栽培している果樹の種類

ドキドキファームで栽培している果樹の種類は13種類あります。
品種についてはぶどうは20品種柑橘は23品種なしは5品種ももは3品種かきは7品種、くりは2品種、びわは4品種いちじくは3品種、りんごは3品種、すももは4品種、ブルーベリーは3品種、キウイフルーツは2品種、うめは3品種となり、多くの品種を植えています。この中から味の良いもの、病害虫への強さ、栽培のしやすさなどを見極めたいと思っています。
栽培している果樹の1年間のおおまかな収穫時期は収穫カレンダーを見てください。
栽培品種の特徴などについて順次掲載していく予定です。

1 ももの品種
品種名 特徴 画像
日川白鳳
(ひかわはくほう)
山梨県生まれの早生の主力品種です。白鳳の枝変わりとして発見されました。収穫時期は7月上旬(年により前後します)。果皮は着色しやすく、濃い赤色になります。果実の大きさは200g〜250g、早生種としては大きめで、糖度も高く、食味の良い品種です。

白鳳
(はくほう)

育種されてから86年以上も経ちながら味の良さでいまだに中生の主力品種となっています。収穫時期は7月中旬、肉質もよく味も良いですが、果実が小さめなのが残念なところです。果実の大きさは200〜230gです。
つきあかり 品質不良のため栽培を中止しました
清水白桃 白鳳と同じころに発見された中晩生の品種。収穫時期は7月下旬〜8月上旬、果皮が白い白桃の代表的な品種です。果実の大きさは250g前後、肉質はち密で柔軟,多汁であり,甘味多く食味良好です。ただし、生理落果が多く年によっては収穫量が大幅に減少することがあります。

ページトップへ

2 ぶどうの品種
品種名 特徴 画像
巨 峰  1937年生まれのぶどう主要品種。花振るいしやすく、有核栽培では栽培が難しかったのが、ジベレリン処理による無核栽培によって生産が安定しました。1粒重は12g程度で紫黒色、果粉が多く美しい。やや多汁で糖度高く18度を超え、上品な香りがあり、日本人好みの食味です。8月中旬ごろに収穫可能となります。
ナガノパープル  長野県が力を入れている新しい品種です。巨峰とリザマートというぶどうの交配種で、果皮は黒色で薄く、糖度が高いぶどうです。
ピオーネ

巨峰群中、最高の品質とボリュームを持つ品種、1粒重は巨峰より大きい1420g、外観は光沢のある透明度の高い紫黒色、ただ夜温が高いと赤味が残りやすい欠点を持っています。肉質は巨峰より硬めですが糖度が高く、品質良好。収穫は8月下旬で巨峰よりやや遅くなります。

サマーブラック

紫黒色の3倍体品種。ジベレリン処理により7〜8gの果粒になります。糖度は2021度と高く、着色は夜温の高い地帯でも良好です。肉質は硬くしっかりしており、熟期は8月上旬でデラウェアと巨峰の間に収穫できます。

BKシードレス  大学生まれのめずらしい品種。紫黒色の3倍体で1粒重は最大で20g、糖度は20度で美味しいのが特徴です。9月に収穫できる晩生品種ですが11月ごろまでは樹上にならせておいても高品質が保たれるとされています。
あづましずく

黒色の大粒種、デラウエアと同時期に収穫できる極早生です。ジベレリン処理で1粒重は15gと大粒となり、糖度は16〜17%ながら酸抜けがよいので食味は良好です。

デラウエア  アメリカ原産で日本には明治15年に導入された古い品種です。赤系の小粒種で1粒重は1〜1.5g程度。古くからのぶどうの代表的な品種で、ジベレリンによる種なし処理が最初に実用化された歴史ある品種です。
サニールージュ

 紫赤色の中粒種で1粒重は6g前後となります。8月中旬に収穫でき、果肉は柔らかく、糖度が高いので美味しい種類です。片親がデラウエアの4倍体のため、その改良種といえる品種です。

サマークイーン  新しい品種で紫紅色の大粒種、8月中旬に収穫できます。1粒重は12g前後で、糖度は19度まで上がり、果汁が多く濃厚な食味となります。果頂部に裂果がみられることがあります。
ゴルビー  品質不良のため栽培を中止しました。
紅富士(べにふじ) 去年まで「紫玉」として販売していた品種です。毎年黒くならず、赤い色のままだったので、気になっていましたが、色々な検討の結果、赤色の「紅富士」と断定しました。綺麗な赤色、口の中で溢れる果汁、糖度も高く、香りのよいぶどうです。
クイーンニーナ

