浮かんでくる。

 ところが、Mary Angelの場合はなかなかそうはいかない。"Super Action"はその最たる例だと思う。歌詞の中に"Super Action"という部分はおそらくどこにもない。さらにこの曲はライブのオープニングに歌われることが多いから曲名がMCで紹介される機会も少なく、なおさら曲名へのなじみが薄くなる。"waku2@dreamer"も連想がつきにくい部類だろう。"トキメキハイスピード"、"きらきら☆スマイリー"はまだいい方だ。前者は歌詞に"ハイスピード”と”トキメキ”という言葉が断片的に出てくるし、後者も歌詞に"きらきら〜"という部分が出てくるから、タイトルから曲への連想が比較的容易ではある。それでもタイトルがそっくりそのまま歌詞に現れる"ミラーボールナイト"における連想の容易さには及ばない。

 The Beatlesにも例外はある。"Tomorrow Never Knows", "A Day In The Life" といった非常に進歩的な曲では、タイトルは歌詞の一部からは採られていない。確かに抽象的あるいは文学的なタイトルを付けると芸術性が高い感じはする。そういえば、いきものがかりの"ブルーバード"という曲も歌詞に"ブルーバード"という部分は無い。Superflyの"誕生"という曲もそうだ。今の時代は、音楽ビジネスの上で、曲のタイトルというのはあまり重要ではないのだろうか。しかしやはり、ダウンロード販売、着うたダウンロード、カラオケでの選曲、といった場面を想像しても、多くの曲リストの中からタイトルを見つけたとき、「あ、あの曲」とすぐにフレーズが浮かんでくる方がベターだろうとは思う。

 むろん、ファンになってライブに慣れ親しんでいると、すぐにそういうことは問題ではなくなる。確かに、いろんな場面で「選曲」しようという程度にまで好きになる頃にはとっくに曲とタイトルが結びついているものだとしたら、あまり問題はないのかもしれない。

(2010年08月21日 12:15投稿)

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[5] 衣装
 「どの衣装が好き?」というのが今回のテーマである。こういうのは個人の好みの問題であるから、今回ばかりは私的な話に終始することになる点をお許しいただきたい。

 結論から言うと、私にとってのベストは、Youtubeで見ることのできる2009年11月2日大阪市立大学銀杏祭での衣装である。このライブでの姿には本当に萌える。もっと早くMary Angelに出会っていてこのライブ会場に居ることができていたならと強く思う。この衣装の素晴らしさは他を大きく引き離している。体操服(?)のような柔らかそうな生地にイエロー、グリーン、ピンクの3人それぞれのキャラクターカラーがあしらわれている。これが良い。ツナギのようにも見えるが、腰に何かを巻いている。これがまた柔らかい感じを与えていて良い。ズボンはよく見るとMayaとRisaが右足だけ、Yu-kaが左足だけを膝まで捲りあげている。3人の向きを揃えなかったところは絶賛に値する。本当に素晴らしい。見れば見るほど、この衣装には実に多くのアイデアが詰め込まれているように思う。確か2009年5月15日放映のアイスナ出演時もこの衣装だった。この衣装になぜこんなに萌えるのか。よくわからないが、身近な妹という感じがするからなのかもしれない。

 そして第2位は、Mary Angel Live DVD Vol.1に収録されているライブでの姿である。(収録は2009年9月ではないかと思われるが、確認が取れていない。確かな情報をお持ちの方は教えていただきたい。)衣装が制服風である点もポイントが高いが、さらにヘアースタイルが、何も付けたり結んだりしていないストレートなのである。これには萌える!! そしてその髪の毛が揺れる様は実に良い! なぜだろう。きっと、中学の教室に行けば普通に居そうな女の子という感じがするからなのではないだろうか。

 いろいろ趣向を凝らされているスタイリストの方には申し訳ない気がするが、Mary Angelの衣装は、飾りが少なくシンプルなのが良い。髪の毛は頭頂以上に跳ね上げないのが良い。Mary Angelにはキラキラした衣装や露出度の高い衣装は似合わない。何も飾らなくても、彼女ら自身がとてつもなく輝いているのだから。


