第12話 雪合戦で離珠大活躍!?
あらすじ
- 前日から降り続いていた雪が珍しく積もったある日の昼休み。たかしの提案で雪合戦をすることになった太助たち。くじ引きによるチーム分けは次のようになった。
「ルーアンさんチーム」…出雲、乎一郎、ルーアン 「シャオちゃんチーム」…太助、たかし、シャオ(とオマケの離珠)
チーム分けも終わり始めようとしたときルーアンが「雪合戦って何?」と聞いてきた。知らないのに混ざってきたらしい。一応ルール説明を受けるルーアンだったが、まったくわかっていない。とりあえず始めることにした。
シャオチームは太助が一人で敵陣に乗り込むことになったので、離珠に太助のことを頼む。頼まれた離珠は非常にうれしそうにしたが、虎賁も一緒になりちょっと不満そう。太助、出雲ともに突撃を開始したのだが、たかしが雪玉を作るのにかこつけてシャオの手に触れようとした瞬間、二人とも一斉にたかしに対して攻撃を開始したのだ。←いつこんなに雪玉作ったんでしょうか? ちゃんとしろと言うたかしだったが、その顔面に雪玉がヒットしてしまう。 一方ルーアン側陣地では…ピッチングマシーンとホースに陽天心をかけ、太助に攻撃を開始する。何とか反撃をしようとしたのだが、陽天心ホースに回りを濡らされてしまい、雪玉さえ作ることができない。離珠は自分だって太助を守れると意気込むのだが、太助は危ないと言って離珠を服の中に隠してしまう。
度重なる攻撃で動けなくなってしまった太助は、離珠がいなくなっていることに気づく。離珠は離れたところに虎賁と一緒にいた。自分も太助のことを守りたいのに何もできない離珠は思わず泣き出してしまう。その姿を見た虎賁は、離珠でも太助を守れる方法を考え出す。
一方ルーアンは、少し離れたところで太助が手を振っているのを見て、攻撃目標をそこに設定しなおす。実はそれは虎賁が作った人形で、手は離珠が必死に動かしていたのだ。ルーアンは弱った太助を捕まえようと思い切り抱きつくのだが、折れてしまい、だまされたことに気づく。太助は離珠の気持ちを虎賁から聞かされ、急いで助けに行くことにする。
ルーアンはだまされたことに腹を立て、超特大の雪玉を離珠に向かって投げつける。そのとき、太助は今まで動けなかった雪の中から一瞬で抜け出し、離珠を助けることに成功したのだ。
離珠に優しい言葉をかける太助だったが、後ろから教頭の咳払いが聞こえ、慌てていいわけをしようとするが、他のメンバーはすでにその場を離れていた。
あせった太助は離珠、虎賁と一緒にその場を逃げ出すことにしたのだった。
登場キャラ ル・た・乎・出・離・虎・軍
名セリフ
- 離珠を助け出した後の太助のセリフ
「俺のためにいろいろがんばってくれるのはうれしいけど、こんなにちっちゃくてこんなに可愛いんだから、あんまり無茶なことして心配させんなよ。――でも、ありがとう」
最後の「ありがとう」が非常に大きいですね(文字も)。離珠と太助の絆がますます深まった瞬間です。
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