鮮紅色の大粒種で1粒重は15g以上になります。糖度は20度を超え、果肉が固めの特性を持ちます。収穫時期はピオーネより3〜5日程度遅くなります。

バイオレットキング  シャインマスカットが父となる最新品種、紅藤色に着色し、1粒重は30g程度にもなる巨大品種。収穫は9月に入ってからになりますが、味が良いので人気があります。
我が道(わがみち)

シャインマスカットが母となる品種で早生の赤系品種。収穫は8月上旬〜中旬、糖度高く果肉はしまり、果汁たっぷりの特徴があります。

ミニ甲斐路

マスカットの香りのある赤系品種。1粒重は10g前後で、糖度は高く、色がきれい。 収穫時期は8月上旬〜中旬です。

シャインマスカット  今一番人気、種が無く、皮ごと食べることができ、甘味の強い、三拍子そろったぶどう。日本人のぶどうの嗜好を一気に変えた品種と言えます。 酸味少なく糖度が高く、マスカットの香りがあるので非常に食味は良好です。お盆過ぎには収穫できます。
ゴールドフィンガー

果実は黄色味を帯びて、指のような特徴ある形をしています。糖度が高いのですが、蜜のような味のするぶどうです。一度食べたら忘れられない味。お盆前には収穫できます。

瀬戸ジャイアンツ

黄緑色でデコボコした形の粒が面白い。果汁は少な目でシャキッとした肉質が特徴です。粒の形がモモに似ているから「桃太郎ぶどう」(商標名)と名付けられています。2022年から販売を再開します。

ハニービーナス

綺麗な緑色をした果粒で、1粒重10g前後になります。糖度は20度以上となり食味が良いです。外観はマスカットのようですが、味は巨峰系の品種。8月上旬には収穫できます。

早生ネオマス

品質不良のため栽培を中止しました。

黄 玉(おうぎょく)

白黄色で1粒重が10g前後の巨峰系の品種です。ジャスミンの香りがするとも言われていますが、糖度は24度前後まで上がり、甘さの際立つ品種です。お盆のころより収穫できます。

グロースクローネ  国の試験場が育成した巨峰系の黒色の最新品種。1粒重が15g以上で黒く着色します。2022年から本格的に販売します。 準備中

ページトップへ

3 いちじくの品種
品種名 特徴 画像
マスイドーフィン

国内で販売されるいちじくの約割がこの品種です。1909年にアメリカから導入されました。熟すと果皮は赤褐色になり、白い果肉の中心が淡い赤になります。果実重は80120gで、月〜10月頃に収穫できます。

バナーネ

フランスから導入された濃厚な味の品種。熟しても表皮は色付かず、緑から茶色になるのが特徴です。日持が悪く、形はやや長いものが多く、軸も長めです。果実重は80g程度で、8月中旬から10月ごろに収穫できます。

ビオレ・ソリエス

果皮の色が黒い品種。果肉は濃い赤色で、甘味が強く濃厚な味。ジャムにすると真っ赤なイチゴジャムのような色に仕上がります。大きさは80g程度でタマネギのような形をしており、9月から11月に収穫できます。


4 柑橘の品種
 品種名 特徴 画像




式森早生  極早生の日南1号と思われる品種の枝変わり。着色が早く、糖度も高め。式森さんのみかん園で発見された。 省略しています
ゆら早生  和歌山県生まれの極早生品種。やや丸い果形をしており、完全着色は10月下旬ごろとなりますが、10月上旬ごろには成熟し美味しくなります。 省略しています
肥のあけぼの
(ひのあけぼの)
 品質不良のため伐採しました。 省略しています
亀井早生

品質不良のため伐採しました。

省略しています
田口早生

和歌山県生まれの早生品種。果形は少し丸みを帯びています。11月上旬ごろには完全着色し、成熟期します。糖度は他の早生品種より1度ほど高く美味しい品種です。

省略しています
小原紅早生

徳島県生まれの早生品種。温州みかんではめずらしい果皮が鮮やかな濃い紅色をしています。糖度が高く食味がいいのが特徴です。収穫時期は11月ごろです。

橋川温州  品質不良のため伐採しました。 省略しています
石地(いしじ)温州

広島県生まれの晩生品種です。浮き皮がほとんど発生せず、糖度の高い品種で成熟期は12月上旬となります。隔年結果が激しく、毎年安定して結実させるのが難しい品種です。

 省略しています








西南のひかり  新しい交配品種です。温州みかんやデコポンの特性を持ち合わせ、皮がむきやすく、オレンジの香りがあり、糖度が高く、,12月中旬には収穫できる品種です。発がん抑制等の機能性が注目されているβ−クリプトキサンチンが多く含まれています。
津之望
(つののぞみ)
 新しい交配品種。「清見」と「アンコール」という品種から生まれ、皮がむきやすく、糖度が高いです。12月下旬には収穫できます。
たまみ  新しい交配品種。「清見」と「ウイルキング」という品種から生まれ、皮がむきやすく、オレンジの香りのある糖度の高い品種です。1月中旬には収穫できます。
麗紅
(れいこう)

