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食玩改造

 

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名鑑2 キンゴジ改造

 名鑑2のキンゴジ改造です。
 イノウエアーツの富士山麓の決戦を製作してみました。今回の最大の問題点は、食玩サイズのキングコングがない!という事です。で、解決方法は「ないのなら作ってしまえ」の精神でやっちゃいました。
 












 とは言うものの、キンゴジも結構いじっています。
両手を広げ、のけ反り、口を目一杯開けさせなければなりません。
まず、下あごを取り外して、腕・足・尾の付根から切り離します。ご覧のように本当バラバラにします。
 胴体を出来るだけ反らせるために、2mmの真鍮線を差し込むのですが、挿してから反らせるのは難しい為、真っすぐの状態でキリで穴を開け、先に真鍮線をくの字に曲げ、胴体をドライヤーで温めて柔らかくしてから、差し込みました。差し込みは苦労しますが、より確実に状態を反らせ固定できるとおもいます。
 尻尾も向きが全然違うので、付根から4箇所・先端から4箇所に切り込みを入れ真鍮線を軸にして形を作りました。
両腕にも真鍮線を通して広げるように形を固定してやります。
 頭部は胴体を反らしただけでは今ひとつ反り返った印象がもてなかったので、喉に切り込みを入れてさらに上方に向かせます。
 特に左足は、後ろにずらし接続位置を少し変えてやる事により、反ってるように見えるような気がします。
ここまで、文章の中に「反る」と言う言葉がやたらと出てきていますが、今回のポイントはそう言う事なんです。
 粗方のポーズ替えが出来ましたら、エポパテにて隙間を埋めながら、スパチュラーにてモールドを再現していきます
エポパテをだんごの様に入れなければならない箇所には、瞬間接着剤にて本体とエポパテをくっ付けています。
 エポパテ乾燥後、全体にサフ吹きし、塗装を行います。今回の塗料もトールペイント用の水性アクリルカラーです。ブラックグリーンにてベース塗装をし、ホワイトを混ぜてドライブラシをしました。 

 続いて問題のキングコングの製作です。ファンドにて芯を作り、スカルピーを盛り付けて形作っていきます。当然一発焼きなど出来るはずもないので、上半身と下半身に分けて作業を行いました。当初焼き上げてからリューターにて毛の質感を出そうとしましたが、焼き上げ前にスパチュラーにて引っ掛けるようにした方が良いと思い、全体の流れを見ながらモールドを付けました。
 ちなみにコングの後ろに写っているレジンの足は、今回参考にしたイノウエアーツのキットです。(いつか作ろうとは思っているのですが、今の私の技量では当分先になりそうです。)
 











 顔はあくまで雰囲気で仕上げています。(顔が命でしょうが、そこまで拘っていたのでは、私の場合何時になってもしあがりませんので・・・)
 コングの横に並んでいるファンドを巻いている物体は、某雑誌で見かけた「ダダ」のボツ物です。(ここからコングを作る人はスゴイ(@_@) 
 塗装はゴジラと同じ水性アクリル塗料のブラウンに黒や赤を混ぜて行っています。
 ゴジラが振りかざしている木は、鉄道模型用のもので、上の方だけを切り離して使っています。
 ベースの土は、ベースに強力スプレーのりを着けた上から、園芸用の赤玉土を茶漉しでふるいにかけ、作りました。