NO.233 2003年7月鑑賞 『MR.DEED』 2002年 米映画 レンタルDVDにて
作品概要 |
監督
脚本
出演 |
感 想 |
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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NO.232 2003年7月鑑賞 『トランスポーター』 2002年 米映画 レンタルDVDにて
作品概要 |
監督 コーリー・ユエン
脚本 ロバート・マーク・ケイメン リュック・ベッソン
出演 ジェイソン・ステェイサム スー・チー マット・シェルツ |
感 想 |
推薦度(編集長) ★★☆☆☆
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NO.231 2003年7月鑑賞 『壬生義士伝』 2002年 松竹映画 137分 レンタルDVDにて
作品概要 |
監督 滝田洋二郎
脚本 中島丈博 原作 浅田次郎
出演 中井貴一 佐藤浩市 三宅裕司 中谷美紀 夏川結衣 村田雄浩 塩見三省 |
感 想 |
浅田次郎の小説の映画化。映画を見る前に小説を読みました。会話形式の小説は私は余り見たことがなかった。
江戸時代末期の京都と南部藩盛岡の話。新撰組の吉村貫一郎は妻子を養うために、南部藩の「教師」から藩を脱藩して京都へ出る。新撰組の「入隊試験」で、腕を買われて剣術指南役となる。斎藤はじめや沖田聡司などが登場する。京都を舞台に吉村は「給金を得て妻子に送る」という現代でいうサラリーマンとして描かれる。しかし、武士道については頑固で、鳥羽伏見の戦いなどでは頑固を貫く。
殺陣などは現代的振りまわりとなっているが、主人公の東北なまりが映画ではどうもうまくいっていないように感じられた。
京都の壬生寺は、壬生狂言で有名ですが、ひっそりとしたたたずまいのお寺として今年の2月に同窓会で訪れたことがあります。
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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NO.230 2003年7月鑑賞 『阿弥陀堂だより』 2002年 邦画 レンタルDVDにて
作品概要 |
監督
脚本 原作 南木佳士
出演 寺尾聡 樋口可南子 北林谷栄 香川京子 井川比呂志 吉岡秀隆 田村高廣 小西麻真奈美 |
感 想 |
最近見た映画の中では出色の作品でした。
長野県のアルプスが見える小高い山の中に「阿弥陀堂」があります。地域の亡くなった人が祭られています。阿弥陀堂の隣りに住み込んで阿弥陀さまの世話をするおばあさん。そのおばあさんの話を聞いて「阿弥陀堂だより」という地域広報に掲載している娘さんは声が出ません。都会で脳の専門医だった妻と小説家の夫が移り住んできます。夫の生まれ故郷です。妻は息がしにくくなる病を抱えて、療養も兼ねての転地です。村では療養所の医者が来たと喜びます。週3回の検診。小説家の夫は村を案内しながら妻に付き添います。阿弥陀堂を訪問した時には、おばあさんが便所のために、身体を悪くしたと聞いて、便所を作る仕事も手伝います。声がでない娘のために、都会の病院で手術に主治医を支援する妻。そのことによって少しづつ自信を取り戻していきます。そして、夫の小説の師匠で、末期がんを宣告されて静かに暮らす老夫婦があります。その最期を村の自然が見届けていきます。
長野県の自然が画面にふんだんに取り入れられていて、村の中を診療所に通う女医さんの姿を遠くから映す画面などは、村に医者を迎えた喜びがわかりました。
北林谷栄さんは91歳です。この映画ではホンモノ以上におばあさん役でした。アカデミーの主演女優賞を獲得したのも頷ける演技です。本人の話では「宇野重吉さんと同期で、長男の聡さんと演技が一緒に出来たことが何よりもうれしい。宇野さんと一緒にいる感じがしていた」と。
こういったゆったりした時間と自然の経過の中で描かれる物語は、見ているものを癒す力があります。
原作の南木佳士さんは長野県の佐久総合病院の医者で、小説家。作品は大分読みました。医者の主人公が病気に冒されていく物語などが印象に残っています。「医学生」「ふいに吹く風」「ダイヤモンドダスト」など。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.229 2003年7月4日鑑賞 『コア』 2003年ギャガ 米映画 134分 ナビオ阪急にて