 津之望を片親に持つ新しい交配品種。果皮は赤橙色で、果面が滑らかで外観が美しい品種です。皮はむきやすく、糖度も高く、1月中旬には収穫できます。

はるひ
 はっさく、温州みかん、オレンジなどをかけ合わせて生まれた最新品種。果形は球形に近く、果皮は黄色っぽく、果面は滑らかです。皮はややむきにくいですが、果肉は柔軟多汁で糖度も高く、さわやかな風味があります。1月下旬には収穫できます。
はるみ  デコポンの兄弟品種で、デコポンより早く収穫できます。皮はむきやすく、糖度が高く美味しい品種です。1月下旬には収穫できます。
春峰
(しゅんぽう)

 「清見」と「水晶文旦」の交配種。果実は丸く、果皮色が橙黄です。皮が剥きやすく香りがよく、糖度はやや高めで酸味が少ないため食味がいいです。1月下旬には収穫できます。

スイートスプリング

 みかんとはっさくの交配種。皮が厚くむきにくいですが、ジューシーで酸味が非常に少なく、糖度が高めなので食味はいいです。果皮の着色は2月ごろですが、まだ緑色の12月でも酸味が少ないため、美味しく食べられます。グリーンな果皮でも美味しい柑橘です。

ぷちまる  きんかんの交配種。1月初めには完全着色となり、普通のきんかんに比べ種が少ないのが特徴です。果皮の甘味は強く、1月下旬が収穫時期です。
不知火(しらぬひ)  「清見」と「ポンカン」の交配種、手で皮がむけ、糖度が非常に高い。デコポンの商標で販売されているところもある。 準備中
せとか  麗紅と交配親が同じ系統の兄弟品種。麗紅と違って果皮に赤みはなく、果面は非常にきれい。 準備中
あすみ  スイートスプリング、清見、はるみを交配した最新品種。糖度が非常に高いのが特徴 準備中
津之輝
(つのかがやき)
 清見、興津、アンコールを交配した品種。 準備中







新甘夏

甘夏の枝変わりで、果面が滑らかで糖度がやや高いのが特徴です。1月から2月ごろに収穫し、4月ごろまで貯蔵すると美味しくなります。さっぱりした酸味と適度な甘さ、ほろ苦さが美味しいです。

農間紅八朔

 はっさくの枝変わりで果皮に少し赤みがあります。はっさくより糖度が高く、味が良いです。1月ごろに収穫し、2月中ごろまで貯蔵すると美味しくなります。

土佐文旦  ブンタン類は「ザボン」や「ボンタン」とも呼ばれる大きい柑橘です。香りが良く、甘味と酸味のバランスの取れた上品な味わいです。果皮配置黄色で分厚いのでむきにくいですが、皮はマーマレードにも利用できます。12月末には収穫し、2月以降に美味しくなります。
黄金柑
(おうごんかん)
 鹿児島県で古くから栽培されていた品種。果皮が黄色いため黄金柑と呼ばれています。1個80g前後で小さいですが、甘味が強く香りがいいです。4月が食べごろです。



ゆず  酸味が強く果汁を利用する香酸柑橘。香りもよいので料理のアクセントによく利用されます。12月が収穫時期で冬至のユズ風呂にも利用されています。 省略しています
すだち  「ゆず」の仲間の香酸柑橘で徳島県の特産品。酸味とさわやかな香りを持ち、焼き魚やマツタケ料理などに利用されます。収穫は果皮が緑色の8月〜10月ごろです。 省略しています 
レモン
(リスボン)
 ポルトガル原産で、日本で栽培されているレモンの主力品種。黄色く着色するのは12月後半ですが、9月ごろからグリーンレモンとしても利用できます。

ページトップへ

5 びわ品種
品種名 特徴 画像
長崎早生  「茂木」と「本田早生」の交配種。5月中下旬に成熟する早生種で、果実重は40〜50g、果皮は橙黄色でむきやすい。果肉も橙黄色で、肉質がち密で柔軟、多汁です。糖度は12〜13%と高く、他の品種にない香気もあり、食味が優れています。 準備中
茂木  江戸時代末期から栽培されており、、日本で一番多く栽培されている品種です。5月下旬から6月上旬に成熟し、果実重は約40g、果皮は橙黄色でむきやすい。果肉も橙黄色で比較的軟らかく多汁、糖度は1112%で、酸味が少ないため食味が良好です。 準備中
なつたより

