鳥取県 磯&投げ(9/25〜28)
2002年 9月25日(水) : 旧暦 8/19
17:00〜18:30 : 鳥取港 投げ・ルアー
2002年 9月26日(木) : 旧暦 8/20
7:30〜16:30 : 長尾鼻 磯釣り
2002年 9月27日(金) : 旧暦 8/21
10:00〜12:00 : 泊漁港 投げ
13:00〜18:00 : 長尾鼻 磯釣り
2002年 9月28日(土) : 旧暦 8/22
10:00〜12:00 : 夏泊 他数箇所 投げ **釣行記**
釣りをはじめて数年目の1990年8月1日、鳥取県長尾鼻の「波滝」
という地磯で大きなヒラマサをバラしたのです。まだ釣りの知識や技術が
乏しく、磯際に浮かした直後の強烈な引きに、なすすべもなくチヌ針3号
が伸ばされバレました。
今なら「何クソッ!!」と、すぐに再チャレンジするのですが、そのと
きはただ「私が相手できる魚ではない」という気持ちで、思いだけが残っ
た釣りでした。
(元来、大物派ではなく。家族で食べきれる量、もしくは大きさが釣れ
れば納得するタイプなので、悔しくはありましたが熱くはなりません
でした。)
その後、鳥取には何度か足を運んだのですが、休日に行く事が多くキス
やカレイを狙った投げが中心となっていました。
そして今年、使い残りの夏休みを使って平日釣行を計画。狙いは、
12年ぶりのリベンジ「ヒラマサ」です。
夜勤明けの25日11:30に京都を出発。鳥取市内のエサでオキアミ
とアミエビ、虫エサを買う。店内の情報板をみると鳥取港で「カマス」が
釣れているとあり、カマス用のサビキ・ルアーが多数置かれている。
夕マズメの鳥取港で投げ&ルアー。東風が強く悪戦苦闘で、カマス狙い
の人に混じって日没までにチャリコ・フグのみでありました。
当初、夜釣りを考えていたのだがこの風では無理と、食料を買い三朝町
にあるロッジ(職場の保養施設)に向かう。
翌朝、6時に青谷町にある長尾鼻に向かう。長尾鼻は、東西に延々と砂
浜が続く鳥取県のほぼ中央に出ベソのように突き出した磯場で、釣り場と
して開放されています。(駐車料金:釣り500円・観光200円)
駐車場は、平日というのに10台ほどの車が駐車している。ポイントが
あるか気にしながら支度を整え、トイレ脇を降りていく。案の定、足場の
良い「波滝」には釣り人がおり、仕方なく左手の「足掛内場」に入る。
足掛内場寸景
まずはサビキで小アジ釣り(12年前、小アジのノマセにヒラマサが掛
かったので・・・。ところがドッコイ、小アジはサッパリ釣れません。そ
こでサビキはMAMAに任せ、磯竿2号に道糸5号のリールをセット。ハ
リス5号・伊勢尼11号のカゴ仕掛けをセットし、釣り開始。
ちなみに、使った磯竿は12年前にバラした因縁の竿を使用するこだわ
りようです。(リールは別物)
右横の「足掛本場」にも釣り人が入り、フカセ釣りを始める。濁りのあ
る撒き餌からチヌ狙いの様子。しばらくして、その釣り人の竿が満月にし
なり、必死のやり取りのすえタモ入れ。
こちらからは磯影で魚体が見えず、近くで見ていた人が回ってきたので
何が釣れたか聞くと「ヒラマサ」だったとのこと。情報もなく、12年前
の思い出だけで「ヒラマサ」を狙ってる身としては、不安が一気に吹き飛
ぶ情報でした。
MAMA用にも磯竿3号、道糸6号、ハリス5号でアタリの出やすい胴
突き仕掛けを造り、オキアミを餌にウキ釣りで狙ってもらいます。エサト
リのフグ・サンバソウが釣れるなか、こましなチャリコ(20Cm級)が
釣れた程度で、午前の部終了。
午後に入って、右横の人にチヌ(30Cmほど)が釣れたのを羨ましく
見ながら、こちらはキープもなく淡々と時間が過ぎて行くだけ・・・。
3時を回って、それまでアッという間で無くなっていたサシエがときお
り残るようになる。しばらくして、ウキがスポンと入り25Cm程度のカ
スゴ級が釣れ初キープ。
その数投後、ウキが一瞬に消えたかと思うと一気に竿が曲げ込まれ、強
烈な引きが襲う。必死ながらハリス5号という安心感から、多少の余裕を
持って対処する。(この12年で成長したもんだ・・・(~o~))
何度かの突っ込みをリールの逆転であしらい。魚体が水中でギラリ、と
ころがウキが穂先に当たり、それ以上リールが巻けない!!
MAMAにタモを頼み、左の高場に駆け上がり竿を引き起こすと水面に
姿が現れその姿はまぎれもない「ヒラマサ」です。
高場に上がったことで竿の角度に余裕ができたからか、磯際にあるミゾ
に横走りします。ハリス5号とはいえ、磯に当たるとひとたまりもありま
せん。
ヒヤヒヤしてるところに追い討ちをかけるように、タモを魚の尻尾の方
から差し込むのでなかなか掬えません。何度目かのタモ入れで、ようやく
成功。ホッ・・・。
(「MAMAにタモ入れの極意を伝授せねば」と、痛感。
しかし、タモの必要性がない釣果がほとんどやねんけど・・・)
12年ぶりの再会
持っていたメジャーでサイズを測ると55Cm。はじめて釣った魚なの
で当然自己記録魚です。
魚を〆てクーラーに入れ仕掛けを見ると、カゴオモリとウキの間にカラ
ミ防止のため入れてあった楊枝止めのゴム管が、ヒラマサの引きで上にズ
レ、ウキが下がらなくなったものと判明。その引きの強さには、ただ驚く
ばかりです。
その後、小ダイを1匹追加したところで納竿。駐車場に戻り、管理人さ
んに話しを聞くと、他にも数匹ヒラマサが上がったとのこと。
ロッジに戻り夕食。その夜は、もうどうしようもないハイテンションで
釣れた小ダイを肴に「やってて良かった、魚釣りぃ〜」と叫んでは、ビー
ルをグビリ。いやはや「うるさいオッサン」でありました。
(ヒラマサは帰宅後のお楽しみで、冷蔵庫に保管です)

当日の全釣果
クーラーが小さく、ヒラマサの
尻尾が曲ってしまいました。
**9月27日の釣行記につづく**
この釣行記と9/27分をあわせたものが釣りサンデー
2002年11.24号(88ページ)に掲載されました。
|