3月9日　シドニー　Sydney

　今日は雨が降ったりもしたが、おおよそ好天気。船を降りて、歩いてみた。想像はしていたが、すごい人並み。フリーマーケット等見て歩いた。
　オペラハウスの向こうに、客船クイーン・エリザベス号が停泊している。

3月9日　ニュージーランドの3っのフィヨルド

　2日間の終日航海を経てニュージーランドに入る。
　今日は、ミルフォード・サウンド、ダウトフル・サウンド、ダスキー・サウンドの3っのフィヨルドを船上から見るという、このクルーズの見所の日。しかし、天候は最悪。空は一面の雲。よりによってこの日の天気が悪いとは。雨が殆ど降っていないだけマシか。だが、霧の中で、山がどのくらい見えるかなあ。

　ニュージーランドのフィヨルドのスライドショーです。天気は悪く、ミルフォードでは少し雨も降ったけれど、後半は雨はおさまった。
　船のデッキに陣取って、朝8時頃から見始め、見終わったのは夕刻だった。

　　　　　　 　　　(写真8枚） 　

3月13日　ダニーデン　Dunedin

寄港地観光でダニーデン市内観光に参加した。 　ニュージーランド5番目に大きな都市。人口13万人強で、地方都市という感じだが、スコットランドの文化を濃く残している。 　坂道が多く、世界一急な坂道がある。坂道の勾配は35度だそうだ。

　5時半頃、船はダニーデン港を出港。
　出港の様子は大抵バルコニーで見ることにしているので、いつものように今日も見ていたのだが、エッ？これは何？これがダニーデン港？　なんと美しい海岸！

　実はダニーデンに来たのも2度目だ。ダニーデンの記憶といえば、坂道が多かったこと。それに、沢山のアホウドリを見たこと。記憶はそれだけ。ダニーデン港の記憶なぞ無い。ずっとレンタカーに乗っていたから当たり前だ。ダニーデン港を船上から見たわけではない。
　風景は一つではない。陸で見る風景も、海から見る風景も同じダニーデンの風景なのだ。それにしても、ダニーデン港がこんなに美しい風景の中にあったとは。

　風景の話ばかりしているけれど、ここで話をちょっと変えて船の中のはなしをしよう。

　船の真ん中が、3層目から14層目（上の甲板）まで吹き抜けになっている。その吹き抜け部分の端にエレベーターがあった。そのエレベーターの壁面が殆どガラスで透明になっており、それが上がり下がりするにあたって、吹き抜け部分等がよく見えた。エレベーターは背中を向き合って4機づつあり、その間の吹き抜け部分には樹木（本物！）が植えてあった。
　私はそのエレベーターに乗るのがなんとなく好きだった．

3月15日　タウランガ　Tauranga

3月16日　オークランド　Auckland

　早朝、オークランドに入港。今日でこの船とはおさらば。

　私達は今日の午後便の航空機で帰国するので、急ぐ必要は無い。オークランド市街に出て、空港バスでオークランド空港に行った。オークランド空港までは40分くらいかかる。市街を通るので、街の様子が少し分かった。
　予想外に沿道には中国料理店が多い。それも中国人向けの店の感じ。メニュー等全部中国語で書いてある様子。「オークランドは中国人に乗っ取られるんじゃないか」とはツレアイの意見。さもありなん、だね。
　バスの内部の案内放送が、英語に続いて中国語。日本では、この次は韓国（朝鮮）語だが、ここオークランドのバスではこの次は韓国（朝鮮）語ではない。私には何語かわからない。少なくとも韓国（朝鮮）語ではない、別の言葉。
　ここニュージーランドでも、移民とは限らないが、外国人が多く住み着き始めているのが分かる。こう考えれば、オーストラリアでもそうだが、ニュージーランドでも広い土地がある。私達が20年くらい前に来た頃は、広い土地といっても、どこにでも羊がいた。人間の数の10倍位はいた。どうしたのだろうか。羊や牛はいるにはいるが、何もいない土地の広さが目立つ。このグローバルな世の中で、広大な空き地が目を引かないだろうか。

　私達はシンガポール航空を利用しているので、シンガポールで乗換えだ。
　乗換えの待ち時間に、シンガポールでテレビを見ていると、臨時ニュースが流れた。ニュージーランドの最大の都市クライストチャーチで大事件発生！　モスクで銃撃事件、50人死亡 !　白人至上主義者が犯人という。景色のいいニュージーランドも、世界の中のニュージーランドだ。この世界、どうなるのだろうか？

オーストラリア・ニュージーランド こ　こ