「長崎早生」と「福原早生」の交配種。平成21年に品種登録された新しい品種です。6月上旬ごろから収穫できます。果実重は6575g、びわの仲間では大きなほうです。糖度が高く、酸含量が低く、果汁が多いため、食味は良好です。果皮色が橙黄色です。

準備中
田中  古くから栽培されている晩生の品種です。果実重は約70gと大果。果皮は橙黄色で光沢があり、果肉はち密、糖度はやや高く、完熟したものは糖酸のバランスがよく、濃厚な味となります。 準備中

ページトップへ

6 なし品種
品種名 特徴 画像
愛甘水
(あいかんすい)

 愛知県で生まれた赤梨の品種です。果実は大きく平均330g前後です。8月初めには収穫できる早生で、果皮の色は黄褐色で、果肉はやや硬いですが、果汁が多く、糖度は12%前後で、酸味は少ないため、早生種としては食味がよいです。

幸水  国の試験場で育成された赤梨の品種で、日本で一番たくさん栽培されています。果実の大きさは250g〜300g前後で8月中下旬に収穫できます。果皮の色は緑色にうすい茶色が混じるような中間色タイプです。果肉は軟らかく多汁で、糖度は12〜13%と高く、甘味が強く感じられます。
豊水

国の試験場で育成された赤梨の品種で、幸水に次いで栽培面積が多いです。果実は300〜350g程度で幸水より大きく、8月下旬に収穫できる中生です。果肉はやわらかく多汁、糖度は12〜13%と高いですが、適当な酸味がもあり、甘酸調和した味が特徴です。

あきづき  国の試験場で育成された新しい赤梨の品種で、9月中下旬に収穫できます。果実の大きさは500g程度で大きく、果皮の色は黄赤褐色で、果肉はち密で柔らかく、糖度は12%程度で「豊水」と同程度です。酸味は少ないので甘さをより強く感じます。
南水
(なんすい)
 長野県の試験場で育成された赤梨の品種で、9月下旬に収穫できます。果実は360〜380gの赤ナシで,
果皮は黄褐色、果肉は肉質がやや粗いですが、糖度は14%以上となり、非常に甘いのが特徴です。

ページトップへ

7 かき品種
品種名 特徴 画像
早秋
(そうしゅう)

国の試験場育成の極早生の甘柿、9月下旬〜10月上旬に収穫できます。果実は丸みを帯びた扁平な四角形、重さは250〜300g程度とやや大きめ。果皮は赤みがかった橙色で、少しデコボコしています。肉質緻密で、果汁が多く食味は良好です。

甘秋
(かんしゅう)

国の試験場育成の早生の甘柿、10月中旬に収穫できます。果実はやや扁平で丸みを帯び、重さは230g前後のやや小ぶり。果皮は赤みが少ない黄橙色。肉質は緻密で、糖度は高く食味が良好です。

太秋
(たいしゅう)

国の試験場育成の中生の甘柿、10月下旬〜11月上旬に収穫できます。果実は丸みを帯びた扁平な四角形、重さは400g程度。果皮は黄橙色で、果汁が多く、糖度が高いため食味は良好です。また、さくさくとした肉質が大きな特徴ですが、糖度が高くなると「条紋」というリング状の傷が発生しやすくなります。

禅寺丸
(ぜんじまる)

川崎市麻生区原産で1214年に発見されたと言われています。11月上旬に収穫できる不完全甘柿。果肉に茶色いゴマがたくさん入っていると甘くなり、ゴマの入らない部分は渋みが強い。果実は腰高で丸く、やや小ぶり。果肉はやや硬めで、サクッとした歯触りが感じられます。受粉樹として植えています。

富有
(ふゆう)
 岐阜県瑞穂市原産で、日本で一番栽培面積の多い品種。晩生の甘柿で、11月中下旬に収穫できます。果実は丸みのある形で重さは230g〜280gです。果皮はツヤのある橙紅色で完熟すると赤みが強くなります。糖度は15〜16度程度ですが、果汁が多く食味が良好です。
花御所
(はなごしょ)
 古い品種、糖度が非常に高くなり、果汁が多く、ち密なことから、とろけるような味といわれています。12月に収穫する、一番の晩生です。 準備中
富蔵
(とみぞう)
大阪府和泉市原産とされています。中生の渋柿で果形は砲弾型、果皮色は黄橙。アルコールで容易に脱汁でき、肉質はち密で甘みは中程度です。果実の水分は比較的少なめで干柿づくりに適しています。 準備中