さらに詳しく!井上芳雄DS2004編》

― シャン、シャン、シャン、シャン.... ―

鈴の音が会場に響きわたります。(今回はどこから現われるのかついきょろきょろ。)
正面中央に黒のタキシード(で良いのかな?ノータイで白のシャツ。パンツのサイドに
ラインがはいっていました。)の井上氏登場。
前奏からアカペラへ、再びオルガンの伴奏が加わります。
神の御子は》
つくづく思いました...。
古い大きな教会でこれは聞きたい!!

銀の盆を片手にウェイター姿の男性ダンサーが二人、両サイドより登場。
井上君を中央に、三人で歌い踊っています。《The Grand Paradel》
気分は鹿鳴館?観客は配られたオリジナルカクテルで乾杯です。

CMでもおなじみの《T Got Rhythm》
曲途中で井上氏、タップを初披露!
『まだ人にお見せ出来るようなものじゃないんですが。今後乞うご期待!ということで。
それで今後もうタップは踏むことはないので靴を脱ぎます。』
おもむろに靴を履き替えていました。

DSのご挨拶と曲紹介。

『去年はDSの後、倒れまして命削ってやっていました。でも今年は元気で関係者一同
ほっと胸をなでおろしております。』
(笑)

悩める青年三連チャン。僕こそ音楽》《The Cafe Song》《Why God, Why?
芝居モードで熱唱。非常に嬉しそうなヴォルフ。悲痛なマリウス。どつぼなクリス(笑)。
(9月に観た時とクリスの演技が変わってる...。)

『悩める青年達の歌ですね。ええ、僕の得意とするところです。』
(笑)
『立て続けに歌うと、人生どうしようもないな〜と思ってきますね。』

会場中央にいつの間にか椅子が出現(笑)。
『僕はいつもちょっと高いところでしか歌わない主義なんですが...。』
(ち、近いっっ。直線距離にして3メートル弱!障害物なし!よっしゃ!!笑。)
一番近い方は2メートルなかったと思います。
一度歌ってみたかったという
さくら〜独唱〜》
井上氏はスツールに腰かけ熱唱。じっくり見ていると少しずつ椅子を回転させていました。

快晴の春の空の下、まるで吉野の山(関西の桜の名所)が下から上まで一斉に
開花した様な、また散る時も桜猛吹雪とは申しませんが(笑)派手に散ってゆくような
なんともはやドラマティックな旅立ちの歌になってました。
歌の情景に起承転結が見えてくる(?)、一本の話が見えてくるんですよね。
目に星状態(物理的にライトの反射で見事に目をきらっきらさせて。笑)で嬉しそうに
歌ってはりました。

《You Are The Top》観客は一斉に手拍子。井上氏は会場をただよっていました。
黒のクレール》
CDの中で一番聞きたかった曲です。黄昏時の浜辺でしょうか。
ライティングもそんな感じでした。


来年の予定紹介。『ファンタスティックス』『M!』『エリザ』コンサート(東京のみ)等。

『出戻りルドルフです。』
(拍手)。
東京のみという話になると、会場は『ええ〜〜〜っ』の声。はじめは地の底を這う様な
低〜い『ええ〜〜〜っなんですが、段々大きくうらめしさが加わってくる
『ええええ〜〜〜っっっ!!』
の声の嵐(爆笑)。
『言わなきゃ良かった。』と井上氏。

いつも舞台袖でエレンと『楽しそうだな〜』とながめていた《The American Dream》
『エンジニアというポン引きが歌ってるんです。ぎゃあぎゃあ言ってるだけ
なんですけどね。』
(そんなこと言っていいの?さとしさんに言いつけるぞ〜。笑)
わざわざあの赤ジャケットを作ったそうです。(やや濃いめの赤?)
しかし、いざ袖を通そうとするとなぜかボタンがとまっていた模様。なかなか着れず。

個人的希望としては、せめてあと10歳年をとってから歌って欲しかったかな。
なにせ若い!それに井上君は綺麗に歌ってしまうので今ひとつ人生の悲哀が...。
日本のヤンキーのにーちゃん(笑)で、特に後半酔っ払い状態(失礼)なんですわ。
(自分の夢に酔っ払っちゃってる?)

