グルメ11 屋台はつらいよ | |
つらいのは こっちだ! こんなつまんねえ話書きやがって・・・ 冒頭のナレーション(全文まるうつし) 夏といえばやはり縁日! そこには日本人の知恵と工夫とそして何よりも風流を愛する心がある―― 今回はそんな縁日のほほえましいお話―― 毎度のことですみませんが、別に全くほほえましくなんかありません。 仮に縁日に知恵と工夫と風流を愛する心があったとしても、 このマンガには、知恵も工夫も そして何よりも風流を愛する心を垣間見ることはできませんでした。 縁日の屋台を闊歩するグルマン御一行(食井・ミリン・河馬野・与輪木)。 まず2ページにわたってリンゴ飴食って喜んだりします。2ページも使うな。 次。 輪投げで遊びます。 ![]() 「超人気のおもちゃ バーチャルボーヤだ!!」 アウウ・・・まあ、この記事書いてる2002年現在「品薄でお店にも売ってない」のはまぎれもない事実ですしある意味超人気と言えなくもないので、ゆでたまご先生の先見の明には頭が下がります(頭突き)。 ここで、料理の超人司会者の多田タケシさんと偶然合流。今回の寒いギャグを連発する解説役です。鹿賀丈史さんは怒っていいと思います。 カンロくんも多田さんも超人気のおもちゃを狙いますが、残念。2人ともアイロンが当たります。今回の伏線です。 次。流れ作業的にどんどん行きたい。 お化け屋敷です。異常にビビりまくるカンロと多田。 ![]() ・・・取り乱しまくりで大騒ぎしてるのはカンロと多田なのに、河馬野くんはなぜか与輪木を殴ります。 意味がわからん。やはり身分が違うのだろうか? ここでまた食井のウザいクセが出ます。 ![]() うるせえ。死ね。クソガキが。 ここはお化け屋敷。モチロンふた口女さんは人形なので、食井のアドバイスなど無視してソバを食べつづけます。 そんな失礼なふた口女に対して多田が激怒。背後からプロレス技・ヘッドロックをかけ、ぶっ壊してしまいます。 壊してはじめて人形だったと気づくカンロ&多田。知恵遅れ確定なのはイマサラ言うまでもありませんが、 作り物と本物のソバも見分けられないようでは 食通も失格です。あ、これも言うまでもないことでした? そして、「1体200万もするお化け人形を壊しやがって」と怒り狂ったヤクザに追いかけられ、グルマン一行はいちもくさんに逃げ出すのでした。 この時 まるでヤクザが悪者みたいな描写なんですが、どう考えてもグルマン一行に非があると思います。弁償しろ。 次。 食井の「グルマンアンテナ」が反応したのは、うどんとタコの甘露煮を出す屋台でした。 ![]() ブルドッグの顔を模すことに一体なんの意味があるのか、ブルドッグの顔を見ると食欲がわくのか?と 謎が謎を呼びます。 まあ、とにかくさすがグルマンアンテナとやらに狂いはないらしく とっても美味しいらしいです。よかったねー。 そこにさっきのお化け屋敷のヤクザが現れ、うどん屋夫婦とショバ代払う払わないでモメます。 そんなモメ事にもいちいち首をつっこまずにはいられないグルマンくん御一行。 多田さんが「ショバ代なんてちょっと悪質なんじゃないの?」とエラソーな事を言いますが、お前らがお化け屋敷でやったこともかなり悪質だと思います。盗人たけだけしいとはこのことです。弁償しろ。 結局、ヤクザは大暴れし、ブルドッグうどん屋さんは大破。若夫婦は途方に暮れるのでした。 「この店を出すために多額の借金をしているのに・・・」 縁日の屋台を出すために多額の借金をするのはどうかと思うのですが。 そんな若夫婦のためにグルマンくん御一行は店の手助けを約束するのでした。警察呼べよ。無法地帯か? とりあえず無事なのは、うどんの乾麺・ダシ汁半分・生卵・タコの甘露煮。 調理器具は全滅しています。 「うどんをゆでることもダシ汁を温めることもできない」と嘆く若だんな。もうどうしようもないのか・・・。 カセットコンロくらいどこかその辺から調達しろや。能無しが! そんなとき、やはりたよりになる天才グルマン。 カンロくんの脳裏に あるメニューがひらめきます。 まず、無事だったうどんの乾麺を包丁で刻んで小麦粉に戻しますってこの時点で無茶だろ。 まあいい。どうでもいい。そうしてできた自称小麦粉と生卵をダシ汁にブチこんで まずは「生地」が完成します。 次。 これまた無事だった発電機を使って、さっき輪投げでゲットしたアイロンを温めます。アイロン? カンロ「それじゃあ このアイロンを使ってある食べ物を作るからね! そう わたアメややきそばと並ぶ 縁日にはなくてはならない あの食べ物を!」 ・・・この話の冒頭で、カンロくんはこれが生まれて初めての縁日で 初めてその存在を知ったリンゴ飴に興味しんしん・・・っていう描写があったことなんてスッカリ忘れたかのような言いまわしですね。2ページも使ったのにね! 続きます |
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閑話休題。 話を横道にでも逸らさないとやってらんねえー! さきほどお化け屋敷が出てきましたね。お化け屋敷といえば、ゆでたまご先生は「キン肉マン」の直後に「ゆうれい小僧がやってきた!」という妖怪マンガを連載されていました。全5巻の打ち切りマンガです。 人気がなくなってきた→とりあえず「大会」やろう→やっぱりそれでも人気出ませんでした→打ち切り という黄金打ち切りパターンで、このグルマンくんも同じ運命をたどるわけですが、それはさておき。 私はこの「ゆうれい小僧がやってきた!」1巻巻末の1通目の読者のおたよりが大好きです。ツッコミどころがぶっちぎりに多い。 ヘタしたら句読点ごとにツッコめそうな勢いです。 今回は恐れ多くもゆでたまご先生の立場に立って返事してみたいと思います。(青字が私の妄想返事です)
当時1988年に19歳だった彼も今や三十路超えてます。ちゃんと生活できてるんでしょうか。妙に心配です。ぐわんばって欲しいと思います。 |