グルメ16 奇跡の卵
たしかに、ゆうれい小僧・スクラップ三太夫・蹴撃手マモル・ライオンハート・トータルファイターK、そしてこのグルマンくん・・・これほどまでにやらかしてしまっているゆでたまご先生が大御所みたいな扱いで存在していることが奇跡です。>サブタイ

正直あまり見所のない残り4話。なんかいつのまにか第15話の更新から半年経ってしまっておりますが、がんばって紹介していきたいと思います。


前回に引き続き、卵一個じゃどうしようもねー、と困り果てるカンロくん。
そんなカンロ君を尻目に早々と(30秒くらいで!?)料理を完成させた我夢くんの料理が審査に入ります。
審判員は「めったなことでは美味しいと言わねえ」(田力雪男談)辛口評論家の山本マズヒロ氏と台所鬼太郎氏だーっ!どうでもいい。元ネタの人が誰なのか・いるのかいないのか調べるのも面倒。

この我夢くん特製オム包みカレーピラフを大喜びでパクつく山本氏。まさかアッサリ合格一番乗りですか?
そこに台所氏の待ったがかかります。
「いいや ちょっと待ってもらおう!」
どうやらこの料理、食べはじめは美味しかったけどだんだんまずくなっていくものだったようなのです。
これじゃあ失格もしょうがないですねっ。
だって「美味しくなくなってくる」んじゃなくて、「まずくなる」んだぜ?
吐くほどまずい 我夢くんの料理
おいおい、天才少年グルマンじゃなかったのかよ・・・
この先もこんな調子で 敵キャラ全員どんどんヘボくなっていきます。この我夢くんは一番マシな方です。お楽しみに!

台所氏が「失格ーーっ!!」と叫びつつボタンを押すと 例によって例のごとく足元の床が開き、我夢くんは辛口ジャワ風カレーの大激流が待ちうける地下に落下・・・がしかし、すんでのところでカンロが腕をつかみ、助けます。
たまにはいいことするじゃねえかカンロ! ちょっぴり見直しました。
ここで世界中の人に尊敬されている食井カン太大先生がひとこと。

やめんかカンローーーこの罰則は命を奪うものではない
後でちゃんと救出するんだぞ」


ゲー!!
あくまで殺意を認めず 業務上過失致死傷を主張するつもりか。
いや、それどころか何食わぬ顔で無罪を主張しそうです。
いつもの「異常な世界でポッと常識的なセリフ」
すなわち「おしるこに塩方式」の超高度なギャグです。
確かにカレーの激流はいろんな意味でひどいです。ド正論です。
しかも どうやら、醤男くん 王府くんまでがカン太と同意見のようです。
助けてもらうのは料理人としてのプライドが傷つけられるらしいです。すごいんですね、料理人って。
さらに、「この手を離してくれないかカンロくん」と我夢くん。
なんと、助けてもらってる当の我夢くん本人も同じ意見みたいです。なんかもう何が正しくて何が間違っているのかさっぱりわからなくなってきました。
我夢くんはさらに続けます。
「罰則だもの それは承知でこのレースに参加したんだ」
・・・えーと、でも第一次選考の第一の犠牲者・波酢田ユデオくんの時はかなり不意打ちっぽかったですよ?
なにより床下に転落したユデオくんを今のカンロと同じように助けようとしていたのは我夢くんだったしな。
まあいいや。好意的に解釈して、ユデオ以外の全員は罰則を承知でレースに参加してるということにしておきます。
あわれユデオ。
もし第一次選考が「スイカをアルデンテの状態に茹でてもらおうーーっ」だったらきっと勝ってたよユデオ・・・。冥福を祈ります。

話がちょっと横道にそれてしまいましたが、我夢くんは甘んじて辛口ジャワ風カレーの大激流に飲み込まれていくのでした・・・。
そんな我夢くんの覚悟を目の当たりにしたカンロは自分の甘ちゃんぶりを恥じ、心を入れ替え、気合を入れなおします。
お前は一日に何回心を入れ替えれば気が済むんだ。
それと、恐るべきは食井家の話術です。いつの間にか問題がすりかえられていて メインの食材の準備が不十分なことの責任問題には誰も気付いてないみたいです。作者含め。
とにかく、気合が入ったカンロは たった1個の卵でもうまい料理を作ればいいんだ!と吹っ切れ、料理に取り掛かるのでした。誰かタマゴくらいその辺で買ってきてやれ。

いまごろ料理に取り掛かったカンロくんですが、ライバルの2人はすでに着々と料理を完成に近づけております。
静かに中華料理の上湯スープを作る醤男くんは どんなクズ素材でも一流のフランス料理に変えるとかいう設定はすっかり消えてなくなってしまいキャラが立ってないわけですがさておき、そんな醤男くんに対して ド派手なパフォーマンスを見せ付けてくれる王府くん。
かっこいいです。そして相変わらずスゴすぎです。

この画像だけじゃわかりにくいですか? じゃあ下に拡大画像を。

ゲェー!!
スイカの千切りをまな板に突き刺すのと同じくらいすごいことやってます。ブクブク・・・

一見静かに料理に取り組む醤男くんですが、こちらも負けてはいません。

「これは中身をぬいたカラだけのダチョウの卵!
今回のレースで究極の卵料理を作ることもあるかと予想し 用意しておいた

サラっとトンデモないことをほざいております。
まるでこのグルマンキッズレースが何ヶ月も前から告知されてたような錯覚を受けてしまいますね。すごいねーさすがだねー。なにその予知能力^^;
そして完成! 百寄せ卵 巣ごもり作り

ふつうに美味しそうですし、光りもしなければ飛びも合体もしません。超つまんねー
ここで台所鬼太郎氏がひとこと。
「盛り付けが美しいものはまずいと相場が決まっておる」
・・・キミもう帰っていいよ。
なんだかんだでこの百寄せ卵 巣ごもり作りはとっても美味しいらしく、茶屋醤男くんはアッサリと合格一番乗りを決めます。これは冷めるまで待たないんですか?
この「おおーそれはいい考え!」というセリフ、
私もよく使います。口癖ってほどでもないんですけどね。
なんとなく気に入ってます。
用途としては、
「どうでもいいことを人に教えてもらったとき」
に使っております。
そんなん言われなくても気付くだろ。

「次に合格となるのは王府太楼か!? それとも食井カンロかーーーっ!?」

と実況が叫び、カンロがただのおでんを完成させたところで第16話終了です。内容すっかすか。15話はあんなに面白かったのに・・・
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