ハード:ファミコン
ジャンル:戦略シミュレーション的な側面をほんの少しだけ持ったアクション
クリア所要時間:4時間くらいやったかなぁ
ストーリー:狭い地域に密集して立ち並ぶ12の道場。道場主達の血で血を洗う戦いの火蓋が、今切って落とされた!!
評価
ストーリー性・・・☆
操 作 性・・・・・☆☆
格闘ゲーム度・・・☆☆☆
ヒマ潰れ度・・・・・☆☆☆☆
ツッコミ所・・・・・・☆☆☆☆☆
はじめに、このゲームをクリアしたのは、毒ガスドラマーことびぶらであり。私は横で見ていただけである事をお断りしておく。
名前のとおり、いち道場主となって周りの道場に喧嘩をふっかけて自分の領地を広げていくという「信長」的なアクションゲーム。
道場は
空手
少林寺
太極拳
棒術
剣道
二刀流
手裏剣
棍棒
ヌンチャク
ムチ
居合い抜き
鎖ガマ
の計12流派(だったはず)。これだけの多様な(多様過ぎる気がするが・・・)武術の道場が、決して広くない一地域内に軒を連ねているのだから、そりゃぁ仲違いもしようってもんである。
プレイヤーは最初に、空手、少林寺、太極拳の内から自分の流派を選ぶことになる(びぶらはスタンダードに空手を選択)。しかし、最初に選べる3流派は構えが微妙に異なるくらいでそんなに大きな差は無いと思われる。しょせんはファミコンそんなモノである。
ゲームは自分の道場の前から始まる。道場にはいると「おかえりなさいませ。何をしますか?」と弟子が迎えてくれて、自分の特訓、弟子に稽古を付ける、現在の情報を見る、といった行動がとれる。
しかし、じゃあまず特訓でもするか、と特訓を選ぶと、『まずはながれものをたおしてから』と何故かタメ口で言われて実行できない。じゃあ、いっちょう弟子をもんでやるか・・・と稽古を付けるを選んでも『まずはながれものをたおしてから』とくる。どうやらこの世界では、流れ者を倒さなくては何もできないらしい。その事も驚きだが、弟子が突然タメ口になるのはもっと驚きである。もし破門のコマンドがあれば迷わず選ぶところだ。
現在の情報では、自分を含めた全ての道場主と門下生のステータスを見ることが出来る。他の道場主達は、どいつもこいつもむやみに個性豊かな面々である。男、女、日本人、中国人、坊さん、忍者、でぶ、等々世界観も時代背景もあったもんじゃないメンツが揃っている。が、自分以外の道場主達は結構勝手に潰し合うので、実際に相対するのはこの内の半分くらいである。後は自然淘汰される。
あと、道場では弟子にアドバイスを聞くこともできる。このコマンドを選ぶと、道場主(自分)が弟子に「なにをすればよいのかおしえろ」と、高圧的に弟子に意見を求め、それに対して弟子が「にしをせめましょう」などと、やたらアバウトでおざなりな意見を返す、というほほえましい師弟の会話が交わされる。どうにもギスギスした雰囲気の道場である。
さて、そんな道場を出て外を歩くと、問答無用で流れ者が襲いかかってくる。流れ者には三種類がいて、その名も、裏空手、裏少林寺、裏太極拳。
そう、流れ者はこの三流派しかいない。この事実から、この三流派の道場の門下生の管理のずさんさがうかがえる。しかし、彼らが何故敵意むき出しで襲いかかってくるのか?それは全くの謎である。