第5話〜第6話 やみなべ(前編)(後編)

あらすじ

 ある日の七梨家。みんなに電話する那奈。フェイの歓迎会をすることになったからだ。相変わらずボーっとしたままのフェイを元気付けるためだった。材料を買うためにスーパーに向かった離珠たちは、そこでたかしと乎一郎に会い、行われるのが「闇鍋」であることと、それがどういうものかを知らされる。さらに花織が関わるとわかり、虎賁は、不安を隠せないでいた。
 全員(出雲のぞく)が揃ったところで、いよいよ闇鍋が開始されたのだが、当然おいしいはずもなく、ダウンする者(離珠)や最初から離脱しているもの(翔子&那奈)まで現れる始末。
 一方太助は、この生活が壊れてしまうときのことを考えて、不安になるとともに、新たな決意を胸に秘めていた。ところが、その考えが、またフェイに読まれてしまったのだ。
 しばらくすると出雲がデザートの和菓子を持って現れた。まともな食べ物の出現に飛びつく一同。フェイはその様子を見守るかのように部屋から出て行ってしまう。追いかけようとするシャオに、離珠が「離珠たちにまかせるでし!!」と言って、フェイのところに向かう。フェイに和菓子を持っていこうと屋根の上に上った星神たち。しかし離珠がバランスを崩して屋根を転がり落ちてしまう。虎賁が止めようとするが、逆に加速がついてしまい、いっしょに転がることに。もうすぐ屋根から落ちるというところで、フェイが助けてくれた。
 そこに、気になったのか、キリュウとルーアンが、たて続けに現れる。…と、いきなりフェイは、キリュウの頭をなでたり、ルーアンの頬を引っ張ったりしたのだ。「居場所を見つけたんだね」と言うフェイに対し、二人は疑問顔。正体を聞くが、フェイは、「今はまだ言えない。やらなきゃならないことがあるから」と、答えを出さなかった。
 フェイは先ほど読んだ太助の決意が本物なのか確かめることにしたのだった。

登場キャラ ル・キ・た・乎・翔・花・出・那・離・虎・軒(以上5・6話両方)長(6話のみ)



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