制作過程と制作の心得 1
正面を決めておきましょう
これは私が思うことですが。作品を人に見せるとき写真で見せたりしますが、そのときは2次元で表現されています。
つまり、一箇所かっこいい正面と思う部分は必要です。写真を撮るときのために必要だと考えていいでしょう。
完成作品の大きさははっきり決めておきましょう
これは大事です、
後で少し大きさを変えるとなれば大変だからです。
実際の完成品の大きさにコピーしてイメージをつかんでおくのも良いことです。
もしくは、そのくらいの大きさのものを目の前においてみるとか、簡単な模型を作ってみるとか・・・
完成品が大きすぎて実物大の型を作れない場合は、そこに自分と同じ大きさの人の絵を書くとイメージがわくでしょう。
スケッチさえあれば人物を例にして言うと腕の位置がこれくらいの高さだとか途中で分かるので後で変更しなくて済むのです。
木彫りなどでは取り返しがつかないことになりますから。
大きなもの、手のこったものでも二度手間となったときは、いやになり、最悪は途中でやめたりするはめになります。
やめてはいけません
失敗だと思っても、とにかく完成に持っていくことです。
たとえば木彫りでポーズが良くなかったとしましょう。
その場合は材料を接着したりパテを盛っても良いです。色を塗ってしまえばいいのです。
生地を見せることは出来ませんが・・・
ここで大事なのは、完成形が見えるか、見えないかなのです。
失敗の理由が分かれば次に同じことをしません。
失敗は成功の元と言いますが本当です。
もし、現物でデザインを変更した場合スケッチを書き直すくらいが良いでしょう。完成の形がはっきり浮かんでいたほうが
先が見えていやにならないです。
そして作品にはバランス(全体のバランス)がありそれを再確認できるからです。
バランスとは
パーツそれぞれがまとまって見えるかです。色もつける場合大事です。
龍を作る場合顔が大きすぎないか、胴体が細くないかなど・・・
岩の大きさは良いかなど・・・
人物ではポーズ、腰のひねれ具合など
何か変だなと思ったらどこかが違うはずです。
離れて見たり、目を細めるのもいいです。
写真にとって見るのもいいです。(客観的に見れます)
鏡に映して見ると利き目の癖が分かったりします。
絵ならトレーシングペーパーに描いて裏側から見るのも良いでしょう。
鏡で見るのと同じことです
これは龍経巻のスケッチです
思いついたときにあまり紙に描いたものです
これが実際に作品になります。
このようなスケッチは捨てずにおいておくと
後で役に立つときがあるのでとっておくと良いでしょう
私は思いついたときに描いたスケッチをたくさん持っています
物作り倶楽部
(倶楽部といっても活動はしていません。
もしも興味があれば対応はします。リクエストがあれば倶楽部になることも・・・)