【ACT 1】
舞台後方に大きな円盤が二つ。向かって右に地球、左に木星(多分っっ。)が、枠一杯に
映し出されています。
《When You Wish Upon A Star》のインストゥルメンタルの後《Written In The Stars》
(英語詩)から始まりました。
《Stars》井上氏の声のタイプだと、もう少し軽い感じになるかと思いましたが、意外!(ごめ
ん。笑)良い感じでした。声が太くなってるんですねえ。でもこの歌を歌うにはやっぱり井上
君はちと若いっっ。あと10年、20年たってから聞いてみたい曲です。
《星から降る金》変わりましたねえ!以前聞いた時は若者の旅立ちの曲でしたが、今回は
ちゃんと男爵夫人の歌に聞こえました。(一瞬、ドレス姿の井上氏の幻覚が...。)
歌い方が優しくなったと申しましょうか、語りかけるような歌い方になっていました。
『星にまつわる曲を集めてみました。星とついているだけでなんのヒネリもない選曲です。』
ウズベキスタンでの話。
『水も水道も無い所で...?いや、水はある!自分で(間違いに)気付くとこがエライ。』
『そこはトイレが家の外にあるんです。寝る前にトイレに行くか?と家族が誘ってくれるん
ですね。なぜかと言うとたどりつくまでに危険がありまして、そこの飼い犬が家族以外の
人間には噛み付くんですよ。』(確かに命がけのトイレだわ。笑)
《空に星があるように》デュエットはしてないのですが、確かここで玲奈ちゃん登場。
《Tonight》二人ともそれっぽい衣装。WEST SIDEのアパート様の鉄骨と階段のセットが
組まれています。(二人とも育ちが良さ気でダウンタウンの若者には見えません。
どちらかというと正統派のロミジュリのほうだよなあっっ。う〜ん。)
《空に星があるように》後ろの二つの円盤に映し出された映像です。
白の上下で裸足の井上氏。窓際の長椅子(?)でクッションを抱き足を投げ出して座って
います。ぼんやりとアカペラで(鼻歌?)歌っていました。
《真夏のシリウス》今回のコンサートの為に服部氏が書き下ろしたデュエット曲。
今まで服部氏が井上君に書き下ろした曲の中では一番合っていると思います。
《見上げてごらん夜の星を》今回は伴奏付です(笑)。
《わたしは青空》『まさか身近なところでこんなことが起きるなんて。』最近、井上氏の
知り合いの奥様が事故でお亡くなりになられたそうです。
そんな時に聞いたクミコさんの曲。『亡くなられた方の気持ちはわからないですけど..。
こんな風にずっと見ていてくれたら嬉しいなと。』(そういう感じの話をしていました。)
【ACT 2】
《This Is Not Over Yet》もうすっかり定番です。ちょっと声がひっくり返っていました。
《Steam Heat》玲奈ちゃんと二人黒い帽子を被って踊りまくっております。二人とも足が
あがるあがる!玲奈ちゃんはだぶだぶズボンで可愛いし、軽やか!まるでやんちゃ坊主
二人がじゃれているよう。(玲奈ちゃんがガブローシュに見えて仕方ありませんでした。)
終了後、玲奈ちゃんが着替えの間井上君が場繋ぎをしているんですが、息があがって
へーへー言っております。
ご本人は『息なんかあがっていませんよ!』と否定していましたが...。
エリザの話。
『前やってたから楽勝だと皆さん思われるでしょ?甘い!僕も甘かった。振りが変わって
ほとんど新作。パクさんと浦井君、おんなじ振りをやっているはずなのに別のダンスみた
いなんですよ。どっちが正しいんだ?って。』(会場爆笑)
恒例(?)の【ルドルフの振りを思い出そう!】タイム。マイヤーリンク編。
『ままも、ぼくをみすてるんだね。』(←棒読み)『はい!終わり!』(本当にすぐ終了。)
『一人でやってるとちっとも面白くないっ。本当はトートダンサーの人たちに翻弄されている
んですよ。よし!思い出したぞと。ああ違う、ぜんぜん役に立ってないっっ。』
なんだかひとりでジタバタしている井上氏。
《Journey To The Past》肩を大きく出したピンクのドレスで玲奈ちゃん登場。その間に
井上氏着替えに退場。