作品概要 |
監督 ジョン・アミエル
脚本 クーパー・レイン
出演 アーロン・エッカー ヒラリースワンク デルロイ・リンドウ |
感 想 |
映画館で久しぶりに鑑賞しました。映画館へ到着した時間の関係ですぐに見られる映画としてコアと8マイルがありましたが、コアを選択しました。
コアとは核、即ちマグマが詰まっている地球の中心のことです。地球には磁場がありますが、何かの原因でその磁場が消えてします。そこから起こる怪現象。鳥が方向感覚を失って激突したり、心臓のペースメーカーが停止したり。その原因は何か。地球物理学者は、コアが自転を停止しているから、と当てます。そこで、地球に穴を開けて進む船が考案されて、核に向かい、核爆弾を爆発させることで、自転を取り戻そうという計画が立案されます。
アルマゲドンでは、隕石に核爆弾を仕掛けて地球の危機を救いますが、今度は地球の地下へ潜っていきます。いろいろ考えるものです。
地球に潜っていく様子がスコープに映し出される不思議はこの際問題ではないということ。
画面上で楽しめた映画ですが、それだけといえばそれだけでした。危機とその回避策に現実性がないからかも知れません。
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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NO.228 2003年5月18日(日)鑑賞 『スモーク』 1995年日米映画 レンタルビデオにて
作品概要 |
監督 ウエイ・ワン
脚本 ポール・オースター
出演 ハイベイ・カイテル ウイリアム・ハート フォレスト・ウィテカーハル・ベリー ビリー・ボブ・ソーントン |
感 想 |
三人の男(小説家・たばこ屋の主人・自動車修理工場の経営者)と一人の少年の物語。時代は1990年のブルックリン。
映画は5つのエピソードから構成されてました。
〇小説家がクリスマスのために書く記事のネタ用に、たばこ屋の主人が話す「クリスマスの物語」
〇たばこ屋の主人の前に別れた妻が現れ、「子どものために力になってほしい」といわれる話
〇自動車修理工場を営む男のところに少年が現れ雇ってもらうことになるがその理由はという話
〇たばこ屋の主人が14年前から毎日自宅の前の街通りを定刻に写真をとる理由の話とその写真の中に亡くなった妻を見つけて涙する小説家の話
〇小説家が車に惹かれそうになったところを少年に助けられて仲良くなる話
の5つだったと思う.
物語としては、なかなか興味のある展開でした。小説家もたばこ屋の主人もいい。アメリカの下町ブルックリンらしい雰囲気がある。
終わりのモノクロ映像が特に印象的である。この話はうそではないよ、といっているように見えた。
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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NO.227 2003年3月2日(日)鑑賞 『チョコレート』 2002年ポーランド・フランス映画 レンタルビデオにて
作品概要 |
監督 マークフォスター
脚本 ミロ・アディカ
出演 ハル・ベリー ビリー・ボブ・ソーントン 2001年米 ギャガ 113分 R-18指定 |
感 想 |
2002年度のアカデミー賞をとった話題作なので見ようというのが動機でしたが、R-18指定ということを全く知らずに家族で観賞したために、何だこの映画は「SEX」描写がきついといって家族から非難を受けました。
ハル・ベリーはこの作品で昨年の主演女優賞を獲得しました。黒人と白人のハーフとのことですが、一般には黒人女性初の快挙と当時言われました。 映画の作品としては、白人の中にある黒人蔑視の考え方に遭遇する主人公が、夫・息子・を失い、失意のどん底にあり、息子を失った看守の男性と知り合う話。どこまでも暗い内容だ、との評価です。っその男性の黒人蔑視は映画の中では解決されていません。 この種の映画は個人的には苦手です。ちょっと重過ぎて、観ていて気が滅入る。映画は明るく行こう、といいたくなる。 推薦度(編集長) ★★☆☆☆
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NO.226 2003年2月16日(日)鑑賞 『戦場のピアニスト』 2002年ポーランド・フランス映画 大津セブンシネマにて
作品概要 |
監督 ポランスキー
脚本 ロナウド・ハーウッド
