流れ者を倒してから道場に戻ると、やっと念願の特訓をする事ができる。こうして自分自身や門下生を鍛え上げて行くわけだが、一回特訓をするとまた流れ者を倒すまで特訓できないわけで、
流れ者を倒す

道場に戻って特訓

流れ者を倒す

道場に戻って特訓

という行動を地道に繰り返さなくてはならない(特訓をせずに流れ者を二人連続で倒したとしても、特訓は一回しかできない)。しかも、一度倒した流れ者は基本的には復活しないので、 おのずと流れ者出現地点と道場の距離は広がっていく。強くなるのは大変なのだ。
 そこそこ強くなってくるといよいよ出陣である。
 敵道場の近くまで行くと(道場の周辺には診療所と民家と武具屋があり、ちょっとした集落になっている)次から次へと門下生が襲いかかってくる。しかし、そいつらをなぎ倒して道場にたどり着いても、またしても門下生との戦いになる。おそらく、外にいたのは「あんなヤツ俺がブッ倒してきますよ!」とか言って道場を飛び出した血気盛んな若手達に違いない。
 さらに、門下生を数人倒すと次は師範代が登場する。師範代といっても、門下生と色が違うだけでそんなに強くは無い。言ってしまえば、「次は道場主が出てきますよ」という目印に過ぎない。
 そして最後に道場主を撃退(他に道場を持っている場合はある程度体力が減ると逃げだす)すると、その道場が自分のモノになるわけである。つい数分前、殺気をみなぎらせて襲いかかってきた門下生達は素直に門下に下り、近くの診療所や武具屋の態度も一変する(診療所など値段が半額になる)この世界は、力が全てなようだ
 道場を制圧した後、武具屋で武具を買うと、その流派が使えるようになる。そう、衣装を変えるだけで剣だろうが棍棒だろうが鎖ガマだろうが自由自在に操り出すのだ。並の技量で出来ることではない。まるでなりきりし(某ゲームに出てくる職業。知らんかな・・・?)である。
 さて、他の流派が使えるとなると、気になるのは「どの流派が一番強いのか?」と言うことだろう。そこで、全12流派のラインナップを見てみると、見るからに強そうな流派があることに気付くだろう。そう、手裏剣である。唯一の飛び道具である手裏剣は、間合いが全てとも言えるこのゲームの戦闘では恐るべき強さを発揮する。実際びぶらが最も苦戦したのは手裏剣の道場主(確かハンゾウだったと思う)だった。
 手裏剣道場を落とした時点で、ゲームの難易度は急落する
 しかし、手裏剣でばったばったと敵を葬り続けるびぶらは、その後さらに強力な流派を発見する。その流派とはムチだ。
 手裏剣には唯一、連射が効かないという欠点があった。かわされて懐に飛び込まれると、ちょっと厄介なのである。しかし、ムチは射程範囲こそ手裏剣に劣るが、連射していれば接近されることはない。結果敵は近づく事も出来ずに連打を浴び、瞬殺されるのだ。まさに無敵革命的な強さである。
 空手→手裏剣→ムチこのようにバージョンアップするのが最強への近道だろう。敵のムチはあまり怖くないので、辛いのは手裏剣を倒すまで。つまり、このゲームの最大の焦点は「徒手空拳でいかに飛び道具に打ち勝つか」これに尽きる。
 そんなこんなで12の道場を全て支配下に置くとゲームクリアである。エンディングでは、何故か12人の道場主達が紹介され、一言ずつ自分をアピールする。 何故いまさら道場主を紹介するのか!?
 最後の最後で大きな謎を我々に与え、このゲームは幕を閉じたのだった。
 


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