eoさんの旅ノート
ここ シドニー以降
    船

    クルーズ船から見た

 

       オーストラリア

        ニュージーランド


 2019年2月25日から3月17日まで、セレブリティの船でのクルーズを楽しんだ。2月25日に日本・関西空港を出発してオーストラリアのパースへ飛び、そこで2泊。
 今回のような個人旅行のクルーズの場合、最初に到着した場所で2泊するのは私達の常である。何故なら、トランク等飛行機に預けたものが、万一、届かなかった場合、当然だが、航空会社の責任で翌日(大抵、夜になる)には届くが、この時、私達が1泊または到着当日にクルーズ船に乗船してしまった場合、翌日に荷物が届いても、船に乗った私達はそれを受け取ることはできない。
 仮にでもこうなれば、私達としては荷物(着替え等ぎっしり入っている)がないことには、クルーズを楽しむどころではない。これまで私達はこんな目に合ったことはないが、しかし、海外旅行となると何事も注意した方が良いに決まっている。
 クルーズが終わっての帰国は、船は朝7時までには最終入港地に入港するので、その午後には、飛行機で日本に帰る。航空会社はシンガポール航空である。

 実際のクルーズ日数は2019年2月28日から3月16日まで、の17日間。長いクルーズだ。セレブリティの船、セレブリティ・ソルスティスに乗った。オーストラリア大陸の南端に沿って進み、ニュージーランドに至る。 船は、オーストラリアのパースのすぐそばにあるフリーマントルを出港。翌日は、終日航海→エスペランス→終日航海→終日航海→アデレード→終日航海→メルボルン→終日航海→シドニー→終日航海→終日航海→ミルフォードサウンド等シニック・クルーズ→ダニーデン→終日航海→タウランガ→最終入港地のオークランド というコースで進む。

 実は、私達は20年くらい前に、オーストラリア大陸両岸(メルボルンからアデレードまで)をレンタカーで走ったことがある。初めてオーストラリアを旅行したのは 西オーストラリアのワイルドフラワーをたずねてだったが、 ここグレート・オーシャン・ロードを中心とする道路を走ったのは、そのしばらく後、両岸をレンタカーで走った時で、正確に何年という記録がない(いい加減ですね、情けない)ので、20年くらい前としておこう。いずれにしても(記録がないのは残念)ずい分昔のことなので細かいことは覚えていないが、美しい海岸線の続く道路だったことは確かだ。
 だが、今回のこのクルーズは海を進むので、終日航海の日などでも、例えばグレート・オーシャン・ロード等が見えるわけではない。ただ…海が見えるだけだ。
 だから、素直に言えば、今回のクルーズについては、ホームページにして公開しようという気は私にはなかったのだ。しかし、ニュージーランドの港では驚いた。行ったことのあるダニーデンも、その港を海から見たことはなかったのだが……なんという美しい港だ! そう考えれば、今回のクルーズで廻ったところは、どこもそれぞれに美しかった。やっぱりホームページにしよう、そう思った。
   オーストラリア・ニュージーランドの各所は有名なところが多いし、それなりに知られたところも多い。そのうちから、このホームページは私達自身が今回気に入ったところだけを記したものである。観光案内として読めば不足だらけでしょう。あくまで、これはクルーズの記録です。

パースで

 パース近郊のキングスパークの広大さには驚くばかり。なんとなく考え事をしたい、というだけでも、行ってみてもいいだろうなあ。

パース
キングスパークから見たパース市

2月28日 乗 船

 翌日、船の出港地フリーマントルまで電車で行った。

 キャビン(部屋)のランクが上の人々は先にチェックイン。上のランクとは、スイートとかアクアクラスとか。私達は"普通"クラスなので、上のクラスのチェックインが全部終わるまで待合室で待つ。プリンセス・クルーズの船だとこんなことはない。なんとなく、セレブリティには身分制を感じます、ハイ。例えば毎日の夜にあるショーでも、上のクラスの人々のために"良い"席が確保され、そこに入ろうとする私達"普通"クラスの客にはスタッフが通せんぼ。
 もともとギリシャ発祥のヨーロッパ中心の船なので、身分制の色彩が濃厚なのだろうが。

エスペランス 3月2日

 1日の終日航海を挟んで、今日は寄港地観光で Cape le Grand 国立公園へ向かい、エスペランスへ向かう予定。エスペランスはビーチが美しいのが有名なところだそうだ。
 バスで延々と進む。車窓には、オーストラリアの草原が延々と続く。延々と……。人家もない。

エスペランスへ

エスペランスへ
 カンガルーがいる。


エスペランスへ

 

 エミューがいる。(ダチョーのような鳥。分かるかな?)
 写真の中央部には、牛がバラバラと。

 何かいると聞かなければ気付かない程、草原は広い。

エスペランス

 エスペランスのビーチ

エスペランス
  さすがに 美しい

  ここエスペランスへは、前にオーストラリアに来た時は来ていない。
  オーストラリアに限らないけれど、世界には美しい海がまだまだ多い。

アデレード Adelaide 3月5日

 客船ターミナルの前100mほどの所に、ポツンと鉄道の駅がある。
 神戸に次いで駅に近い港といえるが、船が来ない時に旅客はいるのかと思われるさびしい立地である。それでも30分に1本走っている。一応、市内に出て、歩きまわれる。
 市内往復(市内交通乗り放題券付き)で10オーストラリアドル。

メルボルン Melbourne 3月7日

 メルボルンには前回の旅行で来たことがある、有名な"12使徒"がある。これも船の寄港地観光に参加したが、"12使徒"までバスで往復するだけで6時間かかる。丸々1日観光になる。

12使徒
 海の中にそびえる柱のような岩は石灰岩。1000万年〜2000万年前まで本土と陸続きだったそうだが、崖が波と風に削られて形成された洞窟がアーチ型に変化し、現在では、45mもの高さの柱として残ったという。現在でも年間約2cmの速度で侵食が続いていて、過去数年間の間にいくつもが実際に洗い流されてしまい、今日ではそのうち8つのみが残っているそうだ。
 私達が20年くらい前に見た時は、もっと沢山の柱があったかも知れない。

 20年くらい前とはっきり違うのは、ここが観光地として整備されていることだ。あの頃は、駐車場だけで、建物など全くなかった。
12使徒

 似たような岩が、少し離れたところにもある。

12使徒
 それにしても、地球って美しいところがまだまだ沢山あるんだなあと思う。

 

 このクルーズ、やっぱり、来てよかった。


eoさんの旅ノート
こ こ シドニー以降