出演 エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン |
感 想 |
話題の新作とあって、封切り二日目に長男+夫婦の3名で観賞しました。期待に違わぬ非常に濃い映画でした。監督のポランスキー氏(69歳)自身が、少年時代に両親が強制収容所に送られ、母を亡くすという経験を持っています。その監督の体験が映画全編に色濃く投影しています。「今私が作らなければならないポーランド映画」と言っているような気がします。
データによると、ポーランドには350万人のユダヤ人が住んでいて、首都ワルシャワには人口の3分の1の50万人。その50万人が403haの広さのユダヤ人居住区(ゲットー)に強制移住させられた。そして強制収容所へ送られていった。ドイツがワルシャワを撤退した時ワルシャワに残っていたユダヤ人はたったの20名だったといいます。
その中の1人が映画の主人公となったピアニストのシュピルマン。だから、この映画のタイトルは「ドイツの侵攻で戦場と化したワルシャワで、ナチスの追及を逃れてかろうじて生き延びたユダヤ人1市民の過酷な物語。その人の職業がたまたまピアニストであった」ということです。そのピアニストが廃墟となったワルシャワの町で奏でる独奏、ショパンのバラード第1番ト短調作品23が本当に絶品です。ラストのタイトルバックに流れるショパンのノクターンと鍵盤の画像もいい。
それにしても、侵略者が街を襲って市民を地獄に陥れ、撤退の時には街全体を焼き尽くして廃墟とする。ドイツのどこにそんな権限があるというのか。逆にワルシャワ市民がドイツに一体何をしたというのか、ということです。
この思考はイラクをめぐる緊張にも当てはまります。ドイツをアメリカに置き換えるといい。イラクがアメリカに何をしたというのか。 推薦度(編集長) ★★★★★
コラム動点で取り上げました
話題の映画『戦場のピアニスト』を観ました。見ごたえがある重厚な作品。ポランスキー監督の渾身の一作です。▼実在したポーランドのピアニスト・シュピルマンが主人公。ラジオ放送でピアノを弾く仕事をしています。一九三九年ナチスドイツがポーランドに侵攻、ワルシャワが陥落します。翌年、ワルシャワに住む五十万人のユダヤ人と同様、シュピルマン一家はゲットー(ユダヤ人居住区)へ強制移住させられます。劣悪な住環境、生活費を稼ぐ手段もない。それでも家族一緒に生活できていた。それも長くは続かず、一九四二年には強収容所送りが始まります。一人だけ免れた主人公は、地下組織の助けも借りながら、逃亡生活を余儀なくされます。とにかく生きよう、と▼ポーランド出身のポランスキー監督は、少年時代に両親が強制収容所に送られ、自身もゲットーを脱出して「ユダヤ人狩り」に怯えた経歴を持ちます。ナチス占領下のポーランドの悲劇を知る歴史の証言者として、監督自身の体験が色濃く投影していると感じました。カメラは常に主人公とともにあります。廃墟となったワルシャワに響く「ショパンのバラード第一番」を聴くだけでも鑑賞の値打ちがあります▼推薦の一作品(M) 2003.2.18掲載 |
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NO.225 2003年2月15日(土)鑑賞 『オープン・ユア・アイズ』 1996年スペイン映画 レンタルDVDにて
作品概要 |
監督
脚本
出演 |
感 想 |
東京国際映画祭でグランプリを受賞した作品ということは、観賞後インターネットで知りました。また、トムクルーズの「バニラスカイ」がこの映画から来ている事も予備知識としてはなくて、見ていくうちに、あれ、同じだな、と感じた程度でした。タイトルは「眼をあけなさい」「目覚めなさい」ということです。この映画はどこまでが夢・幻覚でどこまでが現実か、しっかり見ていないと分からなくなってしまいます。その辺のつくりはうまいということでしょう。「バニラスカイ」はその辺がはっきりし過ぎて、凡作になってしまったのかも知れません。分からないところがいい? 推薦度(編集長) ★★☆☆☆
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NO.224 2003年2月10日(月)鑑賞 『レッド・ドラゴン』 2002年ハリウッドUIP映画 大津セブンシネマにて
作品概要 |
監督 ブレット・ラトナー
脚本
出演 アンソニー・ホプキンス エドワーズ・ノートン レイフ・ファインズ 他 125min |
感 想 |
[ストーリー]
