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クルーズ船から見た
オーストラリア
ニュージーランド
実際のクルーズ日数は2019年2月28日から3月16日まで、の17日間。長いクルーズだ。セレブリティの船、セレブリティ・ソルスティスに乗った。オーストラリア大陸の南端に沿って進み、ニュージーランドに至る。 船は、オーストラリアのパースのすぐそばにあるフリーマントルを出港。翌日は、終日航海→エスペランス→終日航海→終日航海→アデレード→終日航海→メルボルン→終日航海→シドニー→終日航海→終日航海→ミルフォードサウンド等シニック・クルーズ→ダニーデン→終日航海→タウランガ→最終入港地のオークランド というコースで進む。
実は、私達は20年くらい前に、オーストラリア大陸両岸(メルボルンからアデレードまで)をレンタカーで走ったことがある。初めてオーストラリアを旅行したのは
西オーストラリアのワイルドフラワーをたずねてだったが、
ここグレート・オーシャン・ロードを中心とする道路を走ったのは、そのしばらく後、両岸をレンタカーで走った時で、正確に何年という記録がない(いい加減ですね、情けない)ので、20年くらい前としておこう。いずれにしても(記録がないのは残念)ずい分昔のことなので細かいことは覚えていないが、美しい海岸線の続く道路だったことは確かだ。
だが、今回のこのクルーズは海を進むので、終日航海の日などでも、例えばグレート・オーシャン・ロード等が見えるわけではない。ただ…海が見えるだけだ。
だから、素直に言えば、今回のクルーズについては、ホームページにして公開しようという気は私にはなかったのだ。しかし、ニュージーランドの港では驚いた。行ったことのあるダニーデンも、その港を海から見たことはなかったのだが……なんという美しい港だ! そう考えれば、今回のクルーズで廻ったところは、どこもそれぞれに美しかった。やっぱりホームページにしよう、そう思った。
オーストラリア・ニュージーランドの各所は有名なところが多いし、それなりに知られたところも多い。そのうちから、このホームページは私達自身が今回気に入ったところだけを記したものである。観光案内として読めば不足だらけでしょう。あくまで、これはクルーズの記録です。
パースで
パース近郊のキングスパークの広大さには驚くばかり。なんとなく考え事をしたい、というだけでも、行ってみてもいいだろうなあ。
2月28日 乗 船
翌日、船の出港地フリーマントルまで電車で行った。
キャビン(部屋)のランクが上の人々は先にチェックイン。上のランクとは、スイートとかアクアクラスとか。私達は"普通"クラスなので、上のクラスのチェックインが全部終わるまで待合室で待つ。プリンセス・クルーズの船だとこんなことはない。なんとなく、セレブリティには身分制を感じます、ハイ。例えば毎日の夜にあるショーでも、上のクラスの人々のために"良い"席が確保され、そこに入ろうとする私達"普通"クラスの客にはスタッフが通せんぼ。
もともとギリシャ発祥のヨーロッパ中心の船なので、身分制の色彩が濃厚なのだろうが。
エスペランス 3月2日
1日の終日航海を挟んで、今日は寄港地観光で Cape le Grand 国立公園へ向かい、エスペランスへ向かう予定。エスペランスはビーチが美しいのが有名なところだそうだ。
バスで延々と進む。車窓には、オーストラリアの草原が延々と続く。延々と……。人家もない。
エミューがいる。(ダチョーのような鳥。分かるかな?)
写真の中央部には、牛がバラバラと。
何かいると聞かなければ気付かない程、草原は広い。
アデレード Adelaide 3月5日
客船ターミナルの前100mほどの所に、ポツンと鉄道の駅がある。
神戸に次いで駅に近い港といえるが、船が来ない時に旅客はいるのかと思われるさびしい立地である。それでも30分に1本走っている。一応、市内に出て、歩きまわれる。
市内往復(市内交通乗り放題券付き)で10オーストラリアドル。
メルボルン Melbourne 3月7日
メルボルンには前回の旅行で来たことがある、有名な"12使徒"がある。これも船の寄港地観光に参加したが、"12使徒"までバスで往復するだけで6時間かかる。丸々1日観光になる。
海の中にそびえる柱のような岩は石灰岩。1000万年〜2000万年前まで本土と陸続きだったそうだが、崖が波と風に削られて形成された洞窟がアーチ型に変化し、現在では、45mもの高さの柱として残ったという。現在でも年間約2cmの速度で侵食が続いていて、過去数年間の間にいくつもが実際に洗い流されてしまい、今日ではそのうち8つのみが残っているそうだ。
私達が20年くらい前に見た時は、もっと沢山の柱があったかも知れない。
20年くらい前とはっきり違うのは、ここが観光地として整備されていることだ。あの頃は、駐車場だけで、建物など全くなかった。
このクルーズ、やっぱり、来てよかった。
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