グルメ13 グルマン・ウォーズ
(続き)
なんてこった・・・初の3ページ目に突入です。正気ですか? 答えは・・・NOだ! う、うるせえー!!

さあ、解説の田力さんの最後の紹介は・・・


確かにひときわまばゆい光を放っておられますね。
まばゆい というより香ばしいと表現する方がシックリ来るかとも思いますが。とにかくいろんな意味でスゴそうなヤツです。
なんか不自然に1人で盛りあがっている田力さんは、この茶屋醤男(ちゃや ひしお)くんだけ特別扱い。彼の生い立ちから経歴まで事細かに説明してくださります。ああ、はいはい。彼がラスボスなんですね。分かり易いなあ。さすが予想を裏切らないマンガ!



茶屋醤男くんの生い立ちを要約します
(青字は私の感想です)
幼い頃に両親を亡くし、それ以来1人ぼっちで浮浪者生活を送る。(そこは本当に日本ですか?)
ある日 粗大ゴミ置き場から拾った調理器具であまりものの食料を調理した時、眠っていた料理の才能が開花。
(カッコイイ!)
ゴミ同様のあまりものの食材でも、醤男の手にかかればみごとなフランス料理に!
なんで「フランス」料理やねん。カッコイイ!!)
それはたちまち公園中の話題になり 売りものとなった
(スゲー!(食った人が)
ある日ウワサを聞いた高級レストランの支配人が食べに来た
(その前に保健所が来ると思うのですが)
支配人、その美味さに驚き、その場で醤男(8さい)をスカウト!
(法律違反です)
13歳には料理長にのぼりつめる
(スゴすぎるーッ!)
どんなに悪い素材でも彼の手にかかればたちまち御馳走にしてしまうところから、人々は彼を料理の魔術師と呼ぶ!
(超カッコイイ!!!)

あわれ茶屋醤男。上記の設定は基本的にカッコイイんです。でもあわれなんです。なぜか?それは回想シーン8歳時まではマトモな格好してたのに・・・そんな野暮なことじゃないんです。
第12話の紹介でもちょっと触れましたが ゆでたまご先生は生まれの悪い貧乏人が努力して這い上がる設定を嫌います。そのため、↑の設定に付け加え、醤男くんには「スーパー卑怯者」「裏表の激しいゲス野郎」という性格がオプションとして自動的についてしまうのです。ライバル悪党化現象もあると思います。ううう・・・本当に不憫です。「料理の魔術師」としてのキャラ設定は今後全く生かされないしな。
なんでゆで先生はライバルはなにがなんでも卑怯で小者な悪者にしたがるのでしょうか。スーパー・フェニックスの過ちを繰り返しています。

あ、それと以前にも同じようなことを書いた気がするので恐縮なんだけど・・・「↑の生い立ち設定をそっくりそのまま引き継いだ天満虎男くん」の方が良かったよなぁ。イマサラ1つや2つ矛盾が増えても全然どうってことないので、思いきって「実はあの虎男くんはこんなスゴイ設定も持ってたんだ」ってことにして再登場させてたら、激燃えだったと思うんだが。どうでしょうか。キャラクターは使い捨ての道具ではないのですよ。

あとこれもオレの個人的な意見だけど、準決勝くらいまで残るかませ犬要員としてペペロンチーノくんあたりを入れると面白くなったと思うんだけどなあ・・・



ええと、気をとり直して、突然ですがココでゆかいな「まちがいさがしゲーム」をはじめたいと思います。
左の画像をご覧下さい。

これはさきほどの田力くんの茶屋醤男解説シーンの一部です。
この中に一つ、大きな間違いがあるのです。

キャラデザインの発想自体が料理マンガとして間違っているとか、そういうのは無し。
いや、それも正解なんですけどね。
さあ、見つけてください。



ヒント:これはリアルタイムの映像ではない回想シーンの一種・・・のハズ・・・なんですけど・・・ね・・・。自信なくなってきた(生きる自信が)

正解はこの下を範囲選択してね。保護色にしてます。
正解:ゼッケン
解説:なんでこの回想シーンの醤男がグルマン・キッズ・レースのゼッケンつけてるンだよ!
もう、まさしく言葉通りの意味で「このグルマン・キッズ・レースのためだけに生まれてきたキャラ」。
ある意味グルマン・キッズ・レースの申し子と言えましょう。言えましょう。





冗談でも脅しでもなく、本当に自分が勘当された事を確信し、打ちひしがれるカンロ。
しかし 僕らの天才グルマン食井カンロは、くよくよショゲてばかりではありません。
今まで調子こいてた事を反省し、腹をくくり、熱いグルマン魂を燃やして
グルマン・キッズ・レースの優勝・・・そして食井家の世継ぎの座を取り戻すことを誓うのだった!
次回に続くッッ!!


もちろん連載的に次回にまたがる第14話の冒頭には(作者にとって)1ヶ月も経っているので、
闘志を燃やしてたことなどスッカリ忘れているわけですが。
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