第24話 いろんな思いが交差して…

あらすじ

 昨日の夜、花織に言われたこと(前話参照)がかなりこたえたらしく、一睡もできなかった太助。寝不足だという太助に、たかしと乎一郎は、あらぬ疑いをかける。それに対し、怒ろうとした太助だったが、突然めまいを起こし、倒れてしまう。
 太助が倒れたと聞いて、シャオは慌てて保健室に駆け込んで来た。しかし錯乱しているらしく、ポスターに向かって話しかける。太助は、寝不足の上に風邪まで引いたということだった。そこに先生が、今日は保健の先生が休みなので、誰かがここに残って付き添ってほしいと言う。「あっ、それならあたしが…」と言いかけた花織に対し、シャオは、「私が残ります!」と言い張る。そして自分は保健委員だという。しかしそれは嘘だったのだ。
 自分で看病しようとするシャオに対して、なぜ星神を使わないのかと問いかける離珠。シャオはそれに対して答えを返すことができなかった。とにかく、自分で看病がしたかったのだ。
 一方、太助は、シャオに告白するが、シャオは自分と結ばれるということは絶対ないと言い、花織がいるということで安心して帰っていってしまう…という夢を見ていた。思わず叫びながら起き上がる太助。するとルーアンと頭をぶつけてしまった。どうやらルーアンは、寝てる間にキスしようとしてたらしい。ちなみにシャオは看病疲れと寝不足で、太助の足元で寝てしまっていた。夢の内容を思い返していた太助は、ルーアンに、自分はシャオのことを好きにならない方がいいのではないかと問いかける。それに対しルーアンは、実にルーアンらしいアドバイスをするのだった。
 その後、保健室の外に出たルーアンは、入ろうとする出雲を止める。邪魔しないのかという出雲に、今日は特別だというルーアン。ルーアンにそう思わせるほど、太助はつらそうだったのだ。
 一方、目覚めたシャオは、周りが滅茶苦茶になっているので、慌ててしまう。太助はシャオが自分で看病してくれたと知り、礼を言う。ルーアンのアドバイスを受け入れ始めたのだ。
 その頃外では、花織が来ていたが、関係ない生徒はむやみに入ってはいけないと、花織を追い返す。今回ばかりは最後まで味方をすると決めていたルーアンだったが、シャオが太助にお弁当を食べさせようとしていることがわかり、結局自分から保健室に飛び込んでしまうのだった。

登場キャラ ル・た・乎・花・出・離


名セリフ

太助が「俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」と言ったあとのルーアンのセリフ

「…ねえ、たー様。あたしはたー様のこと好きよ。考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど、一番大切なのは自分の気持ちでしょ。だからあたしはあんたみたいに悩まない。悩んでも変わらない思いなら、悩むだけ損だと思わない?」

 ルーアン久々の名セリフ登場です(笑)。実に自由奔放なルーアンらしい発言ですが、思いつめていた太助には特効薬になったようです。ルーアンはここに登場する機会が少ないですが、その分心を打つセリフが多いようです。


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