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制作過程と制作の心得 2

大事なことについて少し語りたいと思います

物づくりは
こつこつと続けること、あきらめないこと、良い悪いの判断が出来るということが大事です

物作り倶楽部

(倶楽部といっても活動はしていません。
もしも興味があれば対応はします。リクエストがあれば倶楽部になることも・・・)

良いか悪いかの判断が出来ないと物づくりは本当の意味で完成はしません
木彫りは難しいと言われますが、粘土細工も難しいです。絵でも難しいです。
木彫りは失敗したら足すことが出来ないからその分は難しいです。
しかし、私に言わすと粘土も木も同じです、
完成形が見えていない(イメージが頭の中で整理されていない)のに作ると失敗します。

良い悪いの判断?何を失敗したのでしょう。例を挙げてみましょう

ある人が人体の作品を作りました、骨格がおかしかったのです、その人は骨格のことまで勉強していなかったので骨の形が造形に現れていなく軟体動物のような形になっていた。 

ある人が仏像を作りました。手を人間そっくりに作りました。しかし仏様の手は細くしなやかに赤ん坊のような肉付きをしていなければなりません。その人は知らずに作ってしまいました

でも、その人は作らないと気がつかなかったでしょうし、気づいたり教えてもらって失敗に気づき
次回の作品はもっと良い物が出来るのです。これの繰り返しなのです。
だからあきらめずに、次に良い作品を作れば、きっと良い作品が出来るでしょう。



1ページ目のスケッチが原型となりました(高さ約6センチ)
しかし少し重心が左に傾いて見えます

この状態からさらにバランスを考え
龍に少し手を加えます
スケッチには台部分に張り出した小足がありますが
やはりあったほうが幅が出来て安定感が出来ると思います
小足をつけることにより豪華に見えたり
台を浮かすことにより台の重量感を減らす効果も期待できます
点で支える足になるため下に置いたときガタツキを抑えることにもなります


あとから足をつけることにします。

これが最後には銀になります,
後日発表します。

このように写真に撮りバランスの再確認をすると良いでしょう

次ページでは中に入る般若心経の版画の制作過程をお見せします

龍にも多くのルールがあります。(うろこの形や枚数だって本当は決まりがあるのですよ)がんばって勉強しましょう。
参考書籍