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 ●  1/22(日) 『第26回豊中豊友少年軟式野球大会(トーナメント2回戦)
   対 西ファイターズ               ※2回戦から
A級 豊島西小学校G 10:30
チーム名
西ファイターズ(西区)
×
投手  :木村●(木村 22勝10敗)
打者数 :25
被安打 :4
与四死球:1
奪三振 :4
チーム失策数:2
安打数 :7(本塁打:大川(ソロ)
        単打:木村A・大川・佐治・城下(昇)・松田)
犠打  :0
盗塁  :2(大川・佐治)
残塁  :4
今年度A級としては最後の大会となる豊中大会の、今日は初戦。
相手は昨年度の此花大会で「勝てばベスト8」の試合で引き分け抽選負けを喫し、
また夏休み最終日にお招き頂いたナイター練習試合でも、僅差の勝負を演じた
西ファイターズさん。
最後の大会で初戦から気の抜けない難敵に当たってしまいましたが、最後ゆえに
一つでも多く勝ちたい。
もちろんそれは相手も同じ気持ちでしょうが、今日のわがチームはもう一つだけ、
負けられない理由がありました。...ベンチに「あの人」の姿がありません。
これまでA級を叱咤激励しつつも、いつも温かい目で子供たちを見守り続け、
A級と一緒に走りつづけてきた森コーチが、今日は仕事のために不在。
試合前、「森コーチともう一回試合するんやで!」との山崎監督からのゲキ。
どちらも負けられない、「意地」を賭けた戦いが始まりました。
・・・・・・・
1回表:
 またまたまたまた負けて先攻。最後までそうなのね?
 相手投手は大きな体格ではないが、しっかり腕を振って投げてくる速球派。
 先頭打者・大川はカウント2−1と追い込まれながらも、バウンド高く弾んだ
 二ゴロの間に一塁を駆け抜け、内野安打。
 二盗後、続く2番・佐治も詰まりながらも左前に運び、無死一,三塁の絶好の
 先制チャンス!
 佐治が二盗を決めるも、3番・森は見逃し三振。しかし、まだ1死二,三塁。
 4番・木村は強烈な当たりの中前打、大川生還でまず1点。
 二塁走者・佐治も本塁に突入するが、これは無理があったようで楽々アウト。
 5番・城下は空振り三振で、結局1点止まり。1点だけかぁ...
1回裏:
 先発Pはエース・木村。
 しかし、投球にいつものキレが見られない。寒さのせい?
 それでも先頭打者は捕邪飛に取り、出足は快調! ...と思ったその矢先、
 2番打者にジャストミートされた当たりは左翼手・澤崎の頭上を越えて深々と
 転々、本塁打となり、あっさり同点に追いつかれる。
2回表:
 6番・小島は見逃し三振。
 7番・松田は右安打で出塁するも、8番・宮坂は投ゴロで二塁封殺。
 ゲッツーは免れるも、9番・澤崎は速球にタイミングが全く合わず三球三振。
2回裏:
 1死後、7番打者の二飛を、今日は二塁手を務める宮坂が目測を誤り落球。
 出塁を許す。8番打者を投ゴロ、この間、走者は二塁へ。2死二塁。
 9番打者はバットの超・先っぽをこすった打球。
 これがファウルゾーンから変なスピンがかかって角度を変えてフェアゾーンへ
 転がり、そしてこれを捕球しようとした木村がファンブル。またしても出塁を
 許し、エラー出の走者がこれで2人、2死一,三塁。イヤな感じ...
 一塁走者二盗後、ここで1番打者はドーンと中越え二塁打。やられた!(>_<)
 2番打者は三振に抑えてチェンジ、しかし一気に逆転を許してしまいました。
3回表:
 1番・大川は左飛、2番・佐治は遊飛、3番・森は二ゴロで三者凡退。
 早くもあきらめムードが...
3回裏:
 3番打者を三振(振り逃げを試みるが阻止)、4番打者を三ゴロで2死。
 5番打者には中前に運ばれるが、中堅手・松田が果敢に一塁へ送球しアウト!