「羊たちの沈黙」に至るハンニバル・レクター博士の過去を描く3部作の第1章、の振れ込みで制作された映画。レクター博士の「原点」を描いている。
満月の夜付近に発生した連続一家惨殺事件を捜査するために、レクター博士を逮捕した経歴を持つ元FBI捜査官グレアムが呼ばれる。彼は、謎を解くために、レクター博士と面会して事件のヒントを得ようとする。
レクター博士が過去においてどんな事件を起こして「羊たちの沈黙」に至ったのか、を描きながら、実は一家惨殺事件という凶悪事件の謎を解くためにはレクター博士の協力が必要という、「羊」と同じ設定で物語は進んでいきます。
博士を警戒するための防備が刑務所内としては余りにも過剰で異常な気がしました。それも博士の凶暴ぶりを強調するための道具でしょうが。
犯人が狂人と普通との両面を持つ人であることの描き方が、特に普通の方がどうも弱かった気がします。2面への分裂が特に普通の方に弱い。余りにも普通すぎること。凶暴さの原点が何か。それは留まるところを知らないまでに成長しているはずです。従って彼は決して自己嫌悪にはならなかったと思う。自己否定もないはずです。
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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NO.223 2003年2月2日(日)鑑賞 『アメリ』 2001年フランス映画 レンタルビデオにて
作品概要 |
監督 ジャン・ピエール・ルネ
脚本 ブルーノ・デルブネル
出演 オドレイ・トドウ マシュ・カソビッツ 他 121min |
感 想 |
[ストーリー]
主人公のアメリは学校へ行かずに自宅でお母さんに教育を受けて育った22歳。今はモンマルトルのカフェ「ドウ・ムーラン」で働いている。趣味はサンマルタン運河で水切りすること。ある日、香水瓶の蓋を落として、探すうちに誰かの子供時代の宝物入れを発見する。だれの持ち物か、アメリは興味が湧いて探し始める。そして、ある中年男にそっと返してあげる。感激する彼。アメリは人を幸せにすることが楽しみとなる。人知れず行う悪戯。やがて、内気な青年と出会って、彼女の心はおどる。
話題の映画であることは知らなかったが見ているうちにこれは面白い、と思ってだんだんはまって行った映画です。後から調べると2001年前半のフランスで最も話題となった映画だとのこと。シラク大統領もみた。「アメリ見た?」がフランスの挨拶言葉になったとのこと。空想の世界と他人の人生に人知れず干渉することは好きでも自分の現実との対決は苦手である。出会った青年との現実の接触はどうするのか。なかなか楽しい映画である。挿入されている小話も変化に富んでいて面白い。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.222 2003年2月1日(土)鑑賞 『息子の部屋 THE SONS ROOM』 2001年イタリア映画 レンタルビデオにて
作品概要 |
監督 ナンニ・モレッティ(Nanni moretti)
出演 ナンニ・モレッティ ジャスミン・トリンカ ジュゼッペ・サンフェリーチェ 他 99min ワーナーブラザーズ |
感 想 |
2001年カンヌ映画祭 パルムドール賞受賞
[ストーリー]
精神科医のジョバンニは、妻と娘と息子の4人で暮らしている。息子の学校で化石のアンモナイトが消えて、容疑が息子にかかる。息子は否定するが、見せようとしていた、と証言する同級生が現れて、息子を信じようか、迷う。息子は母親に冗談だったと盗みを告白する。 ある日、ダイバーの遊びで息子は事故死してしまう。突然の悲劇。家族は突然の死を受け入れることができない。そこへ、息子への手紙が届く。夏休みに付き合い始めた彼女からの手紙。息子の知られざる世界が家族に現れる。
精神科医として仕事に励むジョバンニの姿が何回となく繰り返して出てきます。息子を失ったのは、息子と一緒にジョギングする約束だったのに、たまたま患者から呼び出しを受けて行ってしまったからなのだ、と彼は悩みます。家族がそれぞれ息子の死と向き合って生きていかねばならない、重さ、せつなさ、やるせなさ、が画面にあふれています。
監督は主演もしています。異端の巨匠といわれているとか。この映画のテーマはまともです。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.221 2003年1月27日(日)鑑賞 『ノー・マンズ・ランド』 2001年仏・ベルギー・独・スロベニア レンタルビデオにて