立て続けにToday 4 U 》井上エンジェル登場(笑)。
井上氏、羽のロングストール(?)を首に巻き、ダンサーと踊っております。
気分は〇ュリアナ東京(古っ!しかし血が騒ぐ。笑)。何をしますねんっっ。
(しかし結構この曲好きなんです。エンジェルはチャーミングですし、
この曲を歌い踊る彼女はとってもキュートなんですよねえ。)で、当の井上氏。
いつもよりややハスキーボイス。いっそ衣装もつけてみませんか?(爆笑)

『ポン引きにドラッグクィーン。僕も成長したもんだ。』
と井上氏談。
(このあたりだったと思うのですが、井上氏は衣装変え。上下白です。
ジャケットの前やら、腰のあたりに白の飾りベルトがたくさんついていました。)

【恒例!プライベートクイズ】(笑)
・『生まれた時の体重は3000gより上か、下か。』 (2510g)
  
ちなみに『あんたの生まれた時の姿はカエルみたいだったわ。』とお母様談。
  ムゴイ..。いや、さすが親子と言うべきか。井上氏のブラックプリンスぶりは
  もしやお母様ゆずりなのかもしれない...。(爆笑)

 『知りたくない事実を知ってしまった....。』
と井上氏。

・『僕の父親の兄弟構成は、5人兄弟の末っ子か、双子か。』 (双子) 
えっ?

・『独自に考えたクリスの出身州はユタ州か、オハイオ州か。』 (オハイオ州)
他。

口笛から始まり、口笛で終わるMr.Bojangles》
以前のコンサートでも歌ったThis Is Not Over Yet》(結構この曲も好きです。)

『自分で言うのもなんですが、子供の頃僕は近所でも評判の優等生でして(笑)、
ご近所のおばちゃんが家に来た時に母に聞くんです。
どうやってこんないい子に育てたの?って(笑)。
そしたら僕は「自分ひとりで育ちました。」って言っちゃったらしいんです。』

『福岡のDSでは観客の半分くらいは顔見知り。客席を見ていたらこんなにも
自分とかかわっている人がいるんだなあと感じまして、遅いんですけど
「自分ひとりで育った。」なんて言ってる場合じゃないなと25にして気付きました。
ああ気付いて良かった...(笑)。』

そんな話を踏まえて、ラストは中島みゆきさんの曲《糸》

〜縦の糸はあなた、横の糸は私...。
     織りなす布はいつか誰かを暖めるのかもしれない...。〜

これがまた井上氏の声に合ってる!
(この系統のオリジナル曲を作ってもらえば良いのになあ。)

【アンコール】
再び衣装がえ。
(本人も言ってましたがまるで新郎の礼服ような白のロングジャケットでした。)
《クロス・ザ・ライン 》会場手拍子


『福岡では当然ながら、客席に両親がいるわけです。
自分の歌で親にありがとうと言ってる出来すぎた自分にびっくりしました!』
井上氏、真面目な顔で後半部ものすごく早口。会場爆笑。
『いかんっっ!顔が見れないっ!泣きそうだ!と結局顔を見ずに歌いました。』

《伝えたい…ありがとう。》

《ホワイトクリスマス》
観客と握手。井上氏、手を差し出す男性客の前をうっかり通過(爆笑)。
気付いたものの、時すでに遅し。
(あかんよ〜っっ井上君、男の人無視したら。笑いすぎて友人は手を出すのを忘れ、
私も握手してもらったものの顔を見ずじまい。全く何をしてるんだか私達...。)
しかも、曲の長さが足りなかった!

『もう一回いけるかなあ〜?♪♪』(←曲に乗せながら、バンドの方に向かって。)
で、歌の延長です。井上氏、去年と同じく、中ほどの扉から退場。


『握手出来なかった方すみませんでした。メリークリスマス!良いお年を!』

―深紅の貴公子!?その名も【Why Red Why】―

席について私達がまず探したもの...。今年のカクテル。
メニューを開き、一瞬停止....。『わ、Why Red Why....。』
『べ、ベタ〜っっ』二人とも大うけ。『これって大阪やから?ウケ狙いなん?』
(サイゴンにちなんでるのが出るだろうなと予測してましたけど。
【―キム―まい・すぃーと・はーと】とか、【GIの憂鬱】とかにならなくてよかったっっ。)

で、ネーミングの謎は後ほど解けました。

『残念ながら、名前を考えたのは僕です。Why God Why,Why Red Why...God..Red
かけた方がいいかなって。まあ、いいです。』
(爆笑)やっぱり君か〜!

『DSのお約束やからこれ頼まんとねえ。』
お味は……。『やっぱり...化学薬品...。赤い水溶液...。』(T‐T)
        『クランベリーの水割り....。』あううううう....。

お願いだからショートカクテルにしてえええ〜っっ。雰囲気だけでいいのよお〜っ(号泣)。
(しかしながら、それでも酔いがまわっている自分が、ああ!くやしい。)

【一人でウケてたこと】
まるでいいとものようなお客さんの『えええ〜〜!』はもちろんなんですが、
『芝居のチケットって高いですよね。』(
『んーっ』うなずく観客。)
『JRで観劇割引券があればいいのに。』(
『うんうん。』やっぱりうなずく観客。)
そう、みんな声に出してうなずいてる。しかも見事にハモってるんです。(なんでやねんっ)

変なことばっかり覚えてるワタクシ...。