それは積み木に似ていた。 気づいた時には、 それらは幾つにも積み上がっていた。 手には木片。 一つ、積み上げる。 誰かが横を通り過ぎようとすると 不安そうに揺れながらも 元の形にはならない。 いつからそうして… いつまでそうするのか 分からない。 それでも、 また 積み上げる。