作品概要 |
監督 脚本 音楽 ダニス・タノヴィッチ
出演 フランコ・シュリッチ レネ・ヒトラ・ヤツ他 カラー 98min |
感 想 |
2002年アカデミー賞外国語映画賞・2001年カンヌ映画祭脚本賞・2002年ゴールデングローブ賞外国語映画賞など、数々の賞を受賞した「話題作品」です。
[ストーリー]
ノーマンズ・ランドとは、非武装地帯=中間地帯のこと。そこにボスニアの民兵2人とセルビアの新米兵士一人が残されてしまった。ボスニア人は完全な民兵。普段着と古銃。セルビアは軍人で完全装備している。セルビアは旧ユーゴでは国軍だった。両者の故郷が同じであることが話の中で分かっても、民族の憎しみは消えることはない。
舞台劇のように塹壕の中で繰り広げられるドラマ。 地雷はなんとも非人間的でひどい仕打ち。作品が評価されるのは、無駄のないドラマで戦争そのものを告発していることだと思う。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.220 2003年1月27日(日)鑑賞 『アイアムサム』「I AM SAM」 2001年アメリカ公開作品 レンタルビデオにて
作品概要 |
出演 ショーン・ペン、ミシェルファイファ−他 松竹133min |
感 想 |
[ストーリー]
7歳の知能指数しかないとされるサムが、それゆえに自らの娘を養育する権利を取り上げられようとする。娘は父親が良いのだが、児童保護局は里親が良いと主張する。サムはコーヒー店で働いている。娘を取り戻すためにサムが取った行動は?
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたショーン・ペンの演技がすごい。全巻を流れるサムの娘を思う気持ちとビートルズの曲。バックにビートルズの音楽が流れるのがいい。サムの友達はいろいろな人がいて、ビートルズに詳しい人からの知識がサムの口から会話に出てきます。これがいい。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.219 2003年1月17日(金)鑑賞 『海辺の家』「Life as a house」 2001年アメリカ公開作品 レンタルDVDにて
作品概要 |
出演 ケビン・クライン、ヘンデン・クリステンセン、クリスティン・スコット・トーマス他
監督 アーウイン・ウインクラー 脚本 マーク・アンドラス 日本ヘラルド映画 |
感 想 |
[ストーリー]
42歳の建築デザイナーは会社を首になってしまう。すでに妻とは離婚して子供は16歳になっている。そして彼は、身体がガンに冒されていて、余命は4ヶ月しかないと医者に告げられる。そんな彼がいままで住んでいた家を取り壊して新しい自分の家をつくることを決意する。16歳の息子には一緒に住むことも半ば強制して実行する。反発する息子と父との交流。やがて、分かれた元妻もやってくるようになる。 なかなかしんみりとした良い映画でした。4ヶ月間に選択した家をつくることと息子との交流。父親の真意を知る息子と元妻。ラストシーンはとても素晴らしいと思う。段々と痩せていくケビンクラインの好演が見事です。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.218 2003年1月13日(月)鑑賞 『陽はまた昇る』 2002年6月全国東映系ロードショー レンタルDVDにて
作品概要 |
出演 西田敏行、渡辺謙、緒方直人、真野響子、篠原涼子、仲代達矢他
監督 佐々部清 脚本 西岡琢也・佐々部清、 原作 佐藤正明 |
感 想 |
[ストーリー]
日本ビクターが家庭用ビデオの録音形式である「VHS」を世に送り出すテレビ版プロジェクトXの話。
西田敏行扮する主人公が清三部長としてビデオ事業部の就任する。業務用ビデオは返品と修理で「不採算部門」であった。そこで、ひそかに家庭用のビデオの開発が始まる。不採算部門をリストラではなく、新製品の開発で乗り切ろうと決意するところがミソ。現在巷に進行している事態への警告ということか。
それなりに楽しめました。プロジェクトXは、成功の底にあるものを追っています。このビクターでの成功の場合は。映画では製造部長の決断にあると描いているように思えました。このほうが分かりやすいし、ヒーローが必要だからかも知れません。