《The Phantom Of The Opera》これも思ったよりも良かったです。ただ井上君の声は
ともかく、悲しい哉見てくれがどうやってもラウルにしか見えない。やっぱりあと20年後
かなあ。(男の色気と人間の厚みを身につけて良い男になってねえ。)
『一月にオペラ座の試写会以来です。映画が始まる前に歌ったんですよ!しかも英語で。
すっごいアウェイ。』(でも聴きたかったようっっBSとかで放映して欲しかったなあ。)
《小さな空》《雪の華》《If We Hold On Together》
《ビリーブ》あまでーずの子供達が『3,4年の教科書で習うんだよ。』と教えてくれたそう
です。ここで井上氏の子供時代の暴露話。【身体は大きいし、運動が苦手というわけでは
なかったけれど逆上がりが出来なかった】【実は小学校高学年まで一人で寝れなかった。】
『さすがにこれはヤバイと両親は思ったんでしょうね。「一日ひとりで寝られたら15円。」
(おとーさま、おかーさま、その中途半端な金額は一体...。)今思うとなんでそんなもん
のために頑張ったんだろう?と思うんですが、その時は「15円かあ♪」と。そしたら寝られる
様になったんですよ。そうなるとなんにもしないのに1ヶ月500円くらいはもらえるんです。
親も段々分かってきて、「自転車買って上げるからそれでチャラにしよう。」って。』
会場爆笑。さすが井上君の親御さん!スゴイ!(笑)
ラストの曲《You Raise Me Up》
【アンコール】
《The Last Night Of The World》玲奈ちゃんがゲストならばやっぱりはずせない
サイゴンの曲。(もう一年なんですねえ。早いなあ。しみじみ。)
《伝えたい…ありがとう》当然はずせないこの曲(笑)。
《When You Wish Upon A Star 》
【星に願いを】というコンサートのタイトルなら、当然はずしてはいけないこの曲。
英語詩でアカペラ、前奏がわりに手巻きの小さなオルゴールを井上君自身が回して
おりました。
『今まで石井さんが好きだったのに、はい、お次は坂元さんって感じでした。』
『横で見てて複雑。俺の気持ちはどうしてくれるっって。』(爆笑)
あとは玲奈ちゃんがドレスの扱いに慣れてなくて、よく踏んずけていたとばらす井上君。
『でも今回はちゃんと扱えるようになってて、若い人は成長が早いということですね。』
(って君は幾つなんだ?笑)
玲奈ちゃんも反撃。『行ってない(タップの稽古に)割にはお上手ですよね。』
(『やらなきゃいけないのに行ってませんよ!この人!』と反撃しているように聞こえた私。)
コンサートでの歌い方が変わったなあと思ったのは、私だけでしょうか?
ミュージカルの曲だけでなく、普通のポップスも一曲一曲が一つ一つの物語になってると
感じたんですけど。(丁寧に歌ってます。)
選曲は、DS2004>星に〜>A NEW LIFEでしょうか。特にポップスの選曲。一つ一つは
悪くないのですが、割と似通った曲調のものが多かったかなあと。(井上君、徳永英明さん
の曲なんてどない?『輝きながら』『恋の花』『最後の言い訳』『FRIENDS』なんか聞いて
みたいなあ。)
映像。今回色々入れておりました。《空に星があるように》同じ曲が2回よりも違う曲にして
欲しかった〜っっ。それに入れるにしても《Steam Heat》の後のほうが良かったのでは?
なにせ井上氏、へーへー言ってましたからねえ。(笑)
スタッフさん、もう少し構成とか、衣装とか考えてあげてくださいまし〜。
そろそろお疲れモード?いつもよりトークがおとなしい(?)ように思いました。
それでも毒舌は健在ですが...(笑)。
(関東のお客さんもなんだかおとなしいですね。大阪の客は遠慮もへったくれもなく、腹筋で
笑いとばしますもん。私も「ここで笑っていいものか」と笑いを飲み込んでしまいました。)
どうしても辛口になってしまう天邪鬼なワタクシ。みなさま絶賛されているのですが
私の感覚ずれてるんでしょうかねえ。もっとやりようがある、もっとなんとかならないのか、
お金かけるとこ間違ってる(貧乏性?)とか思ってしまうんですよ。
(スタッフさん頑張って〜!)