 最後に、繰り返すが、本稿はあくまでも私一人の主観的な好みを書いたまでである。客観的に何が良いとか悪いとかという話ではないし、どうした方が良いといった話でもない。人の好みや感じ方は人それぞれ違っていて当然である。私の見方を押しつける気もさらさら無い。そう感じる人も中にはいるというぐらいに捉えてほしい。「どの衣装が好き?」で投票してみたら面白いと思うのだが、きっといろんな見方や感じ方があって結果が分かれることだろう。

(2010年08月07日 12:28投稿)

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[4] MC考(その2)
 私たち関西人の言葉は当然基本的に関西アクセントであるが、マイクを持ったときなどは特に、不思議と関東アクセントがあちこちに現れるものだ。このように関西アクセントと関東アクセントが無意識のうちに入り混じるのが一般的な関西人の姿であり、Mary Angelの3人のMCも例外ではない。逆にもし完璧に関西アクセントのみでしゃべったとすると、関西人が聞いてもきっと吉本のお笑いみたいに聞こえてしまうだろう。

 そんな中で、今回はMary AngelのMCから、特にアクセントに関して印象に残った2つの場面を取り上げてみよう。

「なんの曲がいいですか。」
 これは、アンコールに応えて再登場した時に、何の曲を歌ってほしいかをMayaが観客に尋ねた場面である。関東アクセントであれば「なんの曲が」の「な」と、「いいですか」の最初の「い」の部分とを強く高く発音するのであるが、MayaのMCでは、音程でいえば「な」が低く、「ん・の」と順番に高くなり、「曲が」で最も高くなるという関西アクセントであった。このような場面で地の関西アクセントが自然に出たという点が、なんだかホッとするというか、同じ関西人なんだなと親しみを感じた場面であった。

「ゆ(言)うとこ、ちがうよ」
 これは、直前のMCの内容に対して観客が場違いなリアクションをした事に対してYu-kaが反応した場面であるが、Yu-kaはこの場面で「ゆ」を一番低く、「う・と」と順番に高くなり、「こ」で再び低くなり、さらに「ちがう」では「ち」を低く、「が・う」を高く発音したのである。これは典型的な関東アクセントにかなり近い。Yu-kaは関西アクセントの比率が3人の中でなんとなく一番高いようなイメージがあるのだが、関東アクセントをゲリラ的に採用することで、普段のイメージとはかなり違うキャラを垣間見たようで、強く印象に残る場面であった。しかし、もしこれが関西アクセントだったらどうか。「ゆ・う・と」を高めに均等に発音し、「こ」で下がり、「ちがう〜」を再び高く均等に発音することになるが、これではやはりお笑い芸人みたいだ。

 このように検討を進めると、関西人はMCの点で有利だということに気付く。基本関西アクセントの中に関東アクセントを交えてもおかしくないばかりではなく、要所要所で敢えて関東アクセントを取り交ぜたり、関西アクセントを強調することで、印象付けの幅を広げられるだろうからである。これが関東人がMCの中で突如として関西アクセントを交えたとしたらどうか。ただただ奇妙なだけで終わってしまうのではないだろうか。


<<学習の要点>>
MC;司会、司会者、番組進行役(英: master of ceremonies, master of ceremony)のこと。転じて、コンサートなどで、演奏の合間に演奏者が話をすること、またはその時間。(Wikipediaより)
アクセントとイントネーション;http://okwave.jp/qa/q1256768.html

(2010年07月31日 23:40投稿)

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[3] MC考(その1)
 いじられ役というか天然ボケキャラで知られるYu-ka。例えば、MCで言い間違えて、しっかり者のRisaに指摘され、言い直すという場面をちょくちょく目にする。例えば、今年の4月頃にはこういうことがあった。
Yu-ka「ハイYu-ka中学一年生...」
Risa「あ二年生」
Yu-ka「ハイYu-ka中学二年生13歳ですよろしくお願いします」
まだ4月になったばかりで一年生のつもりでいたんだなと思ったものだ。

