いわゆる、クランクとは動力を伝えるべき最初の回転部分に当たる(正確にはボトムブラケット BB)
それがなんたることか、大方予想はしていたものの、チェーンリングとクランクセットはすんなり外れたが、いかんせんBBのロックが外れない。硬い、いや、重い空転しない、またしてもゴリゴリである。
仕事柄、ねじを回すのは慣れているがこの重さは、トルクがかかっているというものではなく明らかに中で何かが引っかかっている重さだ。
仕方ないので何度か押したり引いたり、フレーム側の女ネジをつぶさないように慎重に回してゆく。
強引な男が好きって言う女も多いが、あいにく私はねちねちと責めたてるような男なのだ。

そして外れたのがこのBB。



キリコがグリスに絡んでキラキラと輝いています。う、美しい・・・。

要するに、製作段階で、フレームの女ネジを切った後にキリコも飛ばさず工場ラインの隣のオッサン(あるいはオバハン)にほらよっ!ってな感じで渡して、BB担当のオッサンはぐーりぐーりってBBをねじこんだに違いないのだ。
どうせそんなこったろうと思ってたけど。

なので、当然ながら、交換。
清掃して再利用なんて考えません、重いですから。

ちなみにノーマルBB 370グラム → シマノ製68ミリBB(シマノ600 BB6400 BC1.37) 320グラム おおっ50グラムも軽量しました。

ほんで、本日のメイン、チェーンホイール、クランクセットの交換ですがBBさえつけばどうって事ありません、もともとはセットになっていたものですから。





ノーマルチェーンホイール 670グラム → シマノ600 52×42 ダブル 170ミリクランク 460グラム 快挙、210グラムもの軽量

ノーマル左クランク 205グラム → シマノ600 170ミリクランク 220グラム 残念!20グラム増量

クランク周り一式交換で今回の軽量 240グラムに成功。

ちなみにですね。 ノーマルクランク長は152ミリですから、これは伸ばしたほうが圧倒的に漕ぎやすくなるはずです。でもって、ノーマルチェンホイールはド鉄でしたね。プラ製のカバーは捨てがたいのでいずれ再利用用に加工するとして、ですがクランク交換の大きな意義は、48Tから52Tへの変更という原初的な目的からなのです。
つまり、リアのギアを加工せずともトップを若干でも上げるという・・・まあそんな目的だったんですわ。
よく探しもしなかった私がすべて悪いのだが、ボスフリーの(ノーマルは14−28)オーバートップスプロケットというものがすぐに見つからなかったため少しでもとりあえず・・・なんて考えたらこんな大掛かりな事になってしまったのです。あるみたいですね・・・でも、モウ、オソイ!

参考:Simano MF−TZ06 7速 11−34 ボスフリー

すでに私の両足は泥沼に沈みかけていた。

なんと、リアディレラーがそこに転がっているではありませぬか。

ああっ 悪い病気が!→大変です