 ナイスプレー、松っちゃん!
4回表:
 4番・木村、5番・城下が中前へ連打、無死一,三塁。反撃開始や!
 ここで6番・小島の当たりは痛烈なライナーでライト方向へ。
 しかし当たりが良すぎて打球が伸び、右翼手の真正面。
 飛び出した一塁走者・城下が戻れず、なんとダブルプレー。
 三塁走者・木村も飛び出していたため、タッチアップできず三塁釘付け。
 7番・松田が死球出塁、まだ残るチャンス。
 しかし、8番・宮坂はなんとも力の無い打球で投ゴロ。得点ならず。
 う〜ん...痛い、痛すぎる。
4回裏:
 1死からヒットで走者を一人出すものの、あとは抑え、無得点。
5回表:
 1死後、大川の打席。初球を引っ叩いた当たりは、右翼後方の豊島西小学校の
 校舎2階を直撃する、認定本塁打。
 この当たりの前に走者が居てたらなぁ〜...
 2番・佐治は一飛、3番・森は今日2回目の見逃し三振で、後続無し。
 結局、大川のソロ本塁打による1点のみ。
5回裏:
 2死から3番打者に右越えエンタイトル二塁打を打たれるが、続く4番打者は
 痛烈な当たりながら、この回から代わった二塁手・山本の真正面、二直で3死。
 しかし、今日の木村の投球にはやはり朝日新聞社杯決勝で見られたキレのある
 速さが感じられない。徐々に良い当たりを喰らう場面が増えてきた...
6回表:
 この回の先頭は4番・木村。
 同点の1本を期待しましたが、半ば勝負を避けられたように四球。
 ならばと、5番・城下に託しましたが、投ゴロ、1−4−3のゲッツー!
 相手の思うつぼにはまってしまった感じ...6番・小島も二ゴロで攻撃終了。
6回裏:
 残り時間もあとわずか。ここを早めに切り抜けて最後の攻撃に全てを託そう!
 思いが通じて、全て三ゴロの三者凡退。
7回表:
 せめて同点、あと1点...!
 しかし、7番・松田は三ゴロ。代打・梅野も遊ゴロで2死。
 勝利を確信し、湧き上がる相手ベンチ。
 わがチームは9番・山本にいちるの望みを託す。しかし、三ゴロ。
 ベンチからは「(暴投も)あるある!」と祈るような叫び声。
 しかし、三塁手からは丁寧な送球が一塁手のミットに収まり、「アウト!」。
 そして球審の「集合!」の声。
 ...この瞬間、この子たちの小学生での少年野球公式戦は、永遠に思い出の
 ページに移ることとなりました。
・・・・・・・
とうとう、この日が来てしまったか...という感じでしたが、子供たちの目には
涙はなく、逆に「やるべきはやった」という充実感と、何かの使命から解放された
ような安堵感が漂っているようにも見受けられました。
変な意味ではなく「あぁ、この子たちは卒業したんやな」と受け止めました。
更に上のレベルを目指す子供たちにとっては、あくまでも通過点に過ぎないのかも
知れませんね...
そう考えると、寂しいな...と感じているのは、実は大人だけなのかも?
中学進学後、このチームメンバーが再び揃って野球をすることがあるのかどうか、
先のことは分かりませんが、この仲間で、一つの目標に向かって努力を重ねた
日々が存在したことだけは間違いない事実です。
このキラキラ輝いていた日々をいつまでも忘れないでいてほしい。
この11名が東能勢ファイターズの歴史に名を刻んだ仲間たちであったこと、
これも間違いありません。強かった君たちは、東能勢ファイターズの誇りでした。
本当におつかれさま。
惜しむらくは、森コーチも一緒に終幕に立ち会ってほしかったね。

さて、東能勢ファイターズとして臨む試合は、公式戦はこれで終了しましたが、
春先に沈みかけていたわがチームに温かいご声援を送ってくださった茨木フレンズ
さんから、最後に記念の試合を、と呼びかけてくださっています。
6年生諸君、あともう少しだけ、頑張ってちょうだい!
(コメント:HP管理人)

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