クセスアップの基本

全ての客は検索エンジンから

例えば、名古屋市内でおいしいきしめんが食べたい時、どうやってうどん屋を探すだろうか?ネットを使うとなると、Yahoo!などの検索エンジンで探そうとするのが一般的だろう。企業や大学のURLも検索エンジンを使わなければ、見つからない。そう、全ての来訪者は検索エンジンを通じて、自分のページにやってくるのだ。

自分の経験からしても、八割が検索エンジンで残りが常連というページがほとんどだ。その常連も、最初は検索している事を考えると、検索エンジンに載らない限りホームページのアクセスアップは望めない。通常は何もしないでも、検索エンジンに勝手に引っかかるようになるが、自分から行動を起こしたほうが早い。

ある程度自分のページが完成に近づいたら、できるだけ多くの検索エンジンに登録しよう。いちいち全ての登録ページを巡回するのは面倒なので、一発太郎で登録すると手間が省ける。最も重要なのは、Yahoo!のディレクトリに登録することだ。これに登録されるのは難関だが、アクセスアップへ最も近道でもある。もし、ディレクトリ登録されればこの先は読み進まなくてもいいほど、効果的なのだ。

Yahoo!への登録は、他の検索エンジンに掲載されてから行ったほうがよい。ディレクトリに掲載されないからと、何度も登録を繰り返すといよいよYahoo!に嫌われてしまう。自分のページに自信を持てた頃に、登録を行うのがベストだろう。Yahoo!のカテゴリ登録に関しては、その手順に沿って適切なカテゴリを見つけることが大切。そして、説明文とページの内容が合致していれば、掲載される確率も上がる。

他にも無料で登録できる所があれば、どんどん登録しておきたい。登録から数週間後には、その成果が表れることだろう。

検索はページのタイトルで決まる

最初の例で検索する時、どんな言葉を検索エンジンに打ち込むか考えてみよう。きっと、「名古屋 きしめん」という言葉は欠かせないはずだ。そのように検索されることが分かっていて、ページのタイトルが「越前屋」とかいううどん屋の名前だけだったら、どうだろうか?越前屋がきし めんを扱っていても、その事が検索者に伝わらない。

だから、ページのタイトルは「越前屋」ではなく、「名古屋 うどん屋 越前屋」あるいは「名古屋 きしめん 越前屋」とするべきなのだ。こうするだけで、検索エンジンのヒット率が格段に上がる。もう少し例を挙げてみよう、百貨店の大丸東京店であれば、「東京 百貨店 大丸 〜東京駅前のデパート」としたり、ビートルズのペ−ジであれば、「イギリス ロックバンド ビートルズ」としたほうが効果的である。

極端に言えば、越前屋のページであっても、タイトルに「越前屋」を含ませる必要はない。越前屋を知っている人なら、わざわざ検索してこないはずである。検索する人は、あくまで名古屋でうどんを探している人なのだ。あと、「おいしい うどん屋」とかあいまいな表現で検索している人もいるが、こういう人は相手にしない。なぜなら、この人が沖縄に住んでいても、「おいしい うどん屋」では名古屋や東京の店も見る羽目になる。こういった類の人は、ページを素通りするだけで実益には繋がりにくい。

とにかく、タイトルは明確になんのページかが分かるように、示す事が大事。また、自分で検索エンジンを使いこなせば、見えてくることも多い。

メタタグの徹底

メタタグとは、HTMLソースのヘッド内に書かれているページ情報の事である。例を以下に示す。
<meta name="robots" content="index,follow">
<meta name="keywords" content="アクセスアップ,ホームページ,作成,タイトル,検索エンジン,メタタグ,フ ォント">
<meta name="description" content="ホームページのアクセスアップに必要な基本的心得を列挙しています">

例のように、robotsは、必ずindex,followにする。ここで、検索ロボットが情報を載せるかどうかを読み取る。
keywordsでは、そのページを象徴するキーワードを数多く列挙するのが良いとされている。
descriptionでは、そのページを一文で表現する。この部分が最も重要といえば、重要である。その表現がそのまま検索エンジンに載ることもある。

メタタグに関しては、検索エンジンに載ってから試行錯誤を繰り返すのが一番。

アクセス解析の導入

ホームページのアクセス解析をすることによって、初めて分かることがある。それは、どのページを辿ってきたのか、訪問者が何と検索して自分のページにたどり着いたのか、という事である。これらを知ることにより、タイトル名やメタタグの改良に繋がる。

適時更新を心掛ける

人というものは、更新されないページには二度と立ち寄らない。ほんの少しでも更新されれば、リピーターも増えやすい。

 

見やすいホームページの共通点

ページに音楽や流れる文字は不要

ページ上で音楽を流したり、文字をむやみやたらと動かしたりするのはよくない。第一に見にくいし、そのページにすぐ飽きてしまう。また、ページ表示支障をきたす事もあるので、どんな事情があろうとも取り入れてはならない。ただ、FlashやJavaなどの高度な技術でデザイン性を重視する場合は、この限りにあらず。

フォントサイズは2と3が基本

多くのページを読み書きしているうちに気付くのだが、文字が大きいとページ全体が素人っぽく見えてしまう。実際、プロのウェブデザイナーはフォント2を多用している。フォント1は小さすぎて読めないし、フォント4だと大きすぎて少ししか書けないはずだ。 だから、フォントは2か3が最適だと思われる。もちろん、今使っている文字もフォント2だ。フォントの種類は、ゴシックが無難で読みやすいのではないだろうか。

背景は白、文字は黒、色使いには細心の注意を払う

基本的には、このページのように背景が白で文字が黒というスタイルが、もっとも見やすいと思われる。また、親しみやすく信頼性があるという感も与えられる。色を使う場合は、何色も使うのではなく、数色に限定して使うほうが落ち着きあるページに見える。ピンクやオレンジ色だらけだと、目がチカチカして最後まで読む気が失せる。

画像は数や大きさを考慮する

ブロードバンドが普及している昨今でも、回線の遅い家庭はいくらでもある。だから、ページ作成者は常に軽いページを目指さなければならない。画像は一ページ当たりに載せる数を減らすとか、サイズを小さくしてバイト数を減らすなど工夫する必要がある。

紙面に書く文より、一文を短くする

今まで読んできて分かる通り、Web上の文章は読みづらい。それを少しでも解消するべく、ページ作成者は一文を短くするよう努力すべきである。通常の紙面より、格段に修飾語を減らしても いいと思う。

同業種のページを参考にする

言葉よりも実際に見たほうがイメージがつかみやすいだろう。自分が躍進すべき分野で優れたホームページを探し、それに負けないページ作りを心掛ける。それが、最も自分のページ作りにプラスになると信じている。

 

その2に続く

 

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