第10話 出雲と汝昴の共同作戦!(後編)
あらすじ
- 体育倉庫に閉じ込められた太助と出雲に迫られるシャオ。二人ともピンチの状態だった。太助は何とかして出ようとするが、陽天心のかかった扉に阻まれてしまう。一方シャオは授業に戻ろうと離珠を残しその場を離れようとしたが、出雲に押し倒されてしまう。その光景を見た離珠は太助のもとへ。しゃべれない離珠はお得意の図説を使って太助に状況を説明するが、太助は勝手に実際より過剰に受け取ってしまう。それにより、太助の闘志に火がついたのだ。
一方シャオは出雲に年を聞く。押し倒された意味がまったくわかっていないシャオは怒り、出雲を星神で押さえつけるとまで言う。そのころ太助は、体育倉庫から出るために陽天心扉の口にさまざまなものを投げ込み、これを撃破することに成功していた。そのままシャオのところへ向かおうとする太助だったが、いつのまにか復活していたルーアンがゴールポストに陽天心を掛け、その行く手を阻む。必死に逃げる太助だったが遂につかまってしまう。…しかしがら空きだったために簡単に脱出できたのだ。
その後もさまざまな陽天心を撃破し、かろうじて昇降口にたどり着く太助。角を一つ曲がれば保健室というところで、今度はルーアンは廊下に陽天心を掛けてくる。時速50kmで動く廊下に体力を奪われる太助だったが、離珠がシャオのリボンを太助の前にぶら下げることにより、保健室の近くまでたどり着くことができた。しかし、今度は大量の陽天心机が太助の行く手を阻む。シャオはあきらめろというルーアンに太助は自分は不幸から守ってもらうためにシャオを助けに行くのではないという。理解できないルーアンだったが、その理由を聞き、邪魔をしていた机の陽天心を解除。シャオのもとに行かせることにしたのだ。
慌てて保健室に入った太助だったが、そこにはシャオと折威に押さえつけられた出雲がいた。何もなかったことがわかった太助は、シャオになぜここに来たのかと聞かれ、苦し紛れにリボンがほどけたからだと言う。また前から結ぶシャオにてれる太助。一方、ルーアンと出雲も、まだまだあきらめないという感じでお互いを励ましあっていたのだった。
登場キャラ ル・出・離・折
名セリフ
- ルーアンにどうしてそんなになってまでシャオを助けに行こうとするのか聞かれたときの太助のセリフ
「シャオにもらったんだこのリボン。なんでもないただのリボンだけど、星神出してもらうより俺はずっとうれしかった。なんでかはよくわかんないけど、たぶんきっと守護月天としてじゃなくシャオが俺にくれたリボンだから…だからシャオだけは絶対他の奴には渡さない」
これは文句なしの名セリフでしょう。原作全体の名セリフの中でもかなり上位にランクインすると思います。アニメ版にこの話が原作のものがあったんですが、このセリフはなくなってました。いいセリフなのに。
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