 ところが、後日ビデオでこの部分の3人の動きを詳しく解析すると、Risaの突っ込みから、これに呼応してYu-kaがRisaの方を振り向く動作への流れが、とてもなめらかなのである。さらに、「ハイYu-ka中学一年生」と、ここまで言ったところでYu-kaは一呼吸置いているようにも見える。はて、もし本当にこれがハプニングであったなら、Risaの突っ込みと、Yu-kaの振り向き動作とがこんなにはきれいに繋がらないのではないか。また「ハイYu-ka中学一年生13歳ですよろ...」と一気にしゃべろうとするところをさえぎるようにRisaの突っ込みが入るはずではないか。

 このことから、Mary Angel研究家の間では、上の言い間違いは、あらかじめ打ち合わせをして予定されていたものであろうとの説が最近では有力視されている。つまり、仕組まれた天然ボケキャラということだ。考えてみれば、もしこれがハプニングだったなら、MCの軽快なノリもそこで途切れてしまうところであろう。

 ただのMCと思っていたが、ここまで念入りに準備がされ、3人のキャラクターを引き出すさりげない演出が、自然な流れを壊すことなく仕込まれているようだ。MC恐るべし。


PS.
 仕組まれた天然ボケキャラといえば、内山田洋とクールファイブの前川清が思い出される。彼は欽ちゃんにタレント性を見出され、天然ボケキャラをことさらに強調する演出によって国民的人気を獲得したのである。Yu-kaも前川清も、私が大好きなアーチストである。緊張をほぐして安心感を与えるキャラが人気を博するのだろうか。

(2010年07月24日 12:32投稿)

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[2]『まじかる・スター☆三』
 冒頭の"つたーえてよ、ねがいごーと"の部分のリズムは実に複雑だ。歌い出しの前に1拍の休符が入るだけでなく、"よ"に対応する拍の残り4分の3に"ね"を組み入れているのだろうか。下手をするとリズムが合っていないように聞こえてしまうところをうまく歌いきっている。3'29"には転調まである。2'36"-3'00"の24秒間の間奏は、音だけを聞くと同一フレーズが延々と続く点が、ある種のミニマルミュージック的な陶酔感あるいは暴力性を創出するかのようで面白い。

 "このきもーち、つたえたーい"の部分で、Risaの甘〜いハニーヴォイスが不思議なグルーヴ感とドライブ感を生み出している点に注目したい。これはライブよりも、限定販売された同名シングルに収録されたスタジオ録音バージョンで特に味わえる。

 さて、「ミラーボールナイト」と「Dream Note」を同時収録した幻の同名シングル(2009年2月8日イベント会場限定発売)、厳しくチェックすれば確かに音程がやや外れる部分やブレスの不完全な部分があるかもしれない。しかし、難なく歌いこなした録音も良いが、レコーディングに真剣に取り組み、背伸びをして懸命に歌っている姿が見えるこの録音に、私はたまらなく魅力を感じる。ここには二度と再現できない貴重な輝きの記録があるのだから。

 人は歳をとればとるほど、昨日も今日も明日もあまり変わらない日常を過ごすようになるが、若い時は、全ての瞬間が、それぞれ全部違う。明日には明日の輝きがある。でもそれは今の輝きとは違う。少し以前の輝き、やはりそれはその時しかない輝き。全ての瞬間に、かけがえのない輝きがある。だから貴重なのである。


PS.祝、本日(2010年7月17日)FM枚方で25分間(12:15-12:40)に亘る生放送貫徹。New Singleの2曲目と3曲目、話題は出たけど曲名言わなかったね。

(2010年07月17日 12:46投稿)

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[1] お経
2010年6月26日深夜放送のアイドルスナイパーでは、3人がそれぞれ特技を披露した(同部分は翌週の同番組でも放映あり)。
その中で、Mayaは「お経を唱えられる」として般若心経の一節を唱えたが、そこでは各Wordが四分音符および八分音符にきっちりと振り分けられ、さらに四分休符までしっかりと設けられていた。
さすがシンガーである。

<<この章の発展学習教材>>

(1)モーニング娘。の般若心経「The HANNYAPOWER」



(2)Ceremony〜Buddha meet Rock 仏教とロック
http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=1665

(2010年07月10日 12:36投稿)

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