市古 貞二氏の『ケーベル博士随筆集』と 稲垣 文生氏の『自叙伝』
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テキスト:*市古貞次(明朗)国文学研究資料館長 国文学 「ヶーベル博士随筆集」(岩波文庫※) 『明治時代に来日し、哲学界に寄与した博士の日本観は、われわれに今日でも教えてくれる点が多いと思います。私が読んだのは昭和21,2年ですが、大きな感銘を受けました』 |
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略歴など:甲府市生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒業。 1939年 国文学研究資料館の設立に尽力し、1972年、東大定年退官とともに初代館長に就任。 中世文学研究のほか、『日本文学全史』(学燈社)全6巻の監修、執筆に当たるほか、『日本文学大年表』(桜楓社)の編纂、紫綬褒章受章、文化功労者となる。1976年から 日本学士院会員、2000年、同院長に就任するが、2001年健康上の問題で辞職。1990年、主として『国書総目録』編纂の功績により、国文学研究者として初めての 文化勲章を受章。 全国大学国語国文学会代表理事、日本古典文学会理事長等も歴任した。 |
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テキスト:*稲垣史生(明45)時代考証家 河上 肇「自叙伝」(岩波書店) 『偉大な経済学者であるに拘らず、時局の波をかぶりつつ、人間らしく生きる姿の清烈さに打たれました。“人間と真理,の問題を深く考えさせられます』 |
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略歴など:明治45年5月12日生まれ。「都新聞」(現「東京新聞」)記者,雑誌編集者などをつとめる。昭和37年歴史小説「花の御所」でオール読物新人賞。のち「竜馬がゆく」「樅(もみ)ノ木は残った」などのテレビドラマや映画の時代考証を担当した。平成8年2月27日死去。83歳。富山県出身。早大卒。本名は秀忠。著作に「時代考証事典」など。 (出典:日本人名大辞典, ジャパンナレッジ) |