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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NO.217 2003年1月12日(日)鑑賞 『タイムマシン』 2002年アメリカ映画 「the time machine」 レンタルDVDにて
作品概要 |
出演 ガイ・ビアーズ、サマンサ・マンバ、ジェレミー・アイアンズ 原作 H・Gウエルズ
脚本 ジョン・ローガン 2002年日本公開映画 ワーナーブラザーズ |
感 想 |
[ストーリー]
数学者アレックスは、自ら発明したタイムマシンによって、過去へ遡って愛する恋人を助けようとするが、うまくいくか。そして、80万年後の地球は人間は別人種へと進化を遂げていた。
原作を読んでいないので何ともいえないが、作品として楽しむところまで届かなかったという感じ。未来社会が地中と空中に分かれているところは面白いとは思ったが、そこまで。私流には余りおすすめの映画ではありません。
推薦度(編集長) ★☆☆☆☆
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NO.216 12月23日(月)鑑賞 『スコーピオン・キング』
2002年6月22日公開 上映時間2時間33分
作品概要 |
出演 ザロックケリー、マイケルクラークダンカン、ケリーヒュー
監督 チャックラッセル 脚本 スティーブンソマーズ 2002年米映画
ユニバーサル |
感 想 |
[ストーリー]
5,000年前の古代エジプト。ゴモラの都はメムノンによって支配されている。そこに現れたマサイアスという一人の戦士。預言者の謎の美女カサンドラを誘拐したマサイアスは、メムノンに戦いを挑む。
劇画調の戦いの映画。ゲームに向いているストーリーです。個人的には、こうした映画は楽しいが何にも残らない、ということで評価が低くなります。
推薦度(編集長) ★★☆☆☆
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NO.215 12月23日(月)鑑賞 『マジェスティック』
THE MAJESTIC 2002年6月22日公開 上映時間2時間33分
作品概要 |
出演 ジムキャリー、マーティン・ランドー、ローリーホールディン
監督 フランクダラボン(ショーシャンクの空 グリーンマイル) 脚本 マイケルスローン 2001年米映画
ワーナーブラザーズ |
感 想 |
[ストーリー] 配給:PARAMOUNT
PICTURES
1950年代のアメリカ、ハリウッド。非米活動委員会のが赤狩りを始める。脚本家ピーターは呼び出しを受けるが、交通事故で記憶喪失となり、ある町に着く。そこには館主ハリーの映画館「マジェスティック」があり
行方不明の息子ルークが帰ってきた、と町は元気を取り戻す。
1950年代の映画の復興と人々の心の復興、赤狩りというアメリカの暗部。法律試験に受かった恋人が話すのが正論と思うが、ジムキャリーの映画はその辺の描き方は型にはまっているといえばいえるが、上手です。マジェスティックとは、威風堂々という意味だそうです。
推薦度(編集長) ★★★★☆
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NO.214 12月22日(日)鑑賞 『トータル・フィアーズ』レンタルDVD にて
作品概要 |
出演 ベン・アフレック、モーガンフリーマン、ジェームズクロムウエル、リーブ・シュライバー
監督 フィル・アンデン・ロビンソン 脚本 ポールアタナシオ
製作 メイス・ニューフェルド 原作 トム・クランシー
2002年米映画 |
感 想 |
[ストーリー] 配給:PARAMOUNT
PICTURES
アメリカとロシアが核戦争に突入する緊迫する秒読みの中で物語りが進行する。その緊張感が作品全体の売り。アメリカで広島型の原爆の3分の1程度の原爆が実際に爆発した、ということで、報復の戦争へ。しかし、それがロシアから発したものか、どうかは不明。戦争映画のストーリーは見てのお楽しみといったところです。
観賞している間は、緊張感があって、楽しめました。しかし、それがおかしいのですが、悲惨な結末が待っているはずがない、という安心感がどこかにあって、最後までいくと、そういうことか、で終わってしまうのがこの種の映画の残念なところでしょうか。ベン・アフレックの顔が丸く見えました。いつもはもっと長い?
推薦度(編集長) ★★★☆☆
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