最終章 

(さよならインド、そして以前のボク)

           
日本へ帰国まで、もう残すところあと3日となりました。

そのあいだに行けるところは網羅しようと思ってたんですが、

インドのマクドを「話のネタに」と食らってしまいまして、

その中の生トマトにあたってしまったらしく3日間ベッドで

 のたうちまわってしまいました。
   

窓もない独房のような部屋でひとり。



しょうがないので断食をすることで吐いたり下痢したりは止まるであろう

と思い、3日間 水だけですごしました。

 

そのかいあってか、帰国日の朝にはなんとか治り

何だか気分も良かったです。

下痢はあいかわらずだったけど。

まさに「嵐のあとの静けさ」のようでした。

 

    

ちょっくら外へ出てみました

そこには、相変わらずひしめきあっているインド人たちで

いっぱいでした。

 



何も食ってないのでバナナとみかんをこのオヤジから買いました。

 

牛達がウロウロと我が物顔で糞や尿を垂れ流しながら

あいもかわらず歩いてました。

 

移動するたびに言い合いの交渉をしてきたオートリキシャーを

なぜか、ながめていました。

 

 

車が信号でとまるたびに、お金を求める少女たち

を思い出してしまいました。

 

           

インドは、ボクが来た時のまま何も変わらず、ごく普通の

日常を展開していました。

 

ただボクだけは、来た時とはあきらかに何かが変わってました。

 

日本はどうなっているんだろう。

ボクの目に日本はどう映るんだろう?

       

 

 

 

デリーをぶらついていると、鏡を売っている店屋がありました。

その鏡に写った自分を撮影しました。 

 

        

         

 

                         おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

後書きのようなもの