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 「今度の日曜日は、きれいな星空が期待できそうやで」と言うことで、氷ノ山星見キャンプを企画し、アウトドア仲間の横山氏を誘いました

 この日は朝から武庫川渓谷の一斉清掃活動に参加しました。 ゴミも無くなってすっきりした処で、ハイキングをするという仲間を後に、昼過ぎから出発しました。

 北上すること4時間で緑豊かな若桜氷ノ山に到着。今回は星見と氷ノ山撮影が目的ですので今夜はこの若桜氷ノ山キャンプ場に幕営します

 日曜の夜と言うことでほとんど人影の無い公営キャンプ場のテントサイトです。標高900mの草地にマイテントを設営しました。

夕焼けの撮影に備えて大型三脚やら大口径の双眼鏡やらと山屋らしくない装備を並べ立てます。

そんなお祭り状態に関心を持ったのか駐車中の乗用車から年配のご夫婦が声を掛けてきました。(今夜は車中泊をして明日登山をすると言うことでした。)

そんなお隣さんに相棒の横山氏がせっせと今夜は星がよく見えますよと期待感いっぱいで星座盤を取り出して解説しています

さて期待いっぱいの夜、900mの高所だけに手に取るような銀世界でしたが20時過ぎから雲がわき出してがっかり。続きは夢の中で見ることにしました、お休み…
こうなるんですよと、コラージュしてみました
明るい二つの星は木星と金星です、北斗七星も
描画してあるんですが…ちいさくて見えないですねえ

いよいよ登山開始

豪雪地帯を感じさせる根曲がりの大木が続いていました

以前はキャンプ場を取り巻いて熊よけの電撃柵が有ったのですが、無くなっていました。

熊が居なくなったのでしょうか

設備の整った,キャンプ場なので朝食は調理場で
 氷ノ山一帯はブナの森ですから登山道にはしっかりと根が張り巡らされています、根っこの隙間はふわふわした柔らかな土が詰まっていていかにも水はけが良さそうです。

しばらくして尾根道に出ました、ここからは4方向に分岐が有り、私たちは東登山道を目指します、山頂まで2.8km程

右上の方に山頂の避難小屋と手前のドームが見えました

 大きめの岩を踏みしめるようになった頃、崖っぷちに突きだした枯れ木からピイピイという声が聞こえてきました。

 中央付近に穴が二つ空いています、キツツキかコゲラでしょうか。親の姿を確認しようとしばらく離れて見ていましたが現れませんでした

 いよいよ登りも急になり岩がごろごろした山道になってきました

 大きく曲がり込みながら藪を越えると見覚えの有る避難小屋の横手に出ました

 正面に方位盤があり、改めて儀式のように頂上での展望を楽しみました

 避難小屋に入ると結構使い込まれているようで、二階には毛布やマットが散乱していました、土足で上がる人もいるらしく砂だらけでした

 ほうきを見つけたので、天気もいいことだしと、窓を全開にして大掃除をしてあげました。(昨日の武庫川清掃活動の続き?!)

 掃除が終わって出てきたら夕べのご夫婦からオレンジをいただきました ボランティアのご褒美だそうです、ごちそうさまでした


360度のパノラマ合成写真です、快晴なんですが、遠景は白っぽくかすんでいます

中央付近のは昨年完成したという展望小屋ですが太陽電池とバイオ処理装置付きトイレが着いていました

5年ぶりくらいで登りましたが、山もやっぱり近代化してるんですねえ。

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