グルメ8 イタリアン・チーズ・コネクション(2002年ワールドカップ直前記念更新)(←後付け設定)
今回はめんどくさいので手抜きします。なかだるみ、なかだるみ。

今回の新キャラ(ライバル悪党化現象がデフォルト適用)はイタリアの天才少年グルマンです。
んで、こいつが「日本人にイタリア料理が作れるわけねー」とイチャモンをつけてきて大暴れ。カンロが作ったウマい日本風アレンジイタリア料理を食って心を入れ替えて以下略です。(完)

・・・ってわけにもいかんよな。
とりあえずこのイタリア人天才少年グルマンの紹介から行くよ。
左上のコマの天才グルマンにこの言葉を捧げる。
「お前が言うな」

ちなみに左下のコマでひざまずいているのは
(似てないですが)サッカーイタリア代表メンバーの方々です。
「わーーユヴェントスのデレピエーロにミランのマルジャーニだ」
「さすが代表チームだけあってセリエAのスター選手ばかりだ」
「でもやっぱりサッカー選手は 世界の恋人スーパースター ロベルト・ベッジョよねーーっ!」

と紹介されたあとにひざまずいています。
国際的に失礼ですね。

彼の名前はペペロンチーノ。10歳のイタリア人天才少年グルマンです。以下本文まるうつしで。

 彼はイタリアの大富豪と食通で有名なパパロンチーノを父にもち

 わずか1歳にして全世界のワインの産地と銘柄を言いあててしまい

 そして4歳のとき豚の嗅覚でしか探すことのできない

 黒ダイヤと言われるキノコ トリュフを超人的な嗅覚で次々掘り出し…

 7歳のときには5人のシェフが作ってまぜこぜにした

 ニンニクと唐がらしのスパゲッティをその嗅覚と視覚だけで

 5つの皿にとりわけ作った本人の元へもどすというはなれ業をやってのけた

 今イタリアではグルマン・ペペの名を知らない者はいない!

 食の国イタリアではグルマンは地位と名誉の象徴とされる


あああツッコミどころがツッコミどころがたくさんあるよえへえへへへニンニクと唐がらしのスパゲッティ??
キャラ名とカブって表現に困るんだったらその逸話は別のスパゲッティ・・・例えば「カルボナーラを分ける」で良いじゃねえか・・・どうせその設定がその後ニンニクと唐がらしのスパゲッティ(=ペペロンチーノ)ならではの展開の布石になってるわけでもないだろ?
「この新キャラはスゴイヤツなんだぞ」って言いたいだけなんだろ?
もう「そんな事できるわけねえーだろっ!ボケが!タイムふろしきか!クレイジーダイヤモンドか!」なんてヤボなツッコミしないからさ・・・。
超人料理マンガ
だと割り切って「ああすごい、すごいね」って手放しでほめてあげるからさ・・・
せめてそういうちょっとしたところぐらいしっかりしてくれよ・・・
ハ。ついしみじみ説教モードに入っちゃったよ。ごめんなさい。
ま、まさか「父はパパロンチーノ」っていうどうでもいいシャレを言いたいがためにペペロンチーノって名前にしたんじゃないでしょうね。
タスケテ

コイツがサッカーイタリア代表歓迎パーティーに乗り込んできて、パーティー会場のホテルの専属シェフ山内さんが作った料理にイチャモンをつけます。
すると、このペペロンチーノくんがケチつけたその瞬間から、さっきまでウマイウマイ言ってたイタリア人どもも手のひらを返して山内さんの料理にケチをつけはじめます。
恥をかかされた支配人は山内シェフをクビにすると宣言。
それでその場に偶然居合わせたカンロが・・・
あー、めんどくせー! この辺のストーリーはマジでどうでもいいから省略!省略!
とにかく食井がイタリア料理を作る事になりましたっ! 以上!


まず1品目はふつう。イタリア風味噌チーズ雑炊。これはこのマンガにしては珍しく、本当においしそうです。
ただの味噌雑炊にチーズを混ぜただけ(パルメザンチーズ製の器を使う)でイタリア料理だと言い張るのはどうか、という問題はさておきおいしそうです。次。

2品目は日・伊親善もちピッツァ。生地部分にモチを使ったピザで、これだけ書くとまぁ普通(?)ですが、やはりゆでマンガ。
作り方が異常でした。

まず、河馬野がつきたてのモチを天高く放り投げます。投げるな。


次に食井がモチを空中で受けとめ、円盤状に伸ばします。もちろん空中でです。


さらに具となるスパゲッティをバァと投げます。投げるな。
そんなことだからお前はクビなんだよ!


そのスパゲッティを食井がモチでキャッチ。その上にモッツァレラチーズを乗っけて、ガスバーナーで加熱します。
もちろんそれらの工程は全て空中で行われます

ゆでワールドでは4〜5mの距離を落下するのに一体どれくらいの時間がかかるのか私のような凡人に測り知ることはできませんが、イタリア人サッカー選手曰く「うーーん よく焼けてる!」らしいです。先生が焼けてるって言ってるんだから焼けてるんです。反論は一切認めん。
そもそも焼ける焼けない以前にヒトのジャンプ力の可能性について あらためて考えさせられる現象といえます。


それをたべたサッカーイタリアだいひょうせんしゅたちは何かクスリでもやとてもうれしそうに しているよ。よかったね。
特に左上の男が心配です。


その様子を見て愕然とするペペロンチーノ。
「イ…イタリア料理はイタリア人しか作れないはずなのに・・・」
なんだかんだ言って所詮は10歳のガキの主張です。そんな彼に食井カンロは優しく説きます。
日本料理のお寿司を外国でアレンジしたものを日本人はインチキとは言わずおいしく食べているよ、と。
さらに続けます。

「もっと広い心をもとうよペペロンチーノ!」

お前が言うな

恒例の茶番(オチ)はというと、「ペペが作ったイタリア料理最高にうまーーい!」
・・・・・・・・・第4話の大阪と全く同じ、イタリア料理に対する取ってつけたようなフォローでした。
馬鹿にしているのはイタリア料理だけじゃないので 全然フォローが足りてません。もっと土下座してください。


どうでもいいですが ペペロンチーノくんはメガネを取ると美形でした。ごめん、本当にどうでもよかった。